給与明細&財布の中身を見れば、持ち主の金銭事情が丸わかり! お金のプロが、お金の使い方の傾向や改善点、さらには貯める術をアドバイスします。
今回登場していただいたのは、証券会社の事務を担当している久保愛子さん(仮名/27歳・未婚)。不動産投資で収入UPを狙いたい!という彼女のお財布の中身を、さっそくチェックしていきましょう!
年収と、現在の貯蓄額を教えてください!
「新卒入社で5年目となる現在の年収は400万円。会社から奨励金が出るので、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。入社1年目から会社の財形貯蓄金制度を使い、毎月7万円を貯金しており、貯金額は350万円に」
家計簿を見せてください!
以前は服の衝動買いが多く、お金をあるだけ使い切ってしまい、毎月のやりくりに困っていたという久保さん。携帯代や食費を見直して、ファッションや美容、趣味など好きなことにはお金をかけるときも。財形貯蓄の約7万円をキープすることでコツコツと貯蓄。
お財布の中身を見せてください!
本来浪費家という久保さん。「今月残り1週間、どう生き延びよう」と真剣に悩む状況から脱するべく、現在は財布を2つ持ちし、基本的にはサブ財布の¥4,000前後のお金で生活。
その結果、万札を入れた長財布はほとんど手を付けずに済んでいるそう。「手元にお金が入ってこないこの方法が合っています」。
現在の手取りは少なくても、老後の安心度は高め
彼女の給与明細がこちら。月々の財形貯蓄や不動産投資への興味など、老後資金に対する備えには積極的。
「財形貯蓄をしているのが◎。DC加入者掛金は企業型確定拠出年金で会社が拠出する掛金に加え、本人の上乗せ支払い分。全額所得控除の対象となり、税制優遇を受けながら老後準備が可能です。(花輪先生)」
手取りの1/3どころか、1/2以上も貯めている点は花輪先生も高評価。マンション投資は、売りやすさと貸しやすさをよく考える必要が。
皆さんも家計簿を見直して理想のマネープランを考えてみてくださいね。