標高2,000~3,000mの連なる岩峰、果てしなく広がる高原、エメラルドグリーンの水を湛えた湖…、見たこともない自然の光景こそ、至高の癒やし。忙しい現代人こそ壮大な自然美に触れ、自然の底知れぬパワーを吸収したい。いつか行きたい旅先、世界遺産のドロミテをレポート。(ライター/和多亜希)

ロープウェイで山麓から一気に岩峰の頂へ
ドロミテの総面積は約14万2000haと広く、9つの地域に分かれ、気になるポイントを絞ってみる必要がある。ドロミテ街道の始点から終点となるボルツァーノかコルティナダンペッツォの街を拠点にして巡るのが一般的。車でなくてもバスもしくは一部鉄道も通っているので、運航スケジュールをチェックして巡りたい。各峠の山頂へはロープウェイが運行している。
ハイキングルートを歩いてみたい
ドロミテは美しい自然景観で人々を魅了し、世界中から山々を散策するためだけに訪れる観光客も多いという。折角なら山歩きにも挑戦したい。体力に自信がなくても大丈夫。普段履いているスニーカーで歩けるほど、道は整備され、老若男女問わず歩いている姿が見られる。もちろん女性一人だってへっちゃら。
牛や馬が草を食む牧歌的な光景が広がる高原
ヨーロッパ最大の高地牧草地「アルペ・ジ・シウジ(シウジ高原)」はドロミテ屈指の絶景スポット。ゆるやかに波打つような高原一帯を囲うようにサッソルンゴとシリアール岩峰がそびえ、どこを向いても映え度抜群。あちらこちらに牛や馬の姿を見ることができ、1日中いても飽きないくらい。山小屋には景色を堪能するのに最適なポジションに椅子が置かれ、食事はもちろんお茶だけでも利用したい。
神秘的な色彩にときめく、ドロミテの宝石とも呼ばれる魅力的な湖

ブライエス湖やドッビアーコ湖、カレッツァ湖など、ドロミテで最も訪問者が多いといわれるのが自然の美しさを満喫できる湖。周囲を囲む岩壁や木々、湖面に映る景色まで、どこもため息がもれる美しさで、まさにおとぎ話の世界。湖によってはボート遊びや湖畔の散策、畔のレストランやベンチでのんびり寛ぐことも。山歩きの一休みにもぴったり。
山歩きの後は自然を満喫しながら温泉でリラックス
イタリアのスパはプールのように広く、水着着用が一般的。ドロミテにはいくつかのスパ施設があり、ボルツァーノから電車で40分程の北西に位置する「テルメ・メラ―ノ」もそのひとつ。
メラーノはオーストリア・ハンガリー帝国時代から温泉保養地として知られた地。「テルメ・メラーノ」の温泉水はラドン、フッ化物、希少金属が溶け込んだ豊かな成分を含み、屋外と屋内に全26種の様々な浴槽(18~35℃)を備えている。山歩きした後の疲労回復に最適だ。プール以外にラウンジやリラクゼーションルーム、別料金でサウナエリアへの入館、トリートメントも多彩に用意。気分次第でトライしてみてもいい。
















