最近人気上昇中のヴィンテージテイストのインテリア。センス良く取り入れている人は、何を意識しているのでしょうか。ライフスタイルプロデューサー WAKOさんのご自宅にお邪魔し、そのこだわりを取材しました!
旅先で買い付けてきた家具たちはひとさじの甘さがアクセント
7年前に建てたこの家には、コロナ前は毎年旅行で訪れていたというアメリカやヨーロッパなどの旅先で出合い、コンテナで送った大掛かりな家具や、近所のリサイクルショップで1万円ほどで手に入れたという「掘り出し物」のテーブルセットが、仲よく並んでいる。

大きなドレッサーは、穴を開けて水栓とボウルを取り付け、配管を隠す扉も付けて洗面台に。取っ手は旅先やネットで買い集めたもの。
「どこの国かとか、アンティークかジャンクかは気にしません。ただあまり重厚なものは苦手。日々使い込まれた雰囲気のものに安心感を覚えますね」と語るWAKOさん。確かにどの家具も年季の入り方がほどよい感じ。

〈左〉ウェディングの演出で使われるキャンドルホルダーで壁を演出。コンクリート製の大きなテーブルもアメリカから搬入! 使い込むうちにずいぶん濃くエイジングしてきた。 〈中〉インドのアンティークの食器棚は最近購入したもので、ダイニングの主役に。 〈右〉雑貨を収納している白いチェストも、取っ手は好みのものに取り替えたそう。
「値頃感は大事だけど、日本に送るのが大変だという理由であきらめず、安いからと安易に買ったりもしない。本当に気に入ったものだけに囲まれています」
テラスの家具や鳥籠、ランプなどは「庭に置いていたら勝手にいい感じに朽ちた(笑)」とのこと。自分でペイントしたり、取っ手を替えたりと、手をかけることもいとわないこだわりが、居心地のいい空間の秘密のよう。
WAKO
ライフスタイルプロデューサー。白金台のセレクトショップ「kokoro」運営を経て、暮らしを幸せにするアイデアを発信。雑貨やキッチンウェアのプロデュース、スタイリング提案、コンサルティングなどを行う。