月間約600万PV、twitter約36万フォロワー(2アカウント合計)! 日本一恋愛相談を受けている大人気ブロガー DJあおいさんによる恋愛講座。
結婚偏差値55の問題です。
◯◯が足りないだけで愛情表現はすれ違う
○○に当てはまる2文字を入れて、正しい文章を完成させてください。
正解は「一言」でした。
恋人となかなか会えないとき、女性は「私はあなたに会えなくて寂しいですよ」と寂しさを伝えることによって愛情表現にする傾向があるのですが、男性は「僕は会えなくても平気だよ」と信頼を伝えることによって愛情表現にする傾向があります。
女性は寂しさに愛情を込めて、男性は信頼に愛情を込めて伝えているわけですが、女性から「会えなくて寂しい」と伝えられた男性はこれを愛情表現として捉えることができなくて、「なんで会いに来てくれないの?」と不満を伝えられたと思ってしまうんです。
女性からしてみればべつに「会いに来てくれ」と要求しているわけではなく、ただ寂しいという気持ちを共有したかっただけ。
お互いの寂しいという気持ちを共有することで愛し合いたかっただけなのに、男性はそれを不満と誤訳してしまうわけですね。
一方男性から「会えなくても平気だよ」と伝えられた女性もこれを愛情表現として捉えることができなくて、「べつにお前がいなくてもいい」と突き放された気分になってしまうんです。
男性からしてみればべつに突き放すつもりなんて毛頭なくて、ただ彼女に余計な心配を掛けたくない一心で「平気」と強がっているだけなんです。
「大丈夫だから安心してね」と伝えたかっただけなのに、女性はそれを「突き放された」と誤訳してしまうわけです。
この例に限らず、どちらも愛情を伝えているのに、愛情表現がすれ違って上手くいかないことがよくあるんですよね。
それはどちらも大事な部分を言葉にしていないから。「寂しい」の後に続く言葉、「平気」の後に続く言葉を割愛して、その空白の部分の翻訳を相手に委ねてしまっているから誤訳が生じてすれ違ってしまうわけです。
「寂しい」で終わりにしないで「あなたも寂しいって言ってくれよ」と最後まで伝え切ること、「平気」で終わりにしないで「だから何も心配しないで、大丈夫だよ」と最後まで伝え切ること。
自分の気持ちを漏れなく最後まで言葉で表現してこその愛情表現。
どんなに愛し合っていても、一言足りないだけで何も伝わらないことがあるんですよ。以上、DJあおいでした。