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TRENDLIFESTYLE

2020.11.30

【@三島】近くで、ひとりで、もいいんじゃない?

激動の世の中とともに生きるジョバンナ洋子ママが、日々感じたことや事件をお届けする連載「ジョバンナ洋子の今日もどこかでパトロール」の第7回。そろそろ師走の足音も聞こえてきた今月は、ジョバンナママ流の過ごし方提案があるとか。さて、どんな話なのやら。

ジョバンナ洋子

いくつになってもクレイジーですみません

ボンジョルノ〜。皆さん、お元気かしら? 行きつ戻りつ、再びの感染拡大でまた動きにくくなってしまったわよね。しかしね〜、コロナってヤツがこんなにシブといとは・・・。自分なりに現状を消化して、なんとか立ち上がったところを、また引き戻されて。ここからまた立ち上がるって相当なエネルギーが必要。

それなのにまた懲りずに着やしない洋服買っちゃって、本当に脳味噌も溶け出し始めてるんじゃないかと心配になるわ。似たようなことが『25年後のSATC』って本に書いてあったのよ、クレイジーの定義として。同じことを何度も何度も繰り返しながら、違う結果を期待することって。アハハ。

イメージ

Licensed by Getty Images

それから今や心のよりどころになっているミュージシャン、藤井風くんのライブに生きている間には行けないのかもしれないっていう落ち込みもあったわ。10月に開催された武道館は見事落選、このあとのホールツアー全国12公演すべてエントリーして全滅! 1ヵ所も当たらなかったのよ。もしかして年齢制限されてるんじゃないかと邪推する始末よ(笑)。でも見渡すといける人が宝くじ並みの幸運だったみたいで。まあ、こんなことで一喜一憂してるっていう完全な現実逃避状態ね。

美味しいものだらけの街、三島

医療従事者の方々を思ったら、我慢も必要とは思うけれど、適度にお日様を浴びないとやっぱり少なからずメンタルに影響するらしいのよ。だからね、この間は恒例のおひとりさまツアーで気分転換したわ。特に今はその方が安全でもあるし、気も遣わないし。以前にもまして価値観の温度差もあるし、お財布具合もそれぞれ。親しい友人でもそのあたりをすり合わせるのはしんどくなりつつもあるんじゃないかしら。

そんなこんなでここ数年、秋にはチェンマイ、バンコク、メルボルンと海外を旅してたんだけど、今年は三島。これが意外な穴場なのよ。都内から新幹線で1時間で、富士山に見守られながら過ごせるの。駅前に新しくできたホテルは、もちろん部屋からの眺望も富士山、グラスの底にも富士山、トイレットペーパーの畳み方も富士山、何でもかんでも富士山(笑)。しかも水の都って呼ばれるくらい、富士山の湧水が流れてて水が綺麗。源兵衛川は川の中を散歩できて、気持ちよかったわよ。
源兵衛川

最近の映えスポット、三島スカイウォークにも出没してみたの。富士山とマジックアワーと紅葉っていう絶景を堪能したわ。ホントこんなふうに自然を感じながら、少し自分を開放したかったのよ。
ユリコフ・カワヒロ

ご存知だと思うけれど、お酒大好き、しかも食いしん坊だから、美味しいものがあることが旅先選びの最低条件。個人的には日本でベスト1ともいえるのが桜家のうなぎ。相変わらず絶品だったわ。それからフレンチもレベルが高いの。なかなか予約が取れないビストロなんだけど、これも一人なら急にカウンターで行けたりもするし。オーセンティックバーも数軒いい店があって、通な人ははしごして楽しむらしいのよ。そうそう、こだわりの豆を置いてるカフェのコーヒーも美味しかったわ。

しっかりパワースポット三嶋大社にもお詣りして、商売繁盛も抜かりなくお願い済みよ。しかも帰りに熱海の日帰り温泉とスパでリラックスして、1泊2日大充実の近場旅だったわ。日帰りだって楽しめるはず。

年末の正しい過ごし方2020

赤ワイン

(c)Fenea Silviu/Shutterstock.com

#近所は宇宙 ってGoogleのCMのコピーにもなっているけれど、今年は近くに目を向けるようになったことは良かったことよね。三島もそう。日本にこんないいところがあるって改めて感じられたもの。自分の家の周りにもいろいろいいところがあるって気づいたし、今年の年末はいつもより少し奮発した食材を買って、極上のワインを用意して、家でゆっくり過ごすのがおすすめ。

2021年に向けての準備期間としましょうか。じゃ、また来月!

●おすすめのワイン

ヴィエッティ バローロ ロッケ ディ カスティリオーネ

ヴィエッティ バローロ ロッケ ディ カスティリオーネ
ワインの王様とも呼ばれる最上級赤ワイン、バローロとは、ピエモンテ州のバローロ村とその周辺で造られる原産地認定DOCGを得ているワイン。今回ご紹介するのはそのバローロの名手、ヴィエッティ社の「バローロ ロッケ ディ カスティリオーネ」です。

ヴィエッティ バローロ ロッケ ディ カスティリオーネ
1919年に創業者がワイン造りをスタートし、1961年に先代のアルフレード・クッラードがバローロで初めて単一畑のブドウにこだわり造ったのがこのワイン。単一畑で採れたブドウで造られるワインは、その土地の個性を表現できると言います。
ヴィエッティ バローロ ロッケ ディ カスティリオーネ

ワインの色合いはルビーレッド。ローズ・ドライフラワーや甘草、スパイスやトリュフなどの濃厚なアロマが特徴の複雑で優れたボディ。力強いけれどバランスの取れたタンニンを持ち、エレガントな仕上がり。シチューやジビエ、赤身の肉料理、熟成したチーズなど、冬の料理にぴったりの相性です。

Vietti Barolo Rocche di Castiglione
ピエモンテ州
ネッビオーロ100%
750ml ¥29,000(限定数量発売・参考小売価格)

フードライナー
078-858-2043

TEXT=ジョバンナ洋子

ILLUSTRATION=ユリコフ・カワヒロ

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