カレーと音楽が好きなイラストレーターかざまりささんが、美味しいカレーやスパイスにまつわる情報をお届け。今回は、行列のできる新宿の人気カレー店をご紹介。ぜひとも一度味わってほしい、絶品のカレーです！
Spice Bazaar アチャカナ
2019年4月に西新宿にオープンしたSpice Bazaar アチャカナ。新宿西口駅から徒歩4分という好立地ながらリーズナブルな価格で本格インド料理が味わえます。
店主の新さんは、銀座のインドレストランの老舗「グルガオン」でキャリアをスタート。その後グローバルダイニングで和洋エスニックといったさまざまな料理を経験。新大塚の人気インド料理店「カッチャルバッチャル」の立ち上げに関わったのち、独立しアチャカナをオープンしたのだとか。
名店出身のシェフがオープンした新店が美味しいとSNSでもじわじわと話題になっていて、当の私もTwitterでおすすめのお店という投稿を見て伺いました！
ランチカレーは日替わりで3種。名店やさまざまな国の料理経験を活かした、巧みなスパイス使いで具材を引き立てるカレーが楽しめます。スパイスと具材が調和した絶妙なバランスのカレーは、行列ができるほどの人気店になるのも納得の美味しさです。
入り口の前に店名とメニューが書かれた黒い立て看板があるので、そちらを目印にお店へ。
今回注文したのはこちら！
カレー3種（ランチメニュー）￥1,100
本日のランチカレーは
・海老とイカのコロンブ（辛口）
・チキンキーマとしめじとほうれん草のココナッツ（中辛）
・ジャガイモと茄子とインゲンのサブジ（甘口）
の3種。
ナンかライスを選べます。今回はライスの少なめをオーダー。
カレー、サラダ、アチャールの彩りの豊かさと、立ち上るスパイスの香りに食欲をそそられます。
まずは写真右の「エビとイカのコロンブ」。コロンブは南インドのココナッツ風味の野菜カレー。辛口ながらココナッツのまろやかさでガツンとは来ない、じわじわと来る辛味を楽しめるバランスになっています。エビとイカの旨味とスパイスの風味が合わさった、とっても美味しいカレーです。
次に写真中央の「ジャガイモと茄子とインゲンのサブジ」。サブジはインドの家庭料理で、野菜の蒸し煮、炒め煮のことをいいます。ほっくりとなめらかな食感のジャガイモと炒められたジューシーな茄子が甘辛の味付けと抜群にマッチしています。子どもから大人まで親しみやすい味で、このサブジを参考にして食卓にサブジを取り入れたくなりました。
写真左の「チキンキーマとしめじとほうれん草のココナッツ」は、エビとイカのコロンブと同じくココナッツを使用したカレーながら、また雰囲気が違います。やや粗挽きの鶏肉のキーマと、くたっと柔らかいほうれん草としめじの食感が楽しいカレーです。
鶏肉の旨味と野菜の旨味が合わさるとどこか和食に似た懐かしさを感じますが、スパイスとココナッツで一気にインドの風が吹き、食べたことのない美味しい料理へと変化します。こちらも辛味はそこまで強くなく、食べやすいのが嬉しいです。
アチャールとして添えられた人参と大根の胡麻和えはさっぱりしていて、カレーの間に食べるのにぴったりです。ご飯は長米ですが、ふっくらツヤツヤとしていてカレーによく合います。
どのカレーも1種類のスパイスの風味が突出することなく、絶妙なバランスで調和しているのが素晴らしいです。3種のバランスも楽しめるので、ぜひとも3種のカレーを注文してみてください。強すぎないやさしいスパイス使いのカレーは、インド料理やカレーをあまり食べたことがない方にもおすすめしたいです。
お取り寄せ通販専門サイトにて冷凍カレーの販売もしているそうなので、なかなかお店に足を運ぶのが難しいという方はぜひチェックしてみてください！
Spice Bazaar アチャカナ
東京都新宿区西新宿7-12-23 松沢ビル3F
03-6883-3652
Instagram @acha_kana
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