東京駅から北陸新幹線に乗り、約1時間。降り立った瞬間に澄んだ空気が身体を包み込む、軽井沢へ。地域の魅力をデザインと食で体感できる「ホテルインディゴ軽井沢」のリラクゼーションを味わうステイをご紹介。
体感時間が違う。ゆったりと時が流れる軽井沢へエスケープ

想像してみて。オフィスを出て東京駅に直行したあなたは、北陸新幹線のホームに立っている。シートに座り、スマホでいくつか用事を済ませて目をつぶると、仕事の疲れもあって眠ってしまう。…短い眠りから目を覚まして時計を見ると、出発してまだ1時間ほど。——もう窓の外は、軽井沢だった。
駅前で待っていたホテルの送迎バスに乗り込み、あっという間にホテルに着く。初めての、ホテルインディゴ軽井沢。薄闇の広い空を背景に、温かな灯りをまとって迎えてくれる美しい佇まいを目にする。ついさっきまで、高層ビルに見下ろされながら人混みを縫って足早に歩いていた自分は、すでに別世界にいた。
フロントやラウンジのあるロビー棟でチェックインの手続きを済ませる。涼しさが増す軽井沢の夜。しんとした心地よい静けさが嬉しい。——急がずに、詰め込まずに、のんびりと過ごそう。軽井沢で過ごすスロートラベル。この土地にいることをじっくりと楽しむ時間にしようと、あらためて旅の目的を再確認。

このロビー棟と、レストランのあるダイニング棟、スパやフィットネスセンターそして大浴場があるスパ棟、ゲストルームへは、オープンコリドー(屋根付きの渡り廊下)でつながっている。このちょっとした移動時間がなかなか楽しくて、滞在中も軽井沢の清々しい空気と風を直に感じることができるし、ここを歩くたびに幾度もその開放感に浸る。何度も深呼吸している自分に気付く。
夜は薪火グリルの香りと美味しさを愉しむ

夕食はホテルレストランのオールデイダイニング「KAGARIBI」へ。このダイニングのウリは、薪をくべて調理する薪火イタリアン。強い遠火と高い湿度での調理が叶うため、肉の表面はパリッと香ばしく、中に肉汁を閉じ込めたジューシーな焼き上がりに。もちろん、野菜や魚もスモーキーな香りをまとった極上の仕上がりになる。
せっかくなので、信州のローカル素材と薪火料理がバランスよく構成されたディナーコースに。今回は〈4皿コース〉をセレクト。しっかり食べたい方は、メインで魚と肉の両方を味わえる〈5皿コース〉をどうぞ。アンティパスト(前菜)、プリモ、セコンドとそれぞれに選択肢があり、どれも魅力的な内容。地産の食材が洗練されたイタリアンに仕上げられていて、メニューを眺めているうちからわくわくしてしまう。
※今回いただいたのは8月末までのディナーコース。9月以降も一部内容を変更しながら、同様のコースが提供されるそう。
薪火のチカラで素材がより活かされ、旨味が濃くなった野菜や肉の美味しさを、じっくりと噛みしめる。時間を気にせず、ゆっくりと。昨日の夜、何を食べたんだったっけ?と、すぐに忘れてしまうような食事はつまらない。ずっと記憶に残しておきたいこの美味しい一皿一皿を、心ゆくまで堪能したい。そんな気持ちにさせてくれる、贅沢な時間。
窓の外は静かで、心が鎮まるような美しい暗闇。部屋に戻ったら、矢ケ崎川に面したビューバスにゆっくりと浸かって、早々にベッドに潜り込もう。
客室は別荘で過ごすような心地よさ

朝の目覚めは快適。明るくなった室内を見渡して、あらためてその洒落感にほっこりする。木材とグリーンカラーを基調にしたインテリア、軽井沢のローカルカルチャーを感じさせるウォールアート、遊び心を感じさせるディテールは、温かみがあって居心地がいい。そう、まさに別荘に招かれたような気分。
壁を彩るのは、オーストラリア出⾝で軽井沢在住の⽊版画家テリー・マッケーナ⽒の作品。この土地の⾃然をモチーフにしたオリジナリティあふれるアートワークは、ヴィヴィドな配色、水彩のやさしい色み、⻑野産の漆塗り和紙を用いたコラージュ作品など多彩で、「軽井沢」というテーマで生み出された世界観に魅せられる。

リバービューのこの部屋は、窓の外もザ・軽井沢な絵のような景色。テラスでぼーっとするのもいい。この景色を眺めながら朝のビューバスも惹かれるけど、朝食前にスパ棟の1階にある大浴場へ出発!
心が整う朝の湯浴み

