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LIVING恋愛・婚活

2017.11.22

「気付いてます? 恋愛と結婚はまったく別モノです」――ロンブー淳×GINGER編集部のガチ婚活相談、始まります!

取材に撮影にと毎日駆け回っているうちに、気が付けば30代。追い詰められたGINGER編集部のエディター3人娘のために、恋愛のエキスパート 田村淳さんが立ち上がる! 1対1のガチ婚活相談、その一部始終をこれから毎月2回ずつ、赤裸々にリポートしていきます。3者3様の悩みに淳さんはどう答えるのか? 果たして3人は幸せを掴むことができるのか? どうぞお楽しみに。 
初回となる今回はイントロダクションとして、昨年に待望の第一子が誕生し、公私ともに充実している”今”だからこそ語れる、淳さんの恋愛観・結婚観についてインタビューさせていただきました。

ロンブー淳

結婚だけが道ではない。ただ自分がどう判断するか

――このたびは編集部員のために、本当にありがとうございます! よろしくお願いします。

「よろしくお願いします」

――それでは早速、お話をうかがっていきたいと思います。まず、そもそもの話になりますが・・・・・・今って結婚しなくてもそれなりに幸せに暮らせる世の中だと思うんです。それでもやっぱり、結婚ってするべきなのでしょうか。

「そんなことないですよ。俺は昔から、結婚なんかしなくてもいいと思っているんです。今でも、フランス婚(事実婚)のような形が認められるのであれば、そっちのほうがいいと思っています。今の奥さんと出会って、そんなこだわりはどうでもいいやって思えたから、日本のシステムに則って結婚したわけですけど・・・・・・ただ人間として生きていくときに、家族という形態を保ちつつやっていくか、それとも個体として集団に属さず生きていくか、それを自分がどうジャッジするかだけだと思うんですよ。俺はどっちもあっていいと思うので、みんなも結婚しなよ!なんて全然思っていないです(笑)。むしろ、結婚しないほうが楽しいことだってたくさんある。結婚したら、また違う楽しみが待っていますけどね」

――”違う楽しみ”とは?

「なんというか、ひとりでいるときには湧き上がってこない、新しい感情を知ることができるというか。例えばひとりでレモンを食べて“すっぱいなあ”って思うのと、奥さんと“すっぱいね”って言い合うのと、娘が初めてレモンを食べるのを“うわ~すっぱいよね~~”って言いながら見守るのって、全部違いますよね。レモンひとつとっても、俺のなかにはこんな感情もあったんだ(笑)って知ることができる。でもひとりならひとりで、珍しいレモンを見つけて“へ~”なんていうのも楽しいと思うんですよ。ただ俺は絶対に子供が欲しかったし、家族っていうものが欲しかったので、結婚したんです」

――なぜ、淳さんは家族が欲しいと思ったのですか?

「うーん、漠然とですけど、ひとりで生きていきたくないというか。死ぬときのことを想像するんです。これだけ人間の寿命が延びていて、80歳まで生きるってなったら、俺は絶対、家族というつながりのある人にそばにいてほしいなって」

「わからない」はダメ。今すぐ思考停止から抜け出すべき

ロンブー淳

――結局は結婚するかしないかは、自分で判断するしかないということですね。でも、そこで自分の本心がわからなくて悩んでいる人も多いと思うのですが。

「そうですね。正解はないので、自問自答を繰り返さないと、答えは絶対に出てきません。今ってみんなすぐに正解を出そうとするけど、俺だって正解と思って結婚なんてしていない。ただ結婚したいっていう気持ちがあるから、結婚した。でもこの先もしかしたら離婚することだってあるかもしれないわけで。人生なんていつだって立て直せるんだから、頭のなかでぐるぐる考えているよりも、まずは今の考えに従って動いてみて、もし失敗したらまた考えるっていうのが一番いいと思います。俺はその都度、そういうジャッジを重ねてきたつもりです」

――でも自分の判断が間違っていたら・・・・・・と思って悶々としている人も少なくないかと。

「たとえば離婚して大変という人もいると思いますが、それは自分がそのときに判断した結果なんだから仕方なくないですか? それよりも、判断しようとしない、つまりもがいてもいないのに幸せになりたいって考えるほうがおこがましい。失敗を繰り返して、もがきつづけない限りは幸せは掴めないと俺は思うんですよ。
逆にいえばそうやってもがいているうちは、修正もできる。動いているからこそ次のジャッジができる。ずっと同じ場所で停滞して、頭だけで考えていることほど無駄なことはないんです。
で、考え続けた結果、それでも結婚したいかどうかわからないんだったら、たぶん結婚したくないものだと判断していいんじゃないですかね(笑)」

