寒さが増して、アツアツの料理を食べたくなる時季。鍋もいいけれど、ふぅーふぅーしながら食べるグラタンはいかがでしょう? 料理家 田中美奈子さんの連載「野菜が際立つ簡単ごはん」。今回は、旬の長芋を使ったグラタン。クセになる美味しさです。
長芋のグラタン
秋掘りの長芋の食べごろは12月から1月。たんぱく質、体内の水分バランスを整えるカリウム、ジアスターゼ(デンプンの分解酵素)、ねばねばの元となる食物繊維、ナイアシンなどが主な栄養素といわれています。
今回ご紹介するのは、具に角切り長芋を、そしてすり下ろした長芋をホワイトソース代わり使ったグラタン。長芋の美味しさを存分に活かしたレシピです。
●材料(2人前)
長芋 150g
木綿豆腐 150g
エリンギ 70g
小エビ 30g
卵 1個
白だし 大さじ1と1/2
とろけるチーズ 30g
ブラックペッパー 適量
●作り方[所要時間15分]
1. 木綿豆腐をキッチンペーパー2枚で包んで耐熱皿にのせ、電子レンジに入れて500wで1分半かけて水をきる。
長芋は半分すり下ろし、半分は5mm幅にスライスし、エリンギは薄切りにしておく。
2. フライパンに分量外(オリーブオイル大さじ1、塩少々)とスライスした長芋、エリンギ、小エビを炒める。
3. 1の豆腐を潰し、すり下ろした長芋、卵、白だしを入れて混ぜ合わせる。
4. 耐熱皿に2を入れ、3を上からかけ、とろけるチーズをのせてオーブントースターで10分ほど、焼き色がつくまで焼く。
出来上がり!
ねばねば&とろ~とした長芋ソースとチーズのハーモニーが絶妙。そして豆腐も使ったこのソースは、とてもヘルシー。具に入れた長芋のシャキっとした歯応えも楽しめます。合わせる具材は、お好みのきのこ類や魚介に変えてアレンジしても◎。自分好みの味を見つけてください。
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