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2026.05.29

「体重を落とす」から「ボディラインを整える」時代へ!美容医療×ボディメイクで理想に近づける最新イベントレポート

2026年4月4日、WITH HARAJUKU HALLにて「美容医療セミナー&カウンセリング体験イベント2026」が開催されました。昨年秋の好評を受け、2回目となった今回のキーワードは「ボディメイク」。エイジングケアというと顔に注目しがちですが、実は多くのGINGER世代が、自分ではコントロールしきれないボディラインの変化に直面しています。プロの知見で理想のボディラインに近づける。そんな最新の美容医療の可能性を、トークセッションとカウンセリング体験を通して紐解きました。濃密なイベントの一部をお届けします!

エイジングは顔だけじゃない!加齢によるボディラインの変化にも目を向けて

〈左から〉ファッションプロデューサー 植松晃士さん、湘南美容クリニック 渋谷院 院長 小草智之先生、湘南美容グループ 皮膚科全体統括 西川礼華先生、自由が丘クリニック 形成外科部長 古山恵理先生、慶應義塾大学医学部 形成外科学教室 助教 牧野潤先生、骨格診断アナリスト 二神弓子さん、GINGER 統括ディレクター 平山由紀子

イベントの前半は医師と美容・ファッションのプロによるトークセッション。

1回目には、湘南美容グループ 皮膚科全体統括 西川礼華先生と湘南美容クリニック 渋谷院 院長 小草智之先生が、2回目には自由が丘クリニック 形成外科部長 古山恵理先生と慶應義塾大学医学部 形成外科学教室 助教 牧野潤先生が登壇。ファッションプロデューサー 植松晃士さん、骨格診断アナリスト 二神弓子さん、GINGER 統括ディレクター 平山由紀子を交え、美容医療とボディメイクをテーマに語り合いました。

エイジングケアというと顔のシワやたるみに目が向きがちですが、実は「ボディラインの崩れ」も見た目年齢を左右する大きな要因だそう。年齢を重ねるほど、腕や体幹に脂肪がつきやすく、全体的に丸みを帯びた印象に…。そんな体型の変化が気になり始めるGINGER世代に向けて、知っておきたい最新の「医療痩身」のメカニズムを1回目は小草先生が、2回目は牧野先生が解説してくれました。

1回目のセミナーの様子

一般的に「太る」=「脂肪が増える」イメージがあるものの、医学的には脂肪細胞の数自体は20歳以降ほぼ変わらず、体重の変化は脂肪細胞の大きさに左右される※1のだとか。

摂取エネルギーが消費量を上回ると、余分なエネルギーが蓄えられて脂肪細胞が大きくなり太る。逆にエネルギー消費量が上回れば、余分な脂肪が消費されて脂肪細胞が小さくなり痩せる。このメカニズムで、太ったり、痩せたりする2といいます。

このメカニズムを踏まえて今注目なのが、医療機関でしか受けられない「脂肪細胞の数自体を減らす」アプローチ。大人になってから基本的に数が変わらない脂肪細胞を、不可逆的に減らしていく。だからこそリバウンドしにくく、自力では難しい気になる部分を狙って治療を受けられるのが最大のメリットです。

数万人の骨格を診断してきた二神さんは、「骨格タイプによって太り方の特徴は異なり、トレーニングをしても狙った場所が痩せにくいこともあります。だからこそ、美容医療の力を借りるのはとても賢い選択肢」とコメント。植松さんも、「大人のダイエットは、ただ痩せるだけだと老けて見えてしまうことも。健康的に、必要な場所だけをシェイプすることが大切」と語り、来場したGINGER読者たちも自身の骨格を確認しながら深く頷いていました。

注目の脂肪冷却治療とクリニック選びの心得

さらに医療痩身のなかでも脂肪冷却治療を深掘りして、1回目は西川先生が、2回目は古山先生がレクチャー。

脂肪冷却治療とは、脂肪を冷やすことで脂肪細胞の数を減らす治療のこと。脂肪細胞が低温に弱いという特徴を活用した、エビデンスに基づく施術として注目を集めています。一方で、脂肪冷却治療は1回の施術で劇的な変化をもたらすものではないこと、体重が減るわけではないことを理解することが必要と注意点の解説も。