――その判断は、勇気が要りそう。頭ではわかっていても・・・・・・。

怖いんでしょ。それは、知らないからですよ。ジャッジをしてこなかったから。一度とりあえず踏み出せば、“ひとりで生きてきていこうって決めたけどやっぱり誰かといたい”とか、新たな思考にたどり着くこともできる。
それ以前に思考停止しているんですよね、みんな。同じ場所に立ってただ頭のなかで考えているだけの状態は、考えていないのと一緒。ひとつめの壁の前で、次の壁やその次の壁のことを考えているような状態。いやいやお前、目の前の壁のことをまず考えろよ!と(笑)。目の前の壁をクリアしてみて初めて、“ここから先の壁は意外と低い”とか“別のルートにしよう”とかって、わかってくる。
当たり前のことですけど、31歳の後悔よりも、35歳の後悔のほうがデカイです。気付いたときにやり始めるしかないんで、今まで思考停止していた人は、早めにジャッジしてほしい! 自分は結婚したいのか? したくないのか?「わからない」はダメ。自分のことなんだから。ただすぐに答えを見つけられないのは当たり前だから、とりあえず今の気持ちで、まずは動けばいいんです」

結婚≠恋愛。本当に結婚したいなら、今すぐ頭を切り替えること

ロンブー淳

――とりあえずのジャッジ、といわれると、どちらかといえば結婚したいという人が多そうです。そう判断したとき、まずは何をすれば?

「これはずっと思っていることなのですが、恋愛と結婚はまったく別モノです。たまたま俺は、奥さんとは恋愛で知り合って、お互いに納得できたので結婚したんですけど。基本は結婚って、恋愛の延長上にはないんですよね。どこかで気持ちを切り替える必要があります」

――その“恋愛”と“結婚”の違いって何なのでしょう。

「恋愛のことを、俺は”魔法”って思ってるんですよ。なんか理由はないけど好き、とか、きちんと言葉にしづらいもの。自分でもコントロールできない感情のなかでコミュニケーションをしているのが恋愛だと思ってて。
で、結婚して家族になるということは、その理由や関係性が全部きちんと頭で理解できている状態。俺とあなたは夫婦になる、なぜならあなたのことをリスペクトしているから、というふうに論理的に説明できる。
だから、恋愛の魔法が解けかけたときに、それでも一緒にいたいって思える人でないと、結婚相手にはふさわしいくないんです。恋愛の勢いのまま結婚しちゃったら、絶対にうまくいかない」

――恋の相手と結婚相手は、必ずしも一致するわけではないということですね。ということは、”婚活”ではいきなり結婚相手を探すというパターンもあってよいのでしょうか。

「そうです。恋愛としての出会いがあったとしても、その恋愛感情をぐぐっと下げないことには、結婚には至れないので。たとえば昔、お見合いというシステムが一般的だったときは、強制的に背中を押されるから結婚できた。でも今は自由恋愛ができるようになった分、自由すぎて選べなくて、自分が恋愛をしたいのかも結婚をしたいのかも判断ができない人が増えているんだと思ってて。そんななかで恋愛の延長上に結婚を見出そうとしていると、ますます結婚にはたどり着きづらくなってしまいます」

――とはいえ、女性たちの多くは、恋をしてその先に結婚があると信じているはず・・・・・・。

「恋愛してその流れで結婚っていう人がもし周りにいたとしても、それはまれなケースだって捉えておいたほうがいいですよ。よく見ていたら、恋愛のまま結婚して長続きしてる夫婦って、あまりいないんです。うまくいっている夫婦は、どこかでちゃんと、恋人から家族に脳みそをシフトチェンジできている。それも口には出さず、暗黙の了解で、です。
もちろん恋愛をして、その気持ちが継続できているときは、別に無理して気持ちを下げる必要はないんですけど、下がるときは絶対に訪れるんで(笑)。そのときうまくいくかいかないかっていうことですね」

――その、いい具合に気持ちが下がるまでの期間って、どれくらいですか? なかには3ヵ月で結婚する人もいれば、何年も付き合っているのになかなか・・・・・・という人もいると思うのですが。

