ストーリー性のある独自の世界観と高いクオリティのパフォーマンス、平均身長が180cm超えの最強ビジュで幅広い世代から支持を集める韓国の5人組ボーイズグループ、TOMORROW X TOGETHER! 2019年のデビューから5年。グローバルに輝き続け、K-POPアーティスト史上最速で日本の4大ドームツアーをついに実現させました。7月10日、11日「WORLD TOUR
骨折のBEOMGYUも一緒に、5人で夢の舞台へ!
MOA(ファンネーム)で超満員の熱気あふれる東京ドーム。開演予定5分前。ペンライトのペアリングテストが始まり、MOA棒がキラキラ点滅し始めただけで会場はすでに大盛り上がり! 17時02分。幕が上がった瞬間、5本に伸びたブリッジの先端と奥中央の舞台に現れたメンバー5人。MOAの超大歓声に、5人は緊張とともに感激の表情。
彼らが夢にまで見た聖地、東京ドーム公演の1曲目は「Deja Vu」[Japanese Ver.]。左足の甲を微細骨折したBEOMGYUも奥中央のステージ上に置かれた椅子に座り、歌を披露。踊れなくても夢の舞台に一緒に立ちたいという熱い思いが伝わります。2曲目の「9と4分の3番線で君を待つ(RUN AWAY)」[Japanese Ver.]を踊り終わって手前センターステージに集まった4人が、リーダーSOOBINの掛け声で日本語の挨拶を!
HUENINGKAI「こんにちはー! 僕たちの3回目のワールドツアーに来てくださってありがとうございます。やっと会えましたね」
TAEHYUN「ついに東京ドームに来ることができました。MOA棒がいっぱいで本当にきれいです」
「ここに立つのが夢でした。嬉しくてまだ夢のようです。でも、僕よりも楽しみにしていたメンバーがいます」とSOOBIN。
そこでBEOMGYUが奥のステージ上で「僕でーす! 心配してくださってありがとうございます」
4人が奥に駆け寄り、椅子ごとBEOMGYUを持ち上げて、手前のセンターステージに連れて来ました。
SOOBIN「いつもうるさいBEOMGYUですが(笑)、今日は座って参加します」
TAEHYUN「治療中でもMOAとの約束を守るために来たんですよね」
BEOMGYU「MOAに会えないことの方が辛いから、すべてには参加できませんが、200%、いや300%の力でMOAを幸せにします」と宣言。
YEONJUNが「ドーム、叫べー! MOA〜、MOA〜、一緒に楽しむ準備はできていますかー? いいですかー?」の掛け声でメンバーもMOAも同じ夢だった憧れの地で、怒涛のパフォーマンスが始まりました。
今回のステージのテーマは、“未来という夢をMOAと一緒に”!
SOOBINが「このステージの重要なキーワードはONE DREAMです。成長した先にある未来という夢をMOAとどうやって守り、進んでいくのかというストーリーが今夜のテーマなんです」と語ると、「僕たちはMOAといるときがいちばん幸せです。今日は思いっきり楽しむことを約束してくれる? 約束できる? 声、小さーい! もう一回、叫べー!!」と情熱的な長男YEONJUN。
熱狂するMOAに、TAEHYUNが「さすがMOA! いつも幸せにしてくれるMOAちゃんに僕たちが言いたいことは…I Know I Love You〜♪」と「0X1=LOVESONG」を歌い始めて、楽曲スタート! BEOMGYUの代わりに黒マスクのダンサーさんがフォロー。ここから全力ダンスパフォーマンスが続き、3曲目にしてメンバーはすでに汗だく。やはり、このフレッシュなエネルギーと、透明感と伸びやかな歌声、そして尋常じゃない長く美しい手足から繰り出される美しいダンスパフォーマンスで魅了する、それこそがTOMORROW X TOGETHER!