また、GINGER読者が最も気になる「クリニック選び」についてもアドバイス。「治療に使用する製材(剤)や医療機器が薬事承認を取得したものか、どうかをカウンセリングでドクターに聞いても良いのでしょうか?」という植松さんの鋭い質問に対し、医師陣からは「もちろん、遠慮なく聞いてください!」と心強い回答が。

安さやベネフィットだけでなく、治療のリスクまで誠実に情報提供してくれるか。実際にカウンセリングに足を運んで、納得のいく説明を受けられるか。そんな「自分自身の目」でチェックすることの重要性が強調されました。

「今はオーバーサイズの洋服が流行っていますが、トレンドは繰り返すもの。また近い将来、ボディコンシャスなデザインが注目される日がくるはずです。今からなりたいボディラインを目指すことは、未来のハッピーに直結しますよ」と植松さん。

「着たい服を、着こなせる自分」へ。美容医療を賢く味方につけることは、外見のみならず、私たちの心までもポジティブにアップデートしてくれます。ストイックに頑張るだけではない、新しい時代のボディメイクのあり方に、会場全体が納得感に包まれました。

ドクターに聞く、理想のボディに近づけるための美容医療とは

トークセッションに登壇した4人の先生に、日々の診療・治療を行う上で心がけていることや、脂肪冷却治療について、さらに美容医療が気になっている方へのメッセージを伺うと——。

湘南美容グループ 皮膚科全体統括 西川礼華先生

「『若く見られたい』『きれいになりたい』といったとき、お顔にフォーカスされがちですが、首や手のエイジングや体型が気になるといった方も多くいらっしゃいます。またお顔のエイジングケア施術を続けるなかで美意識が高まり、ボディの施術にも興味を持たれることもありますし、30代になって出産を経験し体型が大きく変化してしまったため医療の力を借りたいということも。

年齢やライフイベントによって、かつてとはシルエットが変わってしまったというときに、一度リセットするような感覚で、医療痩身を活用すると体型を整える近道になります。ずっと医療に頼り続けるのではなく、その後は食事管理や運動で維持すると、上手な付き合い方ができるでしょう」

湘南美容クリニック 渋谷院 院長 小草智之先生

「医師目線でのきれいと患者さまが求めるきれいにはズレが生じることもあります。理想をかなえるために、お悩みや好みを詳しくカウンセリングして目線を合わせるように心がけています。

ボディメイクにおいては、努力で体重を落としても、痩せたい部分が痩せられないといったことがあると思います。0から10まで美容医療で対応するという手もありますが、ご自身ではどうにもならない部分は美容医療に頼るという使い方もありなんです。クリニックや美容医療を活用する人が増え、以前よりもオープンな雰囲気にはなっていますが、不安を持って来院される患者さまも多くいます。クリニックに行ったら、必ず施術をしないといけないわけではありません。長期的な視点で美容医療を検討するのも良いと思います」

自由が丘クリニック 形成外科部長 古山恵理先生

「当院は“美の総合デパート”を掲げています。定期的に通ってくださる患者さまも多く、お顔からボディまで、気になることがあればその都度、提案をしています。美容医療が初めてでお悩みが漠然としていても、お気軽に相談に来ていただければ、適切な施術を提案します。患者さまご自身で施術を決めなくても大丈夫ですよ。経験豊富な医師が複数在籍していますので、ときに一緒に診療することもあります。

気になり始めたタイミングで美容医療を始めておくと、将来的なきれいの維持につながると思います。1回1回の施術で激変しなくても、10年後にはプラスになります。予防や微調整といったイメージで、美容医療を取り入れてみると良いのではないでしょうか」

慶應義塾大学医学部 形成外科学教室 助教 牧野潤先生

「患者さまからの要望や相談の背後にある、クリニックに来るまでの経緯に思いを馳せることが、真のニーズに応えることになると考えています。それによって、ご本人が望む治療と、本当の意味でためになる提案ができると信じています。

きれいを追求するなかで、医療行為でしかかなわないことがあります。美容医療はエビデンスに基づくエイジングケアをしていきたいという方には、ベストな選択肢になるでしょう。また日頃運動習慣がある方も、ない方も、加齢に伴う体型の変化に悩んでいる方は多くいます。どこに行けば安心して施術を受けることができるかを考えた結果、大学病院に足を運んでくださる患者さまもいます。一人で悩まずに、お気軽にお越しください。」

