ものごとの本質を知り、人生をより自由かつセンスよく進めていくための連載「オンナの生き方・磨き方」vol.04は、オンナも惚れる真の女子力についてです。
あなたの女子力、今何点?
料理が上手かったり、いつも部屋がきちんと整理整頓されていたり・・・。「女子力」の定義はさまざまだけれど、それって本当はどういうこと? また、「女子力を上げる」って、いったい何をすればいいの——?
私、乙部アン調べですが、本当の女子力の発揮しどころは、自分からは決して見えないところに秘密があるらしいのです。それでいて、他人からは一番先に目に付くところに、女子力を一気に高めるヒントが隠されています。
「女子力、高~い!」そう言われて嫌な人はいないだろう。今や女子力は“女性らしい細やかなところまで気が利く人”だったり、“誰が見ていなくても丁寧な生活を送っている人”を意味します。
けれど、本当に女子力が高い人から見ると、おしゃれにばっかりに気を使っていても実は部屋が汚い人、男子がいる席でだけサラダを取り分けていそうな人(笑)――つまり、“エセ女子力の高い人”って、ひと目で分かってしまいますよね。
それは、自分から見えないアソコが決め手だって、知っていましたか?
自分からは見えないアソコというのは、たとえば頭頂部。
前回のカラーリングから1ヵ月以上放置して、いわゆるプリンになってはいませんか? 毎朝長い時間をかけて、ばっちりヘアメイクしたつもりでも、自分から見えているのは正面顔とせいぜい三面鏡でチェックできる横顔ぐらい。
エレベーターに乗ったときに天井の鏡に映った自分の頭頂部に焦りを感じて、初めて自分の盲点に気づいたりはしていないでしょうか?
もちろん、正面から見るだけではあなたが万年プリンちゃんかどうかなんて気づく人は少ないでしょう。
けれど、ちょっぴり身長の高い男子からしたら、あなたの頭頂部を見下ろしているのがデフォルト。自分では見えないその部分がきちんとしているかどうかで、周りの人があなたに抱く印象は確実に違うはずなんです。
また、たとえば背中。
いよいよ夏本番というこの時季、「明日海に行かない?」という急なお誘いに、あなたは即座にYESと答えられるでしょうか?
背中のムダ毛や贅肉が気になって、とりあえず予定があるフリをしてしまわないでしょうか。
はたまた、うなじだってそう。
あなたは自分のうなじの形、知っていますか? 髪をアップにしたときにしか現れない、女子の重要な武器のあられもない姿を。
けれど自分から見えていないところは、他人からの指摘か、無断で上げられた友人のSNSなどを通して“ショックを受ける”という形で知るしかないのでしょうか。
答えはもちろんNOです。この記事を読んだことが、あなたにとっての絶好のチャンス。見えないところこそが手間のかけどころだと意識が変わるだけで、日々の生活が変わるに違いないのです。
“努力女子”は身だしなみに注意!
女子力は身だしなみにも表れます。――といっても、可愛くて、いつもキラキラしていて、フォロワーやいいねの数が多くて、という世界とは少し違います。
気をつけたいのは、長時間のデスクワークでくっきりとついてしまったスカートの座りジワや、擦り減ってカツンカツンと不自然な音を立てているヒールの先。
つまり、つい真面目に頑張っちゃう“努力女子”が陥りがちな盲点です。
忙しい毎日の中でいちいちかまってられないところは、自分では直視することがないから、つい後回しになりがちです。
脱がないと見えない靴の中敷の汚れや、親指の先から裂けたストッキングだってそのひとつ。
けれど、ふと目に付くその隠れた部分こそが、他人があなたの女子力を感じ取る重要なパーツ。
現に、トレンドのヒールを履いていても靴をお手入れしていない女子は多いけれど、部屋が超キレイなのにボロボロのヒールを履いている女子はそういない。
けれど、他人からは一瞬の隙に見えてしまっています。
それどころか、本人からは見えにくいアソコこそが、あなたの印象そのものになることだってあるのです。
アラサーになってからとくに気にしたいアソコ
30歳前後のGINGER世代にぜひ気をつけてほしいのが、ズバリ、年齢が出やすいボディパーツ。
たとえば自分の肘、今どんな状態か知っていますか?
鏡を使って、しかも体をひねらないと見えない肘には、年齢と生活感がとてつもなく表れてしまいます。
いつもはスルーされてしまいがちな肘は、乾燥してカサカサになってしまうばかりか、たるんで、後ろ姿を実年齢以上に老けさせてしまう要因。
この機会に鏡を使って、頭頂部からうなじ、背中、そしてリンパがつまりやすい膝の裏をチェックしてみましょう。
今まで放置していた人にとっては少々見たくない現実かもしれないけれど、その「見えないところを見る努力」や「他人からの視線を意識すること」が、自分なりの課題を見つけ、それを解決するいちばんの近道。
女子力の高い・低いではもはや判断されることのない、素敵な女性になる近道なのです。
誰かからチェックされるような視線におびえて、いつも気を抜かずに生きましょう、というわけでは決してありません。
他人の目=客観を利用して、自分の現状をより深く知ることが大切だということです。
それは周りの人の意見でも、鏡でも、写真でもかまわない。常に第三の目を持つことを心がけてみて。
それだけであなたが次に踏み出す第一歩は確実に変わるはず