自身のサウナ愛を語り尽くす「岸本鮎佳のサウナヴィッチ」を連載中の劇作家・演出家 岸本鮎佳さんがお悩み相談連載をスタート！ 「女友達との人間関係に悩んでいる」「女性らしさ、自分らしさって？」「結婚の決め手がわからない」――。人間観察力に優れた岸本さんが、女性であるからこそ抱える悩みや葛藤に対して、ポジティブな解決策を一緒に探る。第一回目のご相談は忘れがたい元カレと復縁をしたいというお悩み。岸本さんが導き出した答えとは…？
お悩みFile1 元カレと偶然の再会…！食事に誘うってどうですか？
岸本さん、こんにちは。私はいま、元カレとの復縁を希望しています。学生時代に遠距離がきっかけで別れましたが、最近学生時代ぶりに会う機会があり、改めて魅力を感じて食事に誘ってみようか迷っています。ハッピーエンドになるために、岸本さんならどんなことを心がけますか？（A.Sさん／31歳・マスコミ勤務）
岸本さんからのお返事は…
「まずは、両眼を開けてしっかりと相手を見ること！」
うっわぁ～！ すっごいトキメク！ いいシチュエーションですね。
私だったら、そんなトキメク相手だったら、元カレだろうが誘います。
学生時代から30代にかけての時期は、男女ともに一番変化する時期ですよね。
学生時代は冴えなかった人が、急に垢抜けてかっこよくなっていたり、自分自身も環境が変わることで、考え方も変化したり。
復縁を望んでいるということは、よほど好きなお相手だったのですね。
だとしたら、会うまでの期待値はかなり上がってしまうはず。
元彼と再会して、デートするなんてドラマチックな出来事ですから、仕方ありません。
私が同じ状況だったら、新しい服を買って、何時間も前からパックしたり、髪を巻いたり、大騒ぎです。当然浮かれてしまいます。
「付き合うこと」がハッピーエンドなのだとしたら、私が気をつけることは一つだけ。
「その一回に、勝負をかけない」
元カレという存在って、不思議なもので自分がものすごく理解してるし、理解されているという謎な安心感が生まれると思うんです。
ただ、それって時間が経ったからこそ、勝手に美化されているもので、「なぜ別れたのか」「もう一回付き合ったらうまくいくのか」というのを、冷静に考えなければいけないのだと思います。
それは、元カレだからこそ。
また傷つきたくないじゃないですか。
だから、まず一回食事に行って、両眼を開けてしっかりと相手を見る！
それで、可能性があればその次も会って、さらにしっかりと見る。
くれぐれも、その場の空気に流されて、都合の良い関係になりませんよう。
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