GENGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale
This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

GINGERサポーターCLUB & EVENT PR

2021.08.30

低用量ピル処方はオンラインが便利?産婦人科医に聞いてみた!

女性が自分の体を大切にし、主体的にコントロールしていくために、役に立つのが低用量ピル。GINGER WELLNESS LABOでは、より便利な“オンライン診療”による低用量ピル処方について考えるため、産婦人科医の三輪綾子先生をお招きして座談会を実施しました。

WELLNESS LABO座談会

〈左から〉三輪綾子先生、LABOメンバーの高橋りかさん、塩谷祥加さん、松村美那子さん、秦望さん、飯田磨弥さん

生理は抑えられるだけ抑えたほうがいい!?

●低用量ピルとは?
女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が含まれた薬剤のことで、継続的に服用することで避妊や月経痛の改善、経血量を抑えるといった効果があるほか、卵巣がんや子宮体がん、大腸がんのリスクを減らすこともわかっています。

三輪綾子先生(以下、先生) 皆さんは全員、低用量ピルを服用された経験があるんですね! 服用に際して悩みや困っていることはありますか?

塩谷祥加さん(以下、塩谷) 私はPMS改善のためにここ2、3年ほど飲み続けています。悩みはやっぱり服薬管理。毎日決まった時間に服用しようとしているのですが、やっぱりときどき忘れてしまって。

松村美那子さん(以下、松村) 私はもうかれこれ7年くらい、安定して飲み続けています。強いて言うなら「いつまで飲み続けるんだろう」という不安はありますね。あの辛い生理痛が戻ってくるかと思うと、やめられないなと。

先生 飲み忘れたときは、気付いたときに1錠、翌日はいつもの時間に1錠飲むというのが正しい対処法です。数時間ずれても問題ないので、あまり神経質にならなくて大丈夫ですよ。松村さんは、安定して服用できているならぜひそのまま継続を。やめたくなったらいつでもやめられます。また、生理痛にはタイプがあって、特に原因の見当たらない若い女性の生理痛は、歳を重ねると落ち着いていく場合もあるので、前と同じような痛みが戻ってくるとも限らないんですよ。
三輪綾子
秦望さん(以下、秦) 私は以前、生理をずらすために服用したことがあるのですが、ずらしたいタイミングが決まるのがけっこう直前だったせいで完全に止めることができず、少し出血してしまいました。

飯田磨弥さん(以下、飯田) 私もときどき、生理をずらしたいときに婦人科を受診して処方してもらっているのですが、副作用が辛くて。短いスパンで使ってはやめて、というのを何度か繰り返しています。

先生 お2人のようにときどき生理のタイミングをコントロールしたいという方も、日頃から継続的に低用量ピルを服用しておくのがおすすめです。慣れたら、服薬の仕方を変えることで自分で1週間生理をずらすことも簡単(※)ですし、そもそも経血量も減るので生理の煩わしさから解放されますよ。

※低用量ピルは3週間続けて服用し、次の1週間は休薬(もしくは服用のリズムを守るため、1週間分の偽薬が用意されている場合も)するタイプが主流です。そこで例えば4週間続けて実薬を飲み、次の1週間を休薬とすることで、生理を1週間程度遅らせることが可能。自己判断に不安がある場合は医師に相談してください。

高橋りかさん(以下、高橋) 自分で意図的にずらしたりしても体には問題ないのでしょうか。

先生 ええ。実は生理って、毎月こなくてもいんです。むしろ現代女性は、子供を何人も産んでいた昔の女性と比べて、一生のうちに訪れる生理の回数がとても多くて、そのために子宮内膜症や子宮筋腫といった病気になる人が増えていると言われています。だから、生理の回数を抑えられるなら抑えたほうがいいくらいなんです。

 私は昨年の出産を経て生理が重くなったように感じているので、継続的に服用することを検討してみたいと思います。
秦望

低用量ピル

〈左〉塩谷さんが服用しているマーベロン 〈右〉高橋さんが以前服用していたというヤーズフレックス

先生 それから飯田さんの場合は副作用がつらかったとのことですが、薬の種類を変えてみるとよいと思います。低用量ピルは、人によって合う・合わないがあるので、自分に合うものを見つけられるよう医師に相談してみては。

飯田 実は、試してみたい種類のピルをかかりつけのクリニックでは扱っていないみたいなんです…。

先生 確かにクリニックによって取り扱っている薬のバリエーションが異なるので、病院選びの際には自分が使ってみたい薬の取り扱いがあるかを調べておけるとベターですね。ちなみに皆さんはどうやって病院を選んでいるんですか?

塩谷 口コミとかめっちゃ見ます(笑)。

飯田 私は先生の経歴や専門分野などは必ずチェックするようにしています。それから、仕事帰りに行きたいことも多いので、できれば夜まで開いているところがいいなと。

高橋 診療時間、気になりますよね。私は一時期、生理痛やPMS改善のために低用量ピルを飲んでいたのですが、あるとき連休前に受診のタイミングを逃してしまって、焦りました。実はそのとき、オンライン診療でピルを処方してもらうサービスを利用したのですが、便利でしたよ。

先生 オンライン診療はコロナ禍を機にぐっと増えてきたサービスです。婦人科って受診のハードルが高いと言われがちなので、忙しくて病院に行く時間がない方や、対面だと話しづらいと感じる方に、ぜひ活用してもらえたらなと思っています。

WELLNESS LABOメンバー

オンライン診療って実際どうなの?