「カップルによっても違うし、相手によって気持ちが長続きする場合もあれば、早めに落ちる場合もある。だから一概には言えないけど、ただ、本当に突き詰めて自分に正直になれていたら、ジャッジは早くできるはずです。
ジャッジをせずに惰性でだらだらと付き合うのはよくない。別れるのってめんどうだし、まあ彼氏 or 彼女がいないよりは・・・・・・っていう、いわゆるマンネリですね。そんな状態でも、恋愛の延長上に結婚を考えている人たちはみんな、プロポーズっていう一大イベントでもう1回気持ちが高まるかもって思っちゃってるんですよ。でも本当は、家族になるって、別に気持ちの高まりではないので(笑)。相手へのリスペクトや、ずっと一緒にいたいっていう気持ちが湧かないなら、何年付き合っても結婚にはたどり着きません。
そして俺は、そんなマンネリを打破するために試行錯誤する時間を費やすんだったら、さっさと新しい人と出会っちゃったほうがいいと考えています」

現実に向き合うことを、恐れてはいけない

――そういわれても、出会えないから困ってるんです!っていうアラサー女子たちの切実な声が聞こえてきそうです(笑)。そこでですが、淳さんが今、婚活イベントを企画していらっしゃる裏側には、どういう思いがあるのでしょう。

「Twitterを始めたとき、恋愛相談をしてきてくれる人がすごく多かったんです。でもみんなかなりネガティブで、そんな考え、自分の頭のなかだけでよく導き出せるなーって感じで。まずは失敗しないと次の対策を練れないんだから、さっさと相手と向き合ってフラれてみたらいいのに。なんでフラれたんだろうって真剣に考えないと、人って次の対策を練らないでしょう。だからみんなに”リアル”を味わってほしくてイベントを始めたんですけど、どうしても傷つくのは怖いみたいだから、マスクをしてもらうことにして。それで”マスクdeお見合い”というイベントが始まりました」

――イベントでは司会もされていて、どうですか、最近の人たちの傾向とかって、見えてきたりしましたか?

まあ消極的(笑)。求めたいっていう気持ちがあるのに、それを、相手に伝えていいのかなっていう、空気の読み方が半端じゃない。好きなんていわれたら困るでしょとか、迷惑ですよねとか。これはもう、ネット社会の神経質さが出ているんですかね。あと”ストーカー”っていう言葉も、みんなを消極的にさせる気がしています。好きだ好きだって追っかけるのって、見方を変えたらストーカー。もちろんみんなストーカーになんてなりたくないから、他人に迷惑をかけない、変な思いはさせないってことを優先しますよね」

――自分の幸せよりも、他人への気遣いが上回るんですね。

「最近月9的な、魔法がかかったような恋愛ドラマが流行らないのは、そういうことだと思うんですよ。空気を読み合った結果、ドラマティックな恋なんて訪れないって、もうみんな悟っちゃってる。GINGER世代は、ちょうど過渡期ぐらいかもしれませんね、キラキラした恋愛をやってきた人たちと、超現実的な人たちとが、ちょうど入り混じっていて」

――ということは、恋愛はできなくなってきているといえそうですが、おっしゃっているように婚活となるとまた別なのでしょうか?

「でもこういう時代だということには、気付いておいたほうがいいですね。これがリアル。このなかで自分はどう行動していきたいのか、考えなきゃいけません。30歳前後の女性っていろいろと悩む時期だと思うんですけど、だからこそ現実にきちんと向き合ってほしい。子供を産める年齢がどうこうとかではなくて、自分の気持ちに向き合わない限りは、本当の幸せは掴めないから。そのためのヒントを、この連載でたくさんお伝えできればと思っています」

次回、いよいよGINGER編集部員がガチ相談!

ロンブー淳

このあと淳さんと対面したのは、3人の「結婚したい」編集部員たち。
①“恋愛は基本フラれて終わりがち”な編集A美(31歳)
②“ミーハーなのに真面目すぎて恋にはオクテ”な編集T子(31歳)
③“もはや出会いに後ろ向き”な編集S季(33歳)

それぞれ何かと極端な3人に、淳さんもあっけにとられたり困ったり。そのやりとりの一部始終を、数回にわけて公開していきます。読み進めるごとに、あなたの婚活脳もビシバシ刺激されるはず。結婚したくて焦っている人も、結婚したいかどうかもわからなくて悶々としている人も・・・・・・毎月第1、第3水曜日の更新を、お見逃しなく!

〈お知らせ〉
11/22(水)jealkb Newシングル「R-S-P」リリース
12/22(金)jealkb Zepp東京にてLIVE開催

PHOTO=内山めぐみ

TEXT=GINGERweb編集部

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