ドクターと話せる個別カウンセリング体験を実施

カウンセリング体験を担当したドクターたち

トークセッションで知識を深めた後は、実践編へ。来場したGINGER読者たちが、ドクターと一対一で話すことができるカウンセリング体験を実施しました。自分一人では解決できなかったボディラインの課題まで、真剣な眼差しで相談する読者たちの姿が、会場のあちこちで見られました。

賢く取り入れてきれいを更新。ドクターが贈る美のエール

カウンセリングを行った6人のドクターにも、日々の診療・治療を行ううえで心がけていることや美容医療が気になっている人へのメッセージを伺うと——。

慶應義塾大学医学部 形成外科教室 助教 大倉万由子先生

「患者さまが主観的に気になっていることを確認して、客観的に見てもそう思う場合と違う場合があるので、ていねいにお話します。鏡で見る自分の顔と他人から見た顔は印象が違いますし、悩みがあるパーツでも普通に話しているときには目立たないこともあります。

私は慶應義塾大学病院で美容医療外来がスタートして以来、脂肪冷却治療も担当しています。この施術は顎下や太ももなど、部分的な医療痩身が行えます。体型が整うことをきっかけに、食生活や運動を気にかけるようになって、自分の体が好きになり生活が豊かになることもあると思います。医療痩身が気になる方は、美容クリニックにぜひ足を運んでみてください」

品川スキンクリニック 横浜院 院長 方波見有貴先生

「何をしたらいいか分からないけれど、教えて欲しいという方は、意外と多くいます。そんなときは医療用語を使わずに、分かりやすくお話しするように心がけています。満足してもらえそうな施術を一緒に選んでいけたらと思います。

GINGER世代は予防の意味でも美容医療を取り入れることで、将来的な見た目が変わります。コツコツ積み重ねることで、結果的にコストも抑えられるかと思います。美容医療はネガティブな情報や劇的な変化がSNSで拡散されやすいものの、基本は“あなたをきれいにするもの”です。リスクをもきちんと説明するので、一度足を運んでみてください」

クロスクリニック銀座 髙栁里穂先生

「当クリニックには肌治療はもちろん、痩身を目的とした患者さまも多くいらっしゃいます。食事管理や運動によってダイエットを頑張るなかで、もう一声ボディラインを整えたいという声を多くいただきます。脂肪冷却治療は、年を追うごとに日本人の骨格に合わせたアタッチメントが登場し、細かなニーズに対応できるようになりました。半年ほど前から取り組めれば、結婚式を控えた方のボディメイクにも適しています。“ダイエットの仕上げ”といったイメージを持っていただくと良いでしょう。

肌治療においては肌の構造から、なぜたるみやシミができるのかまで、医療である以上根本的な説明をしっかりとするように心がけています。ボディメイクや肌治療に興味がありましたら、ぜひご検討ください」

アステリアクリニック 院長 辻井鴻先生

「来院してくださった理由や、なりたい姿、気になる施術を聞きながら、理想に近づくためにできることをお伝えしています。昨今は薬による医療痩身が話題になることも多く、メリット・デメリットをお話しすることもあります。

美容医療は必要なタイミングで適切に利用して頂くことで、患者さまが理想とするボディラインや肌の状態に近づいていける可能性があります。脂肪冷却治療も、患者さまの年齢やライフイベントに合わせて、その時々で気になる部位の脂肪にアプローチすることができます。美容医療は踏み入れるのに勇気のいる世界だとも思いますが、値段だけでなく、信頼できそうか、コンセプトは良さそうかにも目を向けてクリニックを選ぶと良いと思います」

KUMIKO CLINIC 山岡悠飛先生

「KUMIKO CLINICは、注入治療と痩身治療を軸にしたクリニックです。注入治療はメスを入れない治療ということもあり、ナチュラルな仕上がりを求める方が多くいらっしゃいます。満足いただくためには仕上がりの共有がとても大切で、鏡を見ながらどのくらい変化を出すかを確認するように心がけています。痩身治療ではふくよかな方だけでなく、顎下や二の腕の部分医療痩身を求める細身の方も多いです。脂肪冷却治療は、同じ部位に行う場合、2ヵ月間空ける必要がありますが、1回よりも2回行うことでより効果を感じられるという報告があります※3

