今や私たちの生活の中で、かなり身近に存在し始めているAI（人工知能）。でもまだ実際に使ったことがない人も多いのでは？ そんなAIビギナーにおすすめなのが、Windowsに実装されたAIアシスタント機能の「Copilot（コパイロット）」。無料なのに、さまざまな作業をアシストしてくれ、パソコンでもモバイルでも、ビジネスそしてプライベートに大活躍間違いなし。そんな大注目のツールをGINGER編集部スタッフHがリアルに試し、その様子をレポートでお届け。
探しものがすぐに見つかる！ 検索時間が大幅に削減
仕事で企画を考えなければいけないとき、多くの時間を情報の検索作業に奪われ、肝心な企画を練る時間が足りない…。そんなお悩みを抱えている人は多いはず。そもそも、情報化社会を生きる私たちの日々は、“検索”することの連続。さらにPC内やファイル内から必要なものを探すなんていう作業も加わり、さらに検索時間は増える一方。
でも、情報の検索が大得意な「Copilot」を使えば、そんな時間を削減でき、浮いた時間は物事をより深く考えたり、好きなことをしたりと、有効に使えるように。Microsoftの調査によると、「Copilot」ユーザーも平均で1日14分、1週間で1.2時間分も時間を節約できたという結果が。タスク達成までの作業軽減と時間効率アップを狙うなら、使わない手はない！
画像生成からデータ分析まで。あらゆる‟作業”を担ってくれる
「Copilot」は情報の検索以外にもできることがたくさん。テキストからの画像生成、Microsoft 365と連携してWordやExcelなどのデータを元に表や図の作成、PowerPoint資料の自動作成、データ分析、さらにはアイデア提案やコンテンツ作り、文章の要約、会議後の議事録作成など、多岐にわたる。
ちなみに「Copilot」はOpen AIの言語モデル「GPT-4（Turbo）」とMicrosoftの検索エンジンン「Bing」の検索アルゴリズムの2つが組み合わさっているため、信頼性が高く、常にフレッシュな情報を吸い上げ、最適な回答を出してくれるのも大きな強み。
どんな相談ができて、実際に何をしてくれるの？GINGERスタッフHがトライ！
自分が欲している答え、知りたい情報を的確にアップしてもらうには、「プロンプト」つまり回答への導き、道筋をはっきり的確にすることが大切。「目的を説明」「場面と役割を設定」「回答の表現や出力方法を伝える」。この3つができると、「Copilot」が名アシスタントに。もし回答が‟少し違うな”と思ったら、同じ話題で質問の要素を変えたり加えることで、満足する答えがアップ！ まずは気軽に相談してみて。
■こんな相談してみた【１／外国語の学習】編～ガーナのチュイ語で朝の挨拶～
翻訳はもちろん、外国語の学習にもお役立ち。特に珍しい言語こそ、「Copilot」の出番！ スタッフHはガーナのチュイ語を勉強中なので、早速この言語の学習に活用を開始。他のサイトではなかなか見つからなかったさまざまな単語を教えてもらい、さらに読み上げ機能を使って発音も知ることができた。これから、語学学習の良き相棒になる予感大！
■こんな相談してみた【２／料理レシピ】編】～西アフリカの定番料理～
現地でしか味わえないような、海外の珍しい料理を深堀りするのにも便利。現地発信のYouTubeを観ても、言葉の問題で肝心な分量や作り方のポイントがわからないことがあったけれど、「Copilot」ならそんな問題も心配要らず！ 西アフリカではおなじみのジョロフライスのレシピを日本語でゲットできたので、近々作ってみるつもり。
■こんな相談してみた【３／旅行プラン】編～石垣島のポイント＆行程も提案～
2泊3日の旅でも、巡りたい観光スポットや食べたいグルメがありすぎて、取捨選択ができないスタッフH。でも、「Copilot」に相談すれば、効率良い旅行プラン、それもタイムスケジュールまで作成して提案してくれた。さらに具体的にお土産情報や旅の手配ヒントまでやり取りできて…至れり尽くせり。自分の隙間時間に、好きなだけ滞在できて…まるで旅行会社のカウンターで極上のサービスを受けている気分♪
■こんな相談してみた【４／こんな症状…大丈夫？】編～‟なかなか”聞けないことをコソッと～
生理に関するお悩みをチャットボックスにテキスト入力。なかなか他の人には聞きづらいことも、わかりやすく提示してくれた。さらに聞きたいことをやり取りすると、納得いくまでいろいろと考えてくれるし、何よりも優しい言葉――”少しでも楽な日々を送っていただけることを願っています”にも癒やされました。症状を写した画像を添付すると、症状の解説や治療のヒントを与えてくれたりもするそう。もちろん、医師の診断を受けることや情報の参照元のリンクを確認することはマストだけれど、「これってどうなの？」な疑問を解決する一助に。
■こんな相談してみた【５／いいアイデア…一緒に考えて】編～ビジュアル作成も～
企画書の作成時に行き詰まったら、相談箱として利用も。相談する際は、理路整然にテキストを入力しなきゃと尻込みしなくてOK。独り言感覚で気軽に相談し、「Copilot」から回答をもらう……その作業を“壁打ち式”に繰り返していくと、自分では思いつかなかったいいアイデアが！ さらに画像を制作してくれるのでビジュアルイメージも広がり…お抱えのクリエイターがいる感じ。
まずは無料版でお試しを。一度使えば、魅力がわかるはず
そんな画期的なAIツールの「Copilot」は、今すぐ無料で利用可能。AIチャットボット機能ではテキストによる回答だけでなく、画像処理や画像生成も。無料版よりも処理の優先度が高い優先アクセス権やMicrosoft 365との連携機能を求めるなら、有料版をチェックして。個人向けには月額3,200円の「Copilot Pro」、ビジネス向けには月額4,497円の「Copilot for Microsoft 365」と、2プランあり。
6月18日には「Copilot」搭載の最新Surfaceが登場！
「Copilot」がPCの中でフル活用できるように設計されたWindows PCの新しいクラス「Copilot＋PC」が、Microsoftから発売開始。探し物を瞬時に見つけてくれるリコール機能、文字や別売りのスリムペンで入力した内容から画像生成ができるペイント コクリエイター機能、ビデオ会議中の照明を自動改善＆ノイズ除去してくれるWindows Studio エフェクト機能など、さらに新しいAI機能を搭載。さらに一日中長持ちするバッテリー駆動や映画館さながらの鮮やかスクリーンなども試せるそう。
オンオフともに大活躍間違いなしの「Copilot」。「お寿司に合う3,000円以下の白ワインを10本セレクトして」や「明日、友達の誕生日。おしゃれなお花屋さん、港区でおすすめ5軒を教えて」といった、ざっくり検索→じっくり検討が可能に。自分にとっての‟最適化までの道のり”が短くなるのです。
2024年はAIをフル活用するスタート時期ともいわれています。デジタルが苦手という人もこの機会に食わず嫌いせず、体感あるのみ。どんなシーンでも頼りになる、あなただけの良きアシスタント、相談相手、ベストコンシェルジュになってくれること必至！
Microsoft（マイクロソフト）
copilot.microsoft.com/
