月間約600万PV、twitter約36万フォロワー(2アカウント合計)! 日本一恋愛相談を受けている大人気ブロガー DJあおいさんによる恋愛講座。
結婚偏差値60の問題です。
「サレ妻」と掛けまして、「テスト前の受験生」と解きます。さて、その心は一体何でしょうか?
正解は「どちらもふくしゅう(復讐/復習)に余念がないでしょう」。
「サレ妻」というワードをよく見聞きするようになりました。
恥ずかしながらなんのことやらわからないまま「サレンダーに生きている妻(時の流れに身を任せ楽に生きている妻)のことかな?」とほんのり思っていたのですが、前後の文脈からしてサレンダーという意味はどうもおかしい。
じゃあサレ妻って一体なんなの? オシャレ妻改めオサレ妻なの? ちょっとした褒め言葉なの? 「俺の嫁はサレ妻なんだぜ」と夫どもは自慢してるの?と疑問に思っていたところやっと正解に巡り合うことができました。
「夫に不倫された妻」のことを略して「サレ妻」と言うんですね。
危うく言葉の進化のスピードについていけなくなるところでした、ギリギリセーフといった印象です。
さて、私の身の回りにも所謂「サレ妻」がたくさんいます。
彼女たちの話を聞いていつも怪訝に思うことは「そんなに許せないのなら別れればいいのに」という疑問です。
不倫をしてしまった過ちを許して再スタートを切る覚悟があるのならそれも理解できるのですが、彼女たちの話を聞いているとどうも許したわけではなさそう、むしろ呪いにも似た憎悪を感じるんですよ。
どう考えても別れを選んだ方が幸福は近いのに、頑なに別れだけは拒否している、世間体を気にしているわけでもない、親兄弟親戚縁者のメンツを守っているわけでもない、経済的な理由というわけでもない、では一体何のために地獄のような結婚生活に執着しているのか、それは「復讐」なんですよね。
離婚をしてしまったら夫に自由を与えてしまうことになる、自由を与えてしまったら夫が幸福になってしまうかもしれない、こんなにヒドいことをしたのに幸福になるのは許せない、だから絶対に離婚はしない、という復讐心で別れを拒んでいるのです。
もちろんそのためには自分の幸福も放棄しなければならないわけですが「それでもいい」と言うから驚きですよね。
恋と同様に復讐心は人を盲目にさせる作用があるようです。
確かに自分が幸福になるよりも、他人を不幸にさせる方が簡単なのですが、それでも自分の幸福を優先に考えられる理性は持っていたいですね。以上、DJあおいでした。