ジャニーズJr.がグループごとに単独ライヴを行う『JOHNNYS' Experience』で、最後を締めくくった6人組グループ・7 MEN 侍(中村嶺亜、菅田琳寧、本髙克樹、佐々木大光、今野大輝、矢花黎)。それぞれの武器を最大限に生かした変幻自在なゲネプロステージの様子をお届け。
キラキラで始まり、キラキラで終わる。ひとつの物語を彷彿とさせるセットリスト
扉が開く音を合図にステージが煌めき、ライヴがスタート。
OPを飾る1曲は、Hey! Sɑy! JUMPの「Last forever」。煌びやかで壮大な音楽が今回のお城のようなセットともマッチしていて、そこはまるでおとぎの国のような世界観。代表して中村さんが「僕たちのかっこいいところをいっぱい撮っていってください!」と挨拶。本編最後にはKing & Princeの「シンデレラガール」を披露し、ライヴ全体のストーリー性を印象付けるセットリストも必見。
2曲とも7 MEN 侍の武器であるバンド演奏によってオリジナルに形を変え、本来のキラキラにエモさが加わった、彼らだからこその新鮮なパフォーマンスを披露した。
圧巻のジャケットプレイで、スタイリッシュに魅了
Sexy Zoneの「LET’S MUSIC」では、“目で見ても耳で聴いても楽しい!”粋な演出が盛りだくさん。
特にジャケットを使ったパフォーマンスが印象的で、菅田さん&本髙さん&佐々木さんのダンスチームが色違いのジャケットを2枚ずつ着て登場すると、曲の半ばで1枚だけジャケットを脱ぎ、中村さん&今野さん&矢花さんのギターチームに肩がけしてあげるというおしゃれな流れも。
ダンスでリードする3人と演奏しながら動く3人が一体化してステージを盛り上げる構図は、多彩なメンバーが揃う7 MEN 侍だからこそできることで、6人のセンスがさく裂!
それぞれの強みがにじむ“六者六様”のソロパフォーマンス
メンバーそれぞれの個性が出るソロ曲も目が離せず、どのパフォーマンスも甲乙つけがたいものばかり。
身体能力の高い菅田さんは、曲中にエネルギッシュなアクロバットを次々と披露。今野さんはステージのセンターに立ち、切ないバラードをしっとり歌い上げた。ユーモア溢れるおにぎりの着ぐるみを着用し、会場とステージを一体化する時間を演出した本髙さん。矢花さんは「去年の年末に買ったばかり」のギターをかき鳴らし、鋭い眼差しで演奏。ステージを広く使い、しなやか且つパワフルなダンスを魅せたのは佐々木さん。ピンクの衣装を身にまとった中村さんは、ファンサービス満載の煌めき度200%のステージを届けた。
アコースティック演奏で、大人な7 MEN 侍を堪能
メンバー最年少の佐々木さんが先日20歳を迎え、「これからは大人っぽい楽曲ももっと似合うはず」とMCで話していた6人。ライヴ中盤に盛り込んだアコースティックver. の演奏は、まさに大人の7 MEN 侍という新しい一面が垣間見られ、グループとしてエンターテインメントの幅をさらに広げた。今回披露した楽曲はSexy Zoneの「ぎゅっと」と、オリジナル曲の「サムダマ」。アコースティックver. での演奏はグループとしても初の試みだそうで、6人が奏でる音と歌だけの空間は最高の贅沢となった。
勢いと熱を感じるオリジナル曲にただただ圧倒
ライヴのクライマックスには「サイレン」「サムダマ」「シャウト」といった、グループの大切なオリジナル曲を続けて披露。力強い歌&ダンスと真骨頂ともいえるエッジの効いたバンドパフォーマンスで、会場全体を一気に引き込んだ。
「7 MEN 侍の想いを受け取ってほしい」という6人の熱い想いを軸に、約1時間半にわたってパフォーマンス。ちなみに水休憩を兼ねたMCでは「水分補給も撮ってもらって…」「シャッターチャンスですよ!」と全員が同じタイミングで水を飲み(佐々木さんは一人出遅れてしまい、ツッコまれていました)、会場の笑いを誘う一幕も。サービス精神が旺盛で、無邪気な姿も余すことなく見せていた皆さん。いろいろな顔を持つ7 MEN 侍のこれからの活躍に、期待が高まる!
7 MEN 侍(セブンメンサムライ)
2018年2月26日に結成されたジャニーズJr.のグループ。YouTube「ジャニーズJr.チャンネル」では、毎週金曜日の更新を担当。今夏にもライヴを控え、9月には『DREAM BOYS』に出演する。