ものごとの本質を知り、幸せな人生を歩むための連載「オンナの生き方・磨き方」。vol.15となる今回は、恋愛においての今どき女性のあり方がテーマです。
片思い・両思いに関わらず、常に求められるオンナとは?
大好きな彼に好かれるオンナになるために——ダイエットを頑張って美しさを磨くのも、料理を練習して胃袋を掴みにいくのも間違いではありませんが、実はもっと重要な3つの心構えがあるのです。
1. 彼のことを考えるのを今すぐやめる
彼のことが好きなのに、考えるのをやめるだなんて・・・なんだか矛盾しているような気がしますが、四六時中ヒマな女性のことを落としたい男性などいません。
「男は追いかけたい生きもの」という話をどこかで聞いたことがあると思いますが、追いかけたいのは元気に飛び回っている獲物であって、すでに落とせそうな簡単な獲物にはだれも興味がないのです。ましてや恋愛だけで頭がいっぱいなオンナだなんて、たかが知れてしまいます。すでにお付き合いをしている場合にはすぐに飽きられてしまう可能性が高まりますし、片思い中であるならば彼の恋愛対象から外れてしまうことでしょう。
それなのに女友達との約束を変更してでも彼の予定に付き合ったり、呼ばれたらすぐに都合をつけたり、彼に気に入られようとして結果いいなりになってしまっていては「私はもうあなたのもの」「頑張らなくても手に入りますよ」というお手ごろ感をアピールしているようなもの。
あえて高嶺の花を演じる必要はありませんが、今の時代求められるのは操り人形ではなく、精神的にきちんと自立しているオンナ。仕事に、趣味に、どんどん没頭しましょう。それでも彼のことばかり考えてしまうという人はまず、大小関わらず自分の夢や目標、やってみたいことを優先させましょう。
2. 素敵なオンナ・完璧なオンナを目指さない
あなたは彼に好かれようとするあまり、才色兼備な完璧なオンナを目指してはいませんか? これまた矛盾しているように感じるかもしれませんが、その必要は一切ありません。
恋愛は、お互いが不足しているところ、つまり、いびつで偏りがあるところに生まれます。それなのに完璧なふりをしてしまっては、意中の彼どころか、誰も入る余地がなくなってしまうのです。あなたが今、チャラチャラとした上辺だけの付き合いを欲しているなら話は別ですが、本当の恋愛がしたいと思っているならば、完璧な自分である必要はない、という事実を知りましょう。
できないことをできないという。無理をしない。そしてそれをちゃんと可愛く伝える。媚びずに、けれどときにはきちんと甘えられるオンナこそ、 実は最強なのです。
真の愛を手に入れたいと熱望するならば、あなたも心をオープンにして本音で相手と向き合うべし。短所や苦手も含め、自分全開で生きることこそ、常に求められるオンナの絶対条件です。
3. 誰よりも自分のことを優先する
忙しい人と付き合っていたり、片思いだったりした場合。無理をしてでも相手のために尽くしたり、乗り気ではない予定に付き合ってみたり・・・つい自分よりも相手を優先させてしまいますよね。両思い・片思いに限らず恋愛は2人だけのものなので、ときにはそれもいいのですが、基本的に優先すべきはあなた自身。
「でも、それだと彼に愛想をつかされるかも・・・」と心配なあなた。よく考えてみてください。持ち主がちっとも大事にしていないバッグを、他人も大事に扱ってくれると思いますか? 本人が投げ捨てているボロボロの靴を、他人が手袋をはめて運んでくれると思いますか? 答えはNOです。
彼から大事にされたい、価値があるオンナとして見られたいと思うならば、まずは自分が自分をそのように扱うべき。“大切にされている感”は必ず存在感とセットで彼に伝わりますし、自分を優先させているオンナは、彼からも同じように扱われるのです。
彼に大事にされ、一生飽きられないようにするには、相手に媚びるのではなく本音で、素直に、そして精神的に自立することがとっても大事。いつのまにか怪我を負って捕まえやすくなった“手負いの鹿”として彼の前に存在しないように、自身の価値を自覚し、自分の人生にこそ夢中なれるいいオンナを目指しましょう!