結婚が決まり、写真で思い出を残したいな…と考えていたところ、「韓国のウェディングフォトがすごいよ!」と周りにおすすめされました。調べてみると日本にはないようなゴージャスなセットに、韓国ドラマのワンシーンのようなロマンチックな写真たち。これは一生に一度の思い出になりそう!と思い、韓国旅行がてら撮りに行くことに。そんな韓国のウェディングフォト体験をレポートします。
一軒家スタジオ「CN studio」
お願いしたのはソウルのお洒落エリア狎鴎亭に佇む「CN studio」。可愛いらしい一軒家のスタジオです。
スタジオの中でヘアメイク、衣装選びまですべて行います。撮影は途中でご飯休憩も取りながら、一日がかり。結構な体力勝負です(笑)。
一番ときめいたのは、大好きなヘアメイクの時間。通訳してもらいながら、メイクさんとコミュニケーションを取っていきます。やりたいテイストを聞かれたので、韓国のメイクのトレンドを知りたく「一番のおすすめで!」と伝えました。
ずらりと並ぶコスメたち。日本でも話題の韓国コスメブランドも多くあり、どれを使ってくれるのかなぁとワクワクします。
そこでメイクさんが提案してくださったのは「クアンクメイク」。韓国語で“着飾ったような、着飾っていないような”という意のこのメイク、韓国女優のようのナチュラルに仕上げるのがポイントなのだそう。
実際に肌の色に合わせてながら様々なファンデーションを組み合わせつつ、スパチュラで薄く肌に乗せながら丁寧にベースを仕上げていきます。すると、作り込んだ感じはしないのに、ぐんと透明感がアップしてまるで女優肌…!!
アイメイクはぼスキントーンで陰影をつけるだけですが、まつ毛をぱっちりと上げることでパーツが引き立ちます。
リップとチークはほんのり染まったような血色カラーで上品に。
盛りすぎていないのに顔立ちがはっきりしたような気がします。プロのメイクテクニックに目から鱗です。
髪型もおまかせでお願いしたところ、ナチュラルなダウンスタイルをすすめられました。というのも髪が多いことは韓国では若さの象徴だから、ぜひダウンスタイルを写真に残したほうがいいと熱弁されました。
こうして出来上がった仕上がりに「大満足!!!」。
もともとしっかりめのメイクやかっちりとまとめたヘアスタイルが好きなので、最初は少し物足りないかな?と思っていたのですが、実際に写真にすると、とても映えるから驚きます。
コンプレックスをカバーした整形級のメイクではなく、自分が持っているパーツのいいところを引き出してくれる「クアンクメイク」、そんなヘアメイクのおかげで慣れない撮影も朗らかな気持ちで楽しく臨めました。
普段はしないようなポーズに恥ずかしさもありますが(笑)、“今の私“にしか撮れないようなウェディングフォトになりました。
これから長く続く結婚生活、魔法が解けて行き詰まったときにはこの写真を見返して、キラキラした瞬間を思い出そう、そう思うのでした。