NY在住のエディターライター 山田ヒロミさんが、気になるトピックスをレポート。今回は、マスクにまつわる最新情報です。
ニューヨーカーのマスク事情
これまで、ニューヨーカーたちの間ではマスクをする習慣がなく、どちらかというと着用が避けられていた気がします(顔が見えないと怪しまれるので)。
しかし、コロナウイルスの蔓延により着用が義務に。街ではほとんどの人たちがマスクをするようになりました。コロナの影響で品切れなのはもちろんのこと、もともと日本のように使い捨ての不織布マスクが売られているのを見かけなかったNYでは、スカーフやバンダナなど代わりのものを使って顔を覆ったり、自分で手作りする人もちらほら。ファッションブランドのデザイナーたちも、マスク制作に立ち上がり、個性豊かなマスクが街を席巻し始めています。
今回は、経済活動再開、フェーズ2に入って街の活気が戻りつつあるニューヨークから、ニューヨーク、ブルックリンのローカルデザイナーが作っている、エクスクルーシブなおしゃれマスクをご紹介します!
マスクブランドを立ち上げて社会に貢献!
GINGER でも以前に紹介したことのある水着ブランドのデザイナーZhuRu。彼女がご主人でアーティストのJakeと新しいマスクブランド「Couverte」をローンチ。
コロナの感染が広がるなか、マスクをなかなか入手できない人たちのためにマスク制作を思いつき、手始めにPPE(個人用保護具/Personal protective equipment)の不足していた地元の病院を中心に医療用マスクを制作し配布。
その後、パンデミックのピークが一段落し、ロックダウンも徐々に解除になって人々が外に出始めたこともあり、いよいよ一般に向けてのマスクの発売をスタートしました!
個性を主張するアクセサリーとしてのマスク
「Couverte」とは、「カバーする、覆う」という意味のフランス語。クリエィティブな2人が作り出すマスクは、ファッション性があり、実際に自分たちも着けてみたくなるデザインにこだわっているそう。
両サイドのドローストリングは、結び方でサイズの調節が可能。使い続けてゴムが伸びたり、耳の後ろが擦れるなどの問題も解消されます。さすが水着ブランドを手がけているだけあって、物作りの基本もしっかりしていて、水着やレオタードに使われ吸水性がよく伸縮性のある素材を使用。立体パターンで、顔の輪郭にそってフィットし、つけ心地も快適です。
サステナブルもしっかり配慮
Couverteマスクには、頭の後ろにループ状のドローストリングをまわすCM001(写真左)と、ドローストリングが耳の周りを包むCM002(写真右)の2種類のシグネチャースタイルがあり、各26ドル。
大量生産の使い捨てマスクに代わって、洗って再利用可能というのもサステナブルを意識してのこと。もちろん、ゴミを出さないわけだから、環境にも優しいというわけ。
こちらの一般用は医療用ではありませんが、裏地がついた二層構造になっていて、衛生面にこだわった作り。内側にはしっかりフィルターポケットがついているのも安心ポイントです。
今現在、各デザインともMILK(オフ白)と、BLACK(黒)の2色展開ですが、近日中にはパステルピンクなど、カラフルな色もお目見えする予定。日本からもオーダーでき、海外発送もOKです。
売り上げの20%はGlobal Giving Corona Virus Relief Fundに寄付されるそう。マスクを買うだけで社会貢献できてしまうのもうれしいですよね!
COUVERTE
https://couvertenyc.com
マスクもコーディネートの一部として、服を選ぶように自分のスタイルにあったお気に入りの1枚を見つけたいですよね。
引き続き、気になったデザイナー、おしゃれなデザインのマスクをパトロールしていきます! Stay Tuned!