今どき女子の新常識になるかも!?婦人科形成って何?

突然ですが、あなたは「婦人科形成」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

婦人科形成とはその名のとおり、女性の大切な性器の部分を整形外科手術で整えることをいいます。

馴染みのない方は、一瞬「えっ!!!アソコを手術で整える?」とびっくりするかもしれませんが、実は近年この婦人科形成の手術を受ける女性は少なくないそうです。


では、婦人科形成といっても実際どんなことをするのか? また、どんな女性たちが婦人科形成手術を受けているのか、大阪美容クリニックの南真実子先生にお話を伺いながら、具体的にご紹介していきたいと思います。

婦人科形成ってどんなことをするの?

まず、婦人科形成と聞いてもどこをどう手術するのかピン!とこない方が多いはず。婦人科形成と一口でいっても、手術する部位や手術方法にいくつか種類があります。

そのなかでも代表的な2つをご紹介します。

1. 小陰唇の縮小

膣のビラビラの部分を小陰唇といいます。

実は、性器の形にも個人差があり、密かに悩んでいる女性も多いのだとか。特にこちらの小陰唇が大きいことでショーツに擦れて痛かったり、左右の大きさが違ったり、男性と性交渉する際に恥ずかしさを感じてしまったり・・・といった理由から縮小するための手術をされる女性が多くいらっしゃいます。(なかには男性に指摘されて初めて自分の小陰唇の大きさを知り悩んでいる女性もいるそうです)

まだまだ生理の話題もタブー視されがちな世の中ですが、性器の悩みとなるとますます誰にも相談できず、一人悩んでいる女性も多いであろうと想像します。

小陰唇の悩みの症状については下記を参考にしてください。

・自転車に乗ったときに股に違和感がある
・下着やデニムに擦れて痛い
・垢が溜まりやすいので臭う
・軽く足を開いたときに目立つ
・大きくて黒くなっている
・左右差がある(尿が飛び散る)


2. 膣の縮小

こちらは、性器の中の部分、膣の緩みの悩みになります。

膣の緩みに関しては、多くが男性からの指摘で気づかれる方が多い部分です。特に40代以降の女性に多く、徐々に膣が緩んできてしまい、性交渉の際のお悩みだけではなく尿もれや子宮脱(内臓が膣から出てきてしまうこと)の原因にもなり得ます。

よって、膣を縮小し締まりの良い膣に手術をされる女性が多いのです。

膣の悩みの症状については下記を参考にしてください。

・お湯漏れ、尿もれ
・おりものが多い
・性交痛
・パートナーに指摘される(パートナーのために)

どんな女性が手術をするの?

これらの婦人科形成手術、初めて聞いた方も多いかと思うので、なんだか自分とは無縁に感じてしまったり、性風俗産業などで働かれている女性が受けるというイメージを持つ人が多いそうなのですが、実はそんなことはありません。

実際にクリニックでは、学生や会社員、主婦の方々からの相談が圧倒的に多いそうです。

当然理由はさまざまで、交際している男性のためにという女性もいれば、小陰唇が大きいことで生活に支障を感じて相談に訪れる女性もいるそう。

婦人科形成手術は恥ずかしいものでも、珍しいものでもなく、女性が美容院で髪の毛の手入れをしたり、脱毛サロンでムダ毛を処理したりする感覚で、今後ますます当たり前になっていくのではと感じました。

手術の流れや注意点

手術は日帰り手術が可能で、内容によっては1時間半ほどで終了します。

全身麻酔または局所麻酔での手術になり、術後の痛みは3日程度で引いていきます。(痛み止め処方)

術後の仕事復帰は、できれば1日は休むことが理想ですが、なかには翌日から仕事する人もいます。

【その他の注意点】
・術後のセックス→1週間後からOK(術式によっては4週間後からOK)
・抜糸が必要な場合もある→1~2週間後
・シャワーはOK、お風呂は4週間くらいは避けた方がいい(プールや温泉も同様)
・自転車に乗るのは4週間くらい避ける
・当日、出血が多い場合はガードルで圧迫(1日中、当日中は必ず着用)
・リスクの一つに血腫・傷ができる場合がある(一定の割合で起こるが自然に吸収される)
・傷がうまくくっついていない(感染症や、気になって触ってしまう場合に起こる)
・シャワーを使い石鹸で洗うのはOK(洗わないと不潔になって感染しやすい)

以上が、手術にかかる時間や術後の注意点になります。

費用はどれくらいかかるの?

婦人科形成に関しては、基本は保険適用外のため、どこをどれくらい切除するかなどによって費用にも大きく幅があるようです。

部位や大きさによっては数十万かかる場合もあります。
身近になりつつあるとはいっても、人によっては費用面が大きなハードルになりそう。

とはいえ、誰にも相談できず一人悩み続けるつらさや苦しみを考えると、相談できる場、そして解決できる場があると知るだけでも、悩んでいる女性にとっては大きな希望の光となるのでは?

女性にとって性器は恥かしい部位ではなく、慈しみ大切にすべき部分です。お肌のケアと同じように、日々見たり、触れたりしながらきちんとケアしていきましょう。

そして、少しでもお悩みがある場合は、専門のクリニックに相談しましょう!
誰にも相談できない悩みは、精神的にも自信の低下につながります。今後は婦人科形成手術という方法が、女性が自分らしく自信をもって、より快適に生きていくための一つの手段になっていくといいですね。


●教えて頂いたのは・・・
南 真実子(みなみまみこ)先生
大阪美容クリニック(https://osaka-bc.com)理事長

祖父や父が産婦人科医であったことから、自身も大阪医科大学医学部卒業後、初期研修を経て大阪医科大学産婦人科教室に入局。主に、腹腔鏡手術、不妊治療、周産期治療などに従事し、産婦人科専門医を取得。検診業務にも従事し、マンモグラフィー読影認定医を取得。
女性がいつまでも健康で美しく輝いていられるよう、さらなる高みを目指して、美容医療、アンチエイジング医療を行う。大手美容クリニックで活躍後、2017年大阪美容クリニックを開院。婦人科・美容皮膚科を通じて、女性をトータルにサポートできるよう診療を行っている。

西村留美 / 女性ホルモン専門家
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西村留美 / 女性ホルモン専門家
14年間セラピストとして、人の身体や心をケアする仕事に従事。20代の頃から原因不明の不快症状(イライラや不安、無気 力など)に悩まされ、人生が思うようにいかないもどかしさを感じ、鬱なのかも?と思い、精神科を受診したことも。 後にそれらがPMSだったことを知り、生活習慣改善に取り組み克服したことを機に、同じ悩みを抱えている女性が他にもたくさんいるはずだ! と女性ホルモンについて徹底的に勉強し、女性ホルモン専門家となる。 現在は、女性が社会で自分らしく生きていくためには、女性ホルモンとうまく付き合っていくことは必須のスキルだという強い想いのもと、カウンセリングやセミナーを通して、世の中の女性たちに女性ホルモンが心身に与える影響や生理の大切さを積極的に伝える活動を多方面でしている。
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