ワインや食に関して知識が豊富なライターのYONEI YUKIさん。今回は下町情緒溢れる門前仲町のパン屋さんをご紹介。
リピ確実!?侮るべからず!門前仲町のパン屋
東京都江東区の北西部にある門前仲町。にぎわいのある商店街には飲食店も多く、下町の面影を残す活気のある街です。
おしゃれタウンではありませんが、渋沢栄一や伊能忠敬が住んでいた地域であり、歴史を感じることのできる深川エリアの一部です。
一見するとパン屋がなさそうな門前仲町ですが、実はリピしたくなるお店があるのです。しかもお手頃から高級!?まで振り幅広く揃っています。侮れません、門仲のパン屋。
Truffle BAKERY
テレビでもたびたび取り上げられている人気のパン屋、Truffle BAKERYの本店は門前仲町にあります。メイン通りから少し外れた目立たない場所にありますが、そこだけがヨーロッパの雰囲気を漂わせているレンガ壁のおしゃれな店構え。平日の昼間でも次から次へとお客さんが途絶えない人気っぷりです。
人気NO.1は看板商品の白トリュフの塩パン。
自家製トリュフバターが巻き込まれたパンは、トリュフオイルと白トリュフ塩で追いトリュフもされていて、袋を開けた瞬間からトリュフの香りに包まれます。
パン生地自体の美味しさとともにトリュフの香りと風味をストレートに楽しめ、クセになる味わいです。
白トリュフで有名なイタリア・アルバ産を使用しているあたりは、さすがヨーロッパの食材を輸入している会社が運営しているだけあります。
2番人気の黒トリュフの卵サンドも、トリュフの香り漂うお上品な卵サンド。見た目はボリューミィですが、たまごがふわふわ&やわらかで軽くいただけます。
新商品の生絞りクリームパンは、賞味期限5時間!の超フレッシュクリームパン。注文してからブリオッシュ生地にクリームを絞り入れるというこだわりのクリームパンは、クリームがなめらかで優しい味。マリトッツォのいとこのようなパン、ぜひ食べてみてください。
Truffle BAKERY
https://truffle-bakery.com/
エモいよ君は
以前、門前仲町方面を散歩をしていた時に目に入ってきた衝撃的な看板。それが「エモいよ君は」でした。以前ご紹介した高級食パン専門店「考えた人すごいわ」のプロデューサー、岸本拓也氏のプロデュースしたお店と知り、インパクト大の店名もなんとなく納得。
「ヒロインの朝」「巨匠のお気に入り」などパンのネーミングもなかなかの攻め具合。注文するときに少し恥ずかしくなってしまったのは私だけでしょうか(笑)。
突き抜けた雰囲気のあるお店ですが、パンはいたって真面目な味わい。
「ヒロインの朝」はプレーンタイプで、はちみつがふわりと香り、隠し味のフレッシュヨーグルトが良く効いています。
「巨匠のお気に入り」はレーズンパン。どっしりと重く、825g近くのボリューム! 練りこまれている大粒のサンマスカットレーズンがとてもフルーティーでフレッシュ。酸味と甘みのバランスが抜群で、食べる手が止まりませんでした。レーズンパンって美味しい!と納得させられる逸品です。
エモいよ君は
https://emo-kimi.com/
たかたまこむぎ
門前仲町駅と木場駅の中間辺り、琴平通りと牡丹町通りの交差する場所に位置するお店は、シンプルな構え。
米と小麦だけで育てた天然酵母を使用してできたパンたちは、小麦の味わいを強く感じることができる、素朴だけどデイリー使いしたいパンばかり。ソフトからハード、デニッシュ系、お惣菜系などさまざまな種類のパンが並んでいます。
あんデニッシュとベーグルクランベリーを購入しましたが、あんデニッシュに使用されているあんこは粒あんで甘すぎず、デニッシュ生地がバターの風味良く、あんことのバランスもばっちり。
シンプルな見た目のベーグルは、もちっとした食感で、小麦の味わいがしっかりしていて酸味の効いたクランベリーが良いアクセントに。飽きのこない味です。
人気のパンを聞いてみると、食パン、焼きカレーパン、クロワッサンだそう。他にも気になるパンがいろいろあったので、次回買ってみようと思います!
たかたまこむぎ
東京都江東区牡丹3-19-8
03-3630-7098
パン屋巡りはやめられない止まらない
門仲のパン屋さんは、個性際立つお店ばかり。特徴がそれぞれ違うので、食べたいパンが多くて気づくと大量のパンを両手に歩いている自分が・・・。
門前仲町の近隣スポットとしてはコーヒー激戦区の清澄白河や東陽町があり、そちらにも美味しいパン屋さんが点在しています。パンを食べては歩いて、歩いては食べて・・・。美味しいパン屋との出合いはこれからもまだまだありそうです。
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