彼女いない歴3000日…人間関係下手の強烈にモテない男子を、高杉真宙さんが演じることで話題のドラマ「ホメられたい僕の妄想ごはん」の撮影現場に潜入。普段なかなか見ることのできない、ドラマ制作の裏側に密着。作品への想いも伺いました。
ドラマの裏側、すべて見せます
1. 段取り&テスト
高杉真宙さん主演のドラマ「ホメられたい僕の妄想ごはん」第1話の撮影現場に潜入。密着時の撮影は、モテない主人公・和田理生が閉店ギリギリのスーパーに駆け込むシーン。まずは、監督を中心に役者とスタッフに状況説明する“段取り”からスタート。その後、実際のロケーションで数回にわたって役者の動きを確認するテストを行います。
2. 本番
段取りに基づくテストを数回行い、準備ができたら本番へ。フェイスマスクもはずして、役者は演技に集中。ドラマ制作の現場には、監督、出演者をはじめ、照明や音声などの技術スタッフ、ヘアメイク、スタイリストなど総勢30〜40人ぐらいのスタッフが携わっています。ドラマはたくさんの人の手によって、地道な努力に支えられて作られています。
3. VTRチェック
撮影した映像をその場でチェック。現場には何台かのモニターが設置され、数台のカメラからの映像が同時に映される。ドラマは丸1日撮影して、オンエアは約10分ほど…ともいわれ、1話撮るだけでも、約1週間かかることもめずらしくはないそう。
苦手な料理にも挑戦!高杉真宙の新しい魅力
7月10日からスタートした深夜ドラマ「ホメられたい僕の妄想ごはん」は、ゲスの極み乙女。の休日課長の話題のレシピ本を原案に、人間関係に不器用なモテない男が、“誰かにホメられたい”一心から妄想の世界に登場する美女にごはんを振る舞う恋愛コメディドラマ。
音楽にのせて作る、まるでミュージックビデオのような調理シーンにも注目が集まっている。端正なルックスの高杉さんとは対極にあるような冴えない主人公。そんな主人公について、「“変な部分”にこそ彼の魅力がある」と高杉さんは語った。
「このドラマの主人公・和田理生は、人から見てもらえないという溜まった鬱憤を晴らすのに、ストレスを妄想に転じ、それを美味しいごはんへと変えていく…というある種のアブノーマルな部分にすごく魅力がある人だなと思っているので、そこをちゃんと爆発させられたらいいなと思っています。同時にその魅力に気付いてくれる人がいないようにもしていきたいので、どれだけ殻を大きくしていくかの作業が必要なのかなと。また彼自身の存在を披露できる“舞台”が台所だと思うので、キッチンでしっかり魅了できるようにしていきたいですね」
ドラマにはテクニックいらずで、すぐ真似できる、完成までたった15分の超簡単絶品レシピが続々登場し、高杉さんの料理シーンが見どころに。
「実は僕、料理が本当に好きじゃないんですよ(笑)。お話をいただいたときに『僕、料理できないですけれど…』ということを正直に告白したぐらいで。だから今、必死に料理の練習をしています。最初は包丁の持ち方から始まり、野菜のいろいろな切り方を勉強して。家でも練習しようと作っているんですけれども、やっとちょっとずつ楽しくなってきたところです。最近、ネギのみじん切りが楽しくて『気持ちいい〜』と思いながら切れるようになりました(笑)。『もうちょっと料理がうまくなれたら!』と思う自分も見つけ始めていて、ドラマの撮影が終わったあとも自分で料理を楽しめるように、料理の面白い部分に気付いていければなと思っています」
高杉真宙(たかすぎまひろ)
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。2009年より俳優活動をスタート。’11年映画『カルテット!』にて初主演を務める。近年では『賭ケグルイ』シリーズやドラマ「私たちはどうかしている」、映画『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』、舞台『てにあまる』などジャンルに縛られず数多くの話題作に出演。今年4月には株式会社Postersを設立。放送中のTVアニメ「RE-MAIN」(テレビ朝日系)では、声優として出演中。