デビュー以来、楽曲ごとに少年から大人に向かう過程のなかで起こる痛みや切なさ、ダークな心情、不思議な気持ち、ファンタジックな世界線などを表現してきた彼ら。ティーザーやMVでもストーリーのイメージや伏線が張られ、その深い内容をSNSで考察するMOAも多くいます。
そういった多様な楽曲の内容に合わせた衣装やメイク、舞台装置や映像、ダンスや表情なども幅が広く、毎回、そのアーティスティックさにワクワクさせられます。今回のステージでは、未来への時間をMOAと一緒に歩むことを約束する、そんな絆を思い合うパフォーマンスが繰り広げられます。歌って踊って夢の舞台で躍動するメンバーたちは、みんなとっても楽しそう♡
ドームならではのトロッコで周囲をめぐるファンサにMOA熱狂!
ライヴの中盤、12曲目の「きっとずっと」では、椅子に座っていたBEOMGYUをSOOBINがおんぶして、舞台端のトロッコへ! 5人で乗り込んで周囲をめぐるトロッコタイムは広さのあるドームツアーならでは。すぐ近くまでメンバーが歌いながら手を振って通過するたびに歓声が上がりました。
トロッコで会場を一周した後は、またステージ上に戻って「Force」や「Thursday’s Child Has Far To Go」で大盛り上がり。「Thursday’s Child Has Far To Go」でメンバーたちは全力でステージを縦横無尽に走りまわり、髪の毛も汗でびしょ濡れのまま、ジャンプしながら会場をあおります。椅子に座りながら踊るBEOMGYUの近くに行き、さりげなく頭を抱きしめるYEONJUNのお兄ちゃんらしい姿には胸が熱くなりました。
このあと、じっくり歌い込むラインナップが続きます。「Quarter Life」では、BEOMGYU、TAEHYUN、HUENINGKAIの3人が美声を響かせ、その後、SOOBINとYEONJUNが「KILLA」でダンスパフォーマンスをセクシーに披露。ノースリーブTシャツで踊るスタイリッシュで大人っぽいヒョンラに会場は魅了されました。
ここから流れは一気にクールなモノトーンのジャケットスタイルでシックな雰囲気へ。メンバー4人と大勢のダンサーとでバチバチに踊る時間帯。シーンが変わるたびにバックスクリーンに次々といくつも映し出されるメッセージ。“成長に伴う痛みも、やり場のない気持ちも、今よりもっと輝くために必要だったのだろうか”。
日本4thシングル「ひとつの誓い」の初ステージも!
7月3日にリリースしたばかりの「ひとつの誓い(We’ll Never Change)」も初お目見え。美しいメロディに乗せた歌声ととキレのいいダンスパフォーマンスは、まるでメンバーからのプレゼントのよう。この曲の歌詞が心に響きます。メンバーたちがMOAに語りかけたこと。
TAEHYUN「MOAたちといると時間が過ぎるのが早いです」
YEONJUN「もっとかっこいいパフォーマンスを見せなければならないと悩んでいたけれど、MOAに会ったら心配がなくなりました。僕たちがここに立てているのはすべてMOAのおかげです。もっと期待に答えられるTXTでいます」と汗だくで語ります。
HUENINGKAIは「練習生の頃から東京ドームは夢見た場所でした。最初に幕が開いたとき、たくさんのペンライトを見て泣きそうでした。MOAのみんなが美しかったんです。改めてドームに立てて幸せです」
SOOBINは「TXTとMOAがいられれば、これ以上、望むものはありません。ずっと一緒にいてくれますよね」
BEOMGYUは「実はリハでもステージでも本当に残念な気持ちになっていました。いつまた来られるかわからないドームでダンスができないのが本当にもどかしいです。でも4人で5人以上のエネルギーを出し切ったメンバーみんなに感謝します。そして早く良くなって、素敵なステージをお見せしますので、もう少しだけ待ってください。愛してる」と涙ぐみました。
SOOBINも「今日は一生忘れない1日になると思います。5人が元気な姿でまた来られるようにたくさんの応援をお願いします」と、途中、涙で言葉を詰まらせ、顔を天に向けたまま、しばらく動くことができませんでした。
アンコールを含め、全28曲を披露したTOMORROW X TOGETHER。その清々しい姿は尊いの一言。「一生一緒にいようね」。そんな約束を誓い合ったTXTとの熱い夏。これからの精力的な活動が楽しみすぎる5人のステージでした。