自然光が入る大浴場は朝の明るい日差しが湯面を照らし、開放感がたっぷり。広々とした内湯だけでなく、露天風呂とサウナ、水風呂も! 血行促進や疲労回復効果が期待できる炭酸泉が導入されていて、じんわりと体を温めてくれる。
朝の光を感じながらお湯に浸かる時間は、本当に贅沢。露天風呂では頬に風を感じながら、目を閉じて瞑想タイムに。心も体もふんわりと緩んで、日々の疲れが遠のいていく。
東京からたった1時間でたどり着けるなら、このホテルを別荘のように使いたい。もはや、自分の別荘ということにしよう。そんな妄想が生まれて、瞑想していたはずか口元がほころんでしまう。
朝食のビュッフェは感動領域

朝の「KAGARIBI」は、夜のエモーショナルな雰囲気から一転。高い天井、大きな窓から光が降り注ぐ、明るくて活気のあるムード。それもそのはず、ホテルインディゴ軽井沢といえば…とウワサになるほど評判のビュッフェスタイルの朝食は、料理のバリエーションも美味しさも素晴らしくて、ゲストはプレートを手にサラダバーや料理が並んだカウンター前で大盛り上がり。

サラダバーには、地域の農家から届いた新鮮な高原野菜がズラリ。野菜の味が濃い! 取れ立ての野菜ってこんななんだ!とシャキシャキの食感に驚く。

キッチン前のカウンターには薪火でグリルされた温かい料理も。全種類を味わいたくなる欲望に駆られるので、食べ過ぎに気をつけて(笑)。
その日の朝に焼き上げられたパンも秀逸。そして朝食ビュッフェには、和食という選択肢も用意されているので、さらに目移りしてしまいそう。こんな充実した朝を過ごすことができたら、その日は一日中ハッピーに過ごせそうだ。

愉しみ方は自在。自分にご褒美を与えて
ホテルインディゴ軽井沢のステイをより愉しむための選択肢は多様。その時々の気分で、過ごし方を選んでみて。これをしなくては…ではなく、自分の「したいこと」にフォーカスを。
極上のトリートメントで生き返る
たとえば、大浴場で体をほぐしたあとに、スパ棟の2階にある「ザ・スパ by HARNN」でアロマの香りに包まれながらトリートメントを受けるご褒美タイムはいかが? 編集部のおすすめは、日頃の疲れを一掃できる〈ザ レジャー(ディープティシューマッサージ)〉。筋肉組織の深層部までアプローチするゆっくりとした力強いストローク、的確な圧が気持ちよくて、終わった後は身体が驚くほど軽く、文字どおり生き返った心地になる。
タイ東洋医学と伝統的なメソッドが用いられたトリートメントは、単なるマッサージではなく、HARNNの伝統的な手法による五感を満たす施術。旅のクライマックスにぴったりの特別なイベントになるはず。
ホテルガーデンでアペリティーボ体験


ホテルの中庭「フォレストガーデン」では期間限定で、シャンパーニュメゾン〈ヴーヴ・クリコ〉とのコラボレーションが開催中(~2026年10月31日まで)。メゾンカラーのプロップスでデコレーションされたガーデンで、泡をいただく贅沢時間。
ぜひ味わって欲しいのが、新たに登場した「ヴーヴ・クリコ リッチ オン アイス」「ヴーヴ・クリコ リッチ ロゼ オン アイス」。グラスに入った大きめの氷、そこにシャンパーニュが注がれると…氷の軋む音とともにフルーティーな香りが立ちのぼる。コロンと氷が鳴るグラスを傾けて乾杯。リゾート気分が高まる!

15時からオープンするアペリティーボは、夕暮れ時になるとファイヤーピット(暖炉)の薪に火が付けられてさらにドラマティックなひとときに。
ホテルステイで十分に"軽井沢"を感じることができるけれど、町の散策もぜひ。旧軽井沢銀座通りを歩いて、地産のジャムや野菜の買い物も愉しい。そこここに、日本を代表する避暑地であり、別荘文化が息づく軽井沢の魅力を見つけることができる。
ホテルインディゴは"街の個性を照らし出すライフスタイル・ブティックホテル"を掲げて、その土地のカルチャーやストーリーを伝えてくれる。ホテルインディゴ軽井沢でしか体験できない時間、得られない想い出。この町を身近に感じ、好きという気持ちを高めてくれるホテル。その魔法にかかってしまうから、きっとここにまた訪れることになる。















