【@脳内パリ・ミラノ】家にいながら、オンラインでアレコレ楽しむ!

変わりゆく世の中を見続けているジョバンナ洋子ママが、日常で起こったさまざまな事件をお届けする連載「ジョバンナ洋子の今日もどこかでパトロール」。第5回の今月はなかなか心も自粛ムードが解けなくて身動きできずにいる、一東京都民の初秋の心模様をお届け。

そろそろ心も動き出したいと言ってます

ボンジョルノ。皆さん、ご機嫌いかが? 暑さ寒さも彼岸までと昔から言うけれど、いきなり肌寒いくらいな感じですっかり秋に突入ね。自主性に任せた行動制限がここまで長いとね、活力も沸かないわね。そうでなくても令和に入って、コンプライアンス問題とかで間違っていることさえ指摘しにくくなっているし、お叱りなんてもってのほかでしょ。例えがお下品だけど、もうね、去勢されたオスって感じよ。だからね、私もキャラが崩壊気味。10月に入ったら、いろいろなGO TO制度もスタートするし、感染は広がらず、少しは動いていい感じになるといいけれど・・・。

誰でも、どこでもフロントロウでショーを楽しむ時代へ

ファッション業界もね、まだテレワークを併用している感じね。私も今の時期は例年コレクション取材で海外出張してるんだけど、さすがに今年はおとなしくしているわ。代わりに各国が来年の春夏コレクションをライブ配信しているから、家にいながらオンラインで情報収集しているのよ。これまでは業界人でも入手困難なシートを苦労して獲得して、現地に行けば行ったで「どうやったら間に合うんでしょ??」みたいな1時間刻みで入っているスケジュールを、朝から夜までこなすっていう過酷なスケジュールだったから、こういうのもまた新鮮ね。

いわゆるランウェイのリアルショーを配信しているものもあれば、ショートムービーみたいなものもあるの。だからトレンドをチェックするというよりは、プレゼンテーションのアイデアを楽しんでいる感じ。今のところ断然可愛かったのは、ミラコレの「モスキーノ」。操り人形がモデルなの。こういう発想の転換は夢があるわ。ミラノ、パリは夕方から夜中12時くらいまでで、わりと見やすい時間帯よ。誰でもがセレブさながらにフロントロウで鑑賞できるなんて、またとない贅沢な体験じゃない? パリが10月6日まででシャネルやルイ・ヴィトンもあるわよ。朝日新聞がブロードキャスティングパートナーになっていて特設サイトhttps://www.asahi.com/special/fashion/pfw2021ss/?iref=pc_extlink もできているから、ぜひ皆さんも楽しんでほしいわ。

オンラインでヴァーチャル旅を体験してみた!

フィレンツェにあるグッチのミュージアム「グッチ ガーデン」もバーチャルツアー(https://virtualtourguccigarden.gucci.com/#/en/)できるから、それも堪能したのよ。ガーデンだからBGMは鳥のさえずりなのよ。ときどき幸運の青い鳥も飛んでくるの。ロマンティックでしょ。やってみると、家でリラックスして楽しむのも悪くないと思ったわ。

それで今日はね、オンライン旅にもトライするの。辻仁成さんご案内のヴェルサイユ宮殿の貸切ツアーよ。しかも無料ってこともあって1万人近いエントリーらしいわ。気分を盛り上げるために赤ワインとチーズを用意しつつ、じゃがいものグラタン・ドフィノワーズを焼き上がりを待っているの。膝に乗ってるのはね、友達が不在の間預かっているジオくんよ。

さあ、始まるわ。実はヴェルサイユには行ったことがないから、オンラインでもやっぱり初めてのところに足を踏み入れるのはワクワクするわね。宮殿ガイドの流暢な日本語を話すフランス女性と2人で案内してくださっているわ。意外にリアル旅だと予定を詰め込み過ぎて、一ヵ所を深くは鑑賞できないから逆に勉強できていいかも。鏡の間で行われたルイ14世による絢爛豪華なパーティーはさぞ華やかだったでしょうね。1時間があっという間で充実した旅だったわ。

切り替えが大切。制限のなかで見つける楽しみ

とにかく今は、海外旅に行けないって嘆いていても始まらないから、新しい楽しみ方を積極的に取り入れましょ。こういう風に苦境が訪れたとき、どう対応するか、それは自分自身の人生にも置き換えられるの。長く生きていると、どうしてもいいときも悪いときもあるから。ポジティブに生きるにはできるだけ一日一日精一杯やり切ること。そう心掛けることで後悔や未練を少なくすれば、気持ちを切り替えやすくなるはずよ。今はみんな少し重たい気持ちだと思うけど、生きていれば必ず小さくても幸せに感じることがあるはずだから。じゃ、また来月ね!

●おすすめのワイン
バローネ・リカーゾリ コッレディラ キアンティ クラッシコ グラン セレツィオーネ

今月はヨーロッパの由緒正しい歴史にちなんで、イタリアでもっとも古いワイナリー、バローネ・リカーゾリの赤ワインを紹介します。現オーナーの祖先はブローリオ城を所有する貴族でイタリア共和国の第二代首相のベッティーノ・リカゾーリ。イタリアの赤ワインとして有名なキアンティの産みの親でもあります。これはその1000年の歴史を誇るリカーゾリ家が生み出した、サンジョヴェーゼを使った赤ワイン。名称にある「グラン セレツィオーネ」とは、キアンティ クラシッコの頂点に立つDOCGの格付けです。


よく重合したタンニンがあり、エレガント。チェリー、ブラックチェリー、マラスカ、スミレ、ミントアニス、シナモンなどの風味の濃縮感、酸味、上品さが見事なバランスで表現されています。すっきりとして上品かつ繊細な味わいで、余韻が長く、特別な日に開けたい一本です。

Barone Ricasoli Colledila Chianti Classico DOCG Gran Selezione
トスカーナ州
サンジョヴェーゼ100%
750ml ¥7,500(参考小売価格)
*11月より¥8,600に価格改定

お問い合わせ先
フードライナー
TEL:078-858-2043

文/ジョバンナ洋子
イラスト/ユリコフ・カワヒロ

ジョバンナ洋子
ナビゲーター
ジョバンナ洋子
移ろいゆく世の中を見守る、元お叱りバー(架空)のママ。本業はファッションエディター。 GINGER Webでの連載も3年目に突入しリニューアル。各地で遭遇する日常の事件をきっかけに感じる新しい価値観を、ユニークに伝えていく。
このナビゲーターの記事を見る