高橋 オンライン診療といえば、どのサービスにしようか見比べていた際、医師が選べず、婦人科医でない医師が対応するところもあると知りました。婦人科医以外が低用量ピルを処方することは問題ないのでしょうか?

先生 もちろんです。私としてはむしろ、近所の内科など身近なところで気軽に処方してもらえるのが理想だと思っています。日本ではまだ低用量ピルを使っている人が少ないので、特殊な薬のように思われがちですが、もっと社会に広く浸透して、誰でも使うのが当たり前の世の中になるといいですね。

塩谷 実は私…ネット通販で海外製のピルを購入していて、しばらく受診をしていないんです。でもやっぱり定期的に診ていただくべきだと思うので、今のお話を聞いていて、まずはオンラインというのもアリだなと思いました。でも、何か気になる症状があってもその場で検査などができないことが不安な気も。

松村 私は先生と直接会って話を聞いてもらうことで安心しているところがあって。今は3ヵ月に1回、処方してもらいに行くのですが、それまでに気になることを溜めておいて、まとめて相談するルーティンになっていて、自分としてはそこまで負担になってないかなと思います。
松村美那子
先生 松村さんのように、信頼できる先生がいるのはとてもいいことですね。オンラインと対面、それぞれにメリット・デメリットがあるので、上手く使い分けたいところです。皆さん一人ひとり生活スタイルは異なるから、使い分けるということが浸透していけば誰にとっても便利になるのではないかと思います。

飯田 こういう場合は気軽にオンラインでいいけれど、こういう場合は対面がよい、といった指針などはないのでしょうか?

先生 難しいところです。ある程度ヘルスリテラシーがある方は、「これは行かないとマズいな」などご自身で判断できると思うのですが、その判断をすべての患者さんに求めるのは違うので、オンライン診療をする際に、何か問題があればスムーズに対面での受診に繋げる体制を築けるかどうか、医療者側の課題だと思います。

松村 オンラインで相談して安心して、病気を見逃すといった可能性もないとはいい切れないですよね。目安としては、気になる症状があまりなくてピルをもらいたいだけのときはオンラインで、何か具体的な症状があるときは対面で受診するという感じでしょうか?

先生 そうですね。とはいえ、最初から絶対に対面でなくてはいけないのは、緊急性が高い場合だけかなとも思います。いきなり大量出血したとか、それはもちろんすぐ受診。でもそうでないなら、例えば「毎回生理が重いです」という相談はオンラインでもよくて、話を聞くうちに異常がありそうであれば医師は受診を勧めると思います。

 つまり「これは病院へ行くべきでしょうか?」という相談をオンラインでする、というのもありということですか?

先生 私としては、大歓迎です。特に生理は人と比べようがないから、痛みも量も主観でしか判断できないですよね。受診していいレベルなのかなどあまり気にせず、我慢する前に1回相談していただきたいなと思います。

飯田 そう考えると、婦人科での相談って、風邪の症状とは違って人それぞれの違いが大きいので、気になったときに気軽に相談できるオンライン診療に向いているような気もしますね! 私は今まで、かかりつけ医を作ったらそこに通わなきゃいけないという固定観念がありましたが、必ずしも相談先は一つでなくてもよいのかも。

先生 医者によっても考え方はさまざまですが、少なくとも私はそういう考えです。オンライン診療がこれからさらに進化したとしても、オフラインでの診療も必要。子宮頸がん検診などは2年に1回は必ず受けていただきたいですし、そのためにもかかりつけの婦人科は見つけておいたほうがいいです。そのうえで、自分のライフスタイルに合わせて、ベストな受診方法を選択できるといいですね。

薬がポストに届く!スマホ完結の低用量ピル処方

低用量ピル

三輪綾子先生が監修医を務めるCLINIC FOR(クリニックフォア)のオンライン診療では、アプリ不要でWEBから気軽に予約&受診でき、最短翌日には薬が自宅に届きます。自宅やオフィスなど好きな場所で、スキマ時間を有効活用できるから、“継続”が必要な低用量ピル処方にぴったり!

低用量ピル

持ち運びに便利!シンプルなオリジナルケース付き

クリニックフォア オンライン診療

写真提供/クリニックフォア

●受診の流れ
STEP 1:WEBサイトの予約画面で、カレンダーから日時を選んで予約
STEP 2:事前に問診に回答。時間になったら医師と音声通話もしくはビデオ通話で受診
STEP 3:薬が自宅のポストへ届く!

女性の生き方の可能性を広げてくれる、メリット満載の低用量ピルを、オンラインでもっと便利に。あなたのライフスタイルに取り入れてみませんか?

クリニックフォア
https://www.clinicfor.life/lp/online/
Instagram @sai.by.clinicfor_official

三輪綾子

三輪綾子(みわあやこ)
産婦人科専門医、日本医師会認定産業医、検診マンモグラフィー読影認定医、乳がん検診超音波検査実施・判定医。東京産婦人科医会公報委員。一般社団法人予防医療普及協会理事。臨床医として大学病院等で勤務後、女性のヘルスケアや予防啓発の必要性を感じ、現在臨床医として働きながら、クリニックフォアほか数社の監修医や企業での講演会、医療サイトの監修など行う。

※低用量ピルの効果・効能、副作用の出方については個人差があります。医師の診察を受け、適切な服用方法でご利用ください。

PHOTO=高村瑞穂

TEXT=GINGER編集部

PICK UP

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する