美しい自然に、場所によっては都会的な南国の雰囲気が漂い、今や「兵庫のハワイ」として人気急上昇の淡路島に、この春「食の複合施設」が続々オープン。関西圏からは日帰りでも十分満喫できるこの島に、気候のいい今こそ訪れたい(ライター/和多亜希)
淡路島最南端で蒼い海と空、鳴門大橋の絶景を借景に舌鼓
「道の駅うずしお」のリニューアル工事期間中にオープンする「道の駅うずしお in うずまちテラス」は、その高台からの眺望が圧巻。映えスポットの「おっ玉チェア」は美しい景色に和みをプラス。人気の淡路島ハンバーガーは新作も含めた3種類が用意されている。
並んででも食べたい、人気名物バーガー
全国ご当地バーガーグランプリで1位と2位を獲得した「あわじ島オニオンビーフバーガー」と「あわじ島オニオングラタンバーガー」をいただけるのは、ココとうずの丘大鳴門橋記念館のみ。うずまちテラスでは、淡路牛パテを2枚重ねた高さ約13㎝もある豪快な新作「Theあわじ島ダブルバーガー ~淡路島なるとオレンジソース~」も用意されている。バーガーのピクニックboxセットを購入したら、大鳴門橋を見晴らすテラスでいただきたい。
キュートなキッチンカーはひんやりスイーツを運ぶ
玉ねぎモチーフをかぶったキッチンカーでは、春夏は季節を感じるフルーティなかき氷やジェラートを販売。プチバカンスには、やっぱりスイーツが欠かせない!
「ショップうずのくに」はオリジナル商品が満載
オリジナル特産品が100点以上もあるという「ショップうずのくに」。これまでに100万本以上売り上げた「玉ねぎドレッシング」をはじめ、濃厚な「匠淡路島牛乳」をクリームに生かしたクッキーサンド「The Milk Show~淡路島ミルクとチーズ~」や、カレーの隠し味に最適な、淡路島産の玉ねぎを飴色に炒めて旨味を凝縮した「あめたま」など、淡路島の美味しさが詰まった商品が盛りだくさん。市場には出回らない2525ファームの「蜜玉」玉ねぎなど、3種類の契約農家の玉ねぎも販売。じっくり、ゆっくり、ココでしか買えないお土産を吟味したい。
道の駅うずしお in うずまちテラス
兵庫県南あわじ市福良丙947-8
https://eki.uzunokuni.com/
淡路の名産品目当てに訪れたい、東海岸の新名所
淡路島北エリアの東海岸にオープンしたのは、「waSTEP AWAJISHIMA(ワステップ淡路島)」。フェニックスロベレニーというシンボルツリーが南国ムードを感じさせてくれ、牛肉の巨大アートというユニークな映えスポットもあり。極太麺ピチの進化系カルボナーラを食べるもよし、サンデッキテラスでカレーパンやイチゴクレープを頬張るもよし。淡路島の美食を存分にいただける魅力的な5店舗を巡りたい。
パスタ専門レストラン「釜玉カルボTrepici(トレピチ)」
ミシュランガイド東京で7年連続で星を獲得した前田慎也シェフがメニュープロデュースを務める、生パスタが名物のパスタ店。オリジナル開発の超極太麺ピチは太さとモチモチ食感が特長で、北坂養鶏場の純国産卵「もみじ」を絡めた進化系カルボナーラを味わいたい。淡路鶏を使った「淡路島しお唐揚げ」はぜひサイドメニューにチョイスして。
スイーツ専門カフェ「ホシノカジツエン」
淡路島のイチゴの名産地、五色町鮎原の「星の果実園」の2号店。自社農場から直送される完熟のフルーツを使ったスイーツは絶品で、店内でもいただける。世界大会で金賞を獲得したジャムなど、フルーツの果実味が口に広がる商品はお土産に。
ベーカリー「SUM=TO(サンハート)東浦店」
イベントで注目を集めていたベーカリーが初出店。昨夏カレーパングランプリで金賞を受賞した淡路牛カレーパンは、淡路牛と淡路島産玉ねぎをたっぷり使い、大粒のクルトンが衣にまぶされたサクサク食感が美味。陽光の下、ドリンクと一緒にウッドデッキテラスでいただくのが通。缶に入ったオシャレなパンや冷凍パンなども要チェック!
精肉店「GOOD MEAT AWAJISHIMA(グッドミート淡路島)」
旨味が濃いことで知られる淡路島産和牛「淡路牛」をはじめ、年間200頭ほどしか認定を受けられない、赤味と脂身のバランスがいい最高品質のブランド牛「淡路ビーフ」などを販売。イチボやヒウチといった牛一頭から2㎏ほどしか取れない希少部位の取り扱いもあり、肉好きなら要チェック。その場でいただくならコロッケやメンチカツ、トンカツ、牛カツ、チキンカツがあり、揚げたての熱々を頬張れば、ジューシーな旨味が口に広がり、記憶に残る味となるかも!
玉ねぎセレクトショップ「淡路島たまねぎ専門店」
淡路島産玉ねぎの生産農家から直送される玉ねぎは、多いときで全8種類。品種、肥料、農薬、栽培に妥協せずに生産し、美味しく自信のあるものだけを揃える淡路島ブランド玉ねぎ専門店。5月中旬までは全種類が並び、一部売り切れ次第終了。気になるものだけ袋買いもいいけれど、個売り販売もあるので食べ比べもおすすめだ。また自社栽培のトマトや旬な野菜、地ビールやドレッシングといった淡路島ブランド商品も取り扱う。
waSTEP AWAJISHIMA(ワステップ 淡路島)
兵庫県淡路市大磯7-2
https://wastepawajishima.com
Instagram @wastep_awajishima
バカンス気分を盛り上げる、海と空とオープンテラス
昨年大盛況ながらも終了した淡路シェフガーデンが、この春淡路島の西海岸に場所を移して再開。夕陽百選に選ばれている播磨灘を臨む地で、レストラン、マルシェ、雑貨、チョコレートショップという多彩な約40店舗がオープンする。美味しい食事をはじめ、ショッピングや映えスポットでの撮影など、お楽しみもいろいろ。眩しい太陽の下でのランチや、ロマンチックな夕暮れどきのディナーやカフェなど、思い思いに満喫したい。
淡路島の食材を生かす、魅力的なレストランが集合
GW前のオープン時には16店舗、その後夏にかけて11店舗が増えるレストランは、どのジャンルの料理も魅力的。淡路牛や海鮮を生かしたステーキや丼、鉄板焼き、韓国料理や中華をはじめ、ホットドックやたこ焼き、フルーツサンドといった軽食まで、全店舗が淡路島の食材を使用するという。海沿いのテラス席で播磨灘の大パノラマを見渡しながらゆっくり過ごしたい。
おすすめは「海鮮丼HINOMARU」の魚介の旨味を凝縮した海鮮丼。淡路島出身のシェフが鮮魚の最もよい状態を見極めたうえで調理。漬け丼や生しらす丼、釜揚げしらす丼もあり。
シーサイドモールでぶらぶらとショッピングが愉しい
レストランに隣接してシーサイドモール「Lady Bird Road」がオープン。地元の食材を販売するマルシェや、世界各国の雑貨を扱うショップを展開。旅の思い出にお気に入りを見つけたい。
淡路シェフガーデン by PASONA
兵庫県淡路市野島大川57-3
https://www.awaji-chefgarden.com/
Instagram @awajichefsgardenbypasona