おうち時間が増えて、料理する機会も再び多くなっている昨今。いつもと違う食材で、新レシピにトライしてみませんか? 料理家 田中美奈子さんの連載「野菜が際立つ簡単ごはん」。今回は、「美味しそう~」と歓声が上がりそうな、芽キャベツを使った主菜をご紹介。
芽キャベツのミートボール
芽キャベツは、キャベツを品種改良した野菜。見た目はキャベツのミニチュア版ですが、味はキャベツよりも濃いめで、独特の苦味と甘味がありますよね。秋の終わりから春先の、比較的寒い時季に出回る野菜です。ビタミンCやK、それからβカロテンも、キャベツより多いのだとか。ほかにもルテインやビタミンUなども含んでいて、小さいのにスゴイ野菜なのです。今回は、一口サイズなのに個性強めな芽キャベツを効果的に使った一品です。
●材料(作りやすい分量)
芽キャベツ 5~6個
A
合い挽き肉 200g
フライドオニオン 10g
パン粉 20g
塩、ブラックペッパー、ナツメグ少々
小麦粉 少々
オリーブオイル 大さじ1
B
ダイスカットトマト缶 1缶
水 100ml
コンソメ顆粒 小さじ1
フライドオニオン 20g
ローリエ 1枚
仕上げ
粉チーズ、パセリ、ブラックペッパー 適量
●作り方[所要時間25分]
1. Aの材料をボウルにいれて粘り気が出るまで練り、芽キャベツの数に分ける。
2. 芽キャベツに小麦粉を振り、1を平たくして全体を包む。全体に薄く小麦粉をつける。芽キャベツに小麦粉を振ることで、挽き肉がつきやすくなります。
3. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、2の表面を焼く。
4. Bを小鍋に入れ3を入れて弱火で15分ほど煮込み、芽キャベツに竹串がスッと通ったら、お皿に盛り、仕上げをトッピングする。ミートボールに薄くつけておいた小麦粉が、短時間の調理でもソースにほどよいとろみをプラスします。
出来上がり!
芽キャベツを仕込んだミートボールは、食事のメインになるほど食べ応え十分。トマトソースとの相性も抜群です。パンにも白米にも合うので、ぜひ定番レシピに加えてください。
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