私たちを視力の悩みから解放してくれる、最新の近視治療について取材しました。実は視力が抜群にいいという、GINGER Girlsの齋藤悠衣さんの暮らしも併せてご紹介。治療後のイメージを膨らませて。
暮らしに直結する、視力の悩み
GINGERサポーターアンケートで視力が「やや悪い」「悪い」と答えた約300人の読者の皆さんに聞いたところ、メガネやコンタクトレンズを使った生活に不満を抱えている人は57%、治療法があるならぜひやってみたいという人は73%もいることが判明!
「ドライアイがひどい」(29歳/金融)、「朝晩、コンタクトの手入れをするのが面倒」(33歳/メーカー)、「メガネを捜したくても裸眼では見えない(笑)」(31歳/教育)など、視力の悪い人にとって「あるある」なお悩みが多数寄せられました。
そこで「夢の裸眼生活が実現する」と近年注目度が急上昇している、ICL(Implantable Contact Lens=眼内コンタクトレンズ)治療について、品川近視クリニック院長の湯川聡先生に教えていただきました。
ICL(眼内コンタクトレンズ)治療とは?
――ほぼ裸眼と同じ生活になると聞きました。どのような治療ですか?
ICL治療は文字どおり、眼内にレンズを挿入する近視矯正法です。2014年にレンズが改良されて以降さまざまなメリットが評価され、手術件数が飛躍的に増加しています。
手術といっても片眼5分で終わるので日帰りOK。目薬で麻酔をかけるため痛みはほぼなし。ライトでまぶしく、まるで水中にいるみたい…と思っているうちに終わりますよ。術後1週間は多少の行動制限があり、1ヵ月程度は目薬が必要ですが、それを過ぎれば裸眼とほぼ同じ快適な生活が始まります。
――手術と聞くとやっぱり少し不安です。
ICL治療を執刀できるのは厳正な試験をパスした眼科専門医かつICL認定医のみなので安心。そのため、どの病院でも一定の質が担保されています。病院選びに迷ったら、経験豊富な医師を選ぶとよいでしょう。
――ICL治療にはどんなメリットがありますか?
大きく3つ挙げられます。1つ目は、角膜を削らないということ。ICLは、万が一のときにはレンズを取り出し、治療前の状態に戻すことができます。いずれ老眼や白内障になっても、治療の選択肢に制約を与えません。
2つ目は、日々のケアが不要ということ。コンタクトレンズやメガネの悩みで一番多いのは、メンテナンスの手間ですよね。ICLは一度入れると裸眼と同じ生活になるので楽。ただし年に1、2回は定期検査をきちんと受けて。
3つ目は経済面です。ICL治療の標準価格は40万〜70万円。コンタクトレンズでも、月に5000円かかるとすると年間6万円、10年で60万円の出費になります。長い目で見れば、ICLはコストパフォーマンスに優れていると言えるのです。
――ありがとうございました。
裸眼生活になれば、仕事もおうち時間も充実
齋藤悠衣さんの仕事は主にデスクワーク。8時間のほとんどをPCに向かって過ごすものの、ドライアイなどの悩みは特にないのだとか! コンタクトレンズを使っていると、どうしてもレンズが涙を吸収してしまうのでドライアイになりがちですが、裸眼ならその心配がないのです。
帰宅後、リラックスタイムのお供はYouTube。動画を参考に筋トレしたり、笑える動画で和んだり。観ながら寝落ち、というのはコンタクトユーザーにとってうらやましい限りですよね。
いかがでしょうか。裸眼生活、実現したい…! そう思ったらまずはクリニックへ。湯川先生いわく、眼の形やサイズによって、30〜40人に1人くらいの割合で、ICL治療が受けられない人もいるそう。本格的に検討する前に、治療可能か検査を受けてみるのがよさそうです。
湯川聡(ゆかわさとし)
品川近視クリニック院長。日本眼科学会専門医。ICL認定医。ICL治療のほかレーシック治療、白内障治療など眼科手術の実績多数。
品川近視クリニック 東京院
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