仕事がらみで、適齢期男子(およそ27~35歳の独身男性)の話を聞き取る機会が多いのですが、男ってヤツは困りもの・・・的な身勝手要素も多々あれど、女性にとって耳の痛い指摘もいろいろあったりで。
今回は、そんなリサーチのなかで、複数の男性から訴えられた「女性のこういう変貌ぶりに冷めた」的なNGをご紹介。身に覚えのある方、大至急改めましょう。
世にも恐ろしい"慣れ"から起こる不感症
付き合う前まで、そして付き合い始めて間もない時期は、相手から想いを寄せられたことや、好きな相手に想いが通じたことを"奇跡”のように感じて、神様に感謝するような心持ちになっていたことも・・・あったはず。
がしかし、時とともにその感動は消え、感謝の気持ちは薄れていく・・・という現状。そんなあなたの様子を、彼はしっかりと見ています。
男性側から報告された、彼女に対して失望したこととは・・・。
《ケース1》
「付き合い始めて2ヵ月ぐらいの頃、彼女の誕生日に花束を贈ったことがあって。感激した彼女が泣いてしまったんですよ。あれから2年ほど経ちましたが、今年の誕生日にも花を手渡したら、『え!? 花束なの~?』と不満げな表情で言われてしまい・・・。実は指輪も用意していましたが、この日は渡すのをやめてしまいました。
本当は流れによってはプロポーズするのもアリかな・・・と思っていましたが、もう少し冷静に考えようという気持ちになりましたよね」(外資系ホテル勤務・30歳男性)
⇒ 交際期間が長くなることと比例して、相手がしてくれることへの感動値が下がっていくのは致し方ないところかもしれません。でも、それを当たり前と思ってはダメ。まず最初に相手に感謝する気持ちを伝えることは、最低限の大人のマナーともいえるでしょう。何はともあれ、まずは「ありがとう」をお忘れずに。
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《ケース2》
「以前付き合っていた彼女の話ですが。平日の夕方に彼女から“今日はめちゃくちゃ疲れたから、美味しいもの食べて元気になりたい”というメールがきたので、仕事帰りに待ち合わせして食事をしまして。愚痴を聞き、励まし、食事もおごって。疲れているから仕方ないけれど、彼女がずっとテンション低めだったから話も弾まず。それでも、楽しませようとボクばっかりが気を遣って。
で、別れ際に、『ごちそうさま』のひと言もなく、『じゃあね』ぐらいで、一度も振り返ることなく立ち去って行く後ろ姿を見送りながら、この人との結婚はないな、と。
こっちも会う時間をつくるために、いろいろと調整しているわけで。疲れているのはお互い様。自分を中心にしか考えられない人と一緒に暮らすって、誰だって嫌でしょ」(総合商社勤務・33歳男性)
⇒ 今日は私のために時間をつくってくれて、愚痴を聞いてくれて、ご馳走してくれて、気分転換させてくれて・・・と、確かに彼の行為には感謝のしどころ満載。それを当然のようにやらせたり、受け止めたりでは、いい関係は築けません。自分都合で甘えたときは特に、感謝を言葉と態度で示さなくては!
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《ケース3》
「このまま付き合いが続いたら結婚かな、という彼女がいたのですが、こちらから別れを告げました。理由は、いわゆる“価値観の違い”かなぁ。
彼女の職場が、オレの住んでいるマンションのほうが近いということもあり、残業とか飲み会で遅くなったときとか泊まりに来てもいいよ、とは言ってあったんです。最初はもちろん遠慮がちだったし、泊まらせてもらっているという態度だったのに、慣れてくると、ここはオマエの家か?という図々しさが随所に出てきた。
それは些細なことの積み重ねなんですけど、たとえば、冷蔵庫の中のものを飲み食いしても、まったく補充する様子がなかったり。オレが自宅に仕事を持ち帰ってデスクに向かっているときも、『先に寝させてもらうね』的な言葉もなく、オレのベッドでグーグー寝はじまったり。
結婚したらどうなっちゃうんだろう、と恐ろしくなった(笑)。最低限の気遣いができなくなったら、終わりですよ」(会計事務所勤務・29歳男性)
⇒ 付き合っている・・・という関係性に甘えすぎて、人としてのマナーを忘れてしまったケース。彼は家族ではなく、あくまでも他人。礼儀を忘れた行いには、厳しいジャッジがくだされる危険があることを、肝に銘じましょう。
たとえ彼から乞われて始まったお付き合いだったとしても、気遣い、遠慮、謙遜、感謝の気持ち・・・の表現が足りなかったり、無くしてしまったら、本命というポジションから外されてしまうかもしれません。
一緒にいる時間が長くなるにつれ、彼の好意についつい不感症になってしまう気の緩みを、グッと引き締めるべし。
彼を失ってからその“有難み”に気付いても、後の祭り。「ありがとう」「うれしい」は惜しみなく。大げさなぐらいで、ちょうどいいかもしれません。