心に刺さる恋愛指南でGINGERwebでもおなじみの超人気ブロガー DJあおいさんに、取材が実現! 前編では、恋愛ご無沙汰女子たちの「出会いがない」という声に、「恋愛は忘れたころにうまくいく」、だからこそ「頑張りすぎないことが大切」と語っていただきました。後編では、いよいよ、恋愛の始め方についてレクチャー!
まずは気になる人と、お話しすること
――頑張らなくていいといわれると、恋愛ご無沙汰女子たちも、きっと気持ちが楽になってくると思います。
「そうでしょう。『モテよう』とか『恋愛しよう』とか思って努力するのはやめて、それからまずは誰かひとりを好きになってみればいいと思いますよ」
――うーん、でもその「好きになる」っていうところにきっとご無沙汰女子たちはハードルを感じるんですよね・・・。好きな人って、作ろうと思ってできるものなのでしょうか。
「そうですね、周りを見回してみれば、絶対にひとりは好きな人っているはずです。好きな人というか、気になる人、くらいの感覚かな」
――気になる人。じゃあ気になる人を試しに好きになってみろ、ということでしょうか。
「好きになるっていうか、いつもそうだけど、恋愛って後付けが多いんですね。好きになったから付き合うというよりも、ちょっと気になったから付き合ってみる。いつ好きになったかなんて、普通はわからないものなんですよ」
――確かにそういうものかもしれません。でも確信を持てないのに付き合うってどうなんでしょう・・・。
「確信なんか、持てなくて当たり前ですよ~! まあ、付き合う付き合わないの前に、もっとお話をすることじゃないですかね。とにかく、気になった人、興味のある人とまずはお話ししてみる。そしたら“気になる”が“好き”に変わるきっかけが何かしら見つかるものです」
――なんとなくこの人と話してみたいなっていうところから始まってもいいのでしょうか?
「もちろん。話をするだけですから」
――ちなみに、何を話すんですか? そんなことまで教えてもらおうとするからダメなんだと思うんですけど(笑)。
「うーん、何を話すかは人それぞれだけど、話をしていると、落ち着きがあるかとかどういった生活をしているかとか、相手のことがだいたいわかってきますよね。もちろんすべてを見極めることはできないけれども」
――じゃあ話題というより、その会話をするなかで、そういうことを感じ取ることが重要なんですね。
「うん、その人のパーソナリティーって、やっぱり話をしなきゃ全然わかんないですよ。何を観察するかということではなく、感じたものがすべてだと思います」
――なんとなく楽しいなとか、そんなレベルでよいのでしょうか?
「もちろんです。話をするときは自分を手放して、全部相手に預けちゃう。ただ会話を楽しむだけでいい。ああしようこうしようって作戦を立てるというよりは成り行きに任せて」
――ふむ、なんというか・・・もしかして女の子って、とことん考えすぎているのかもしれませんね。
「どういう基準で選ぶかとか、どういう会話をしたらモテるとか、もうそんな知識はすべて1回捨てましょう。そのほうが絶対にいいから。そのほうが、自分自身も気持ちがいいと思いますよ」
自分の価値を、自分で判断するべからず
――頑張りすぎている一方で、ご無沙汰女子たちのなかには自販機でジュースを目の前にして、私なんかが買っちゃいけないって思う人がいるみたいなんです。遠慮してしまうというか、アラサーにもなるとプライドもありますし、軽く付き合ってみるというのも難しくなってきますし。
「面倒くさいなあ・・・愛される自信がないわけですよね」
――もし本当に愛されたときに、期待に答えられるほどの自分じゃないかもしれない、という恐怖もあったり。
「愛されたいと言っているくせに、そういうの要らないんですよ(笑)」
――要らないってわかっていても、そう思っちゃうから仕方がないっていうか。これはいったいどうしたらよいのでしょう。
「別に男性は10捧げたからといって、10返ってくることを期待してなんかいないと思いますよ。10捧げてもらったら、こちらはこちらで別の10を返せば全然かまわない」
――付き合い始めて、がっかりされたくないのかも。
「でもね、そんなのね、男性からしてみればお前が勝手に決めつけるなよって話ですよ。それは俺が決めることだから、っていうのが男性の意見。お前の意見は聞いてない」
――たしかに、自分の価値を自分で勝手に判断しちゃうからだめなんですね。
「そうです。その判断は相手がしてくれているんだから、あなたはあなたで自分より相手のことをよく見てあげないと」
――なるほど。なんだか今日はいろいろと、解きほぐしてもらったように感じます。恋愛って、頭でっかちに考えるものではなくて、感じるがままに動けばいいものなんですね。彼氏を作るなんて、簡単な気がしてきました(笑)。
「そうそう、とにかく恋愛は考えすぎたらダメ、楽しんだ人が勝ち。この本ではいろんな角度からそのことについて解説しているので、ご無沙汰女子の皆さんにもぜひ熟読してほしいですね」
いかがでしたか? 心にすとんと落ちてくる、DJあおいさんの言葉の数々。もっとそのアドバイスを仰ぎたいと思ったときはぜひ、あおいさんの著書を手にとってみてくださいね!
『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』 (幻冬舎文庫)
恋愛も人生も、〝楽しんでいる人〟にはどんなに頑張っても敵わない。愛されようと頑張るより、愛することを楽しむのが恋愛の究極のコツ。「価値観を“合わせる"より“違いを許せる"のが愛すること」「男性が気変わりするのは、女性の〝軽さ〟より〝重さ〟」。男女の違いから恋愛の勘違いと無駄な努力までを、人気ブロガーが愛情を持ってぶった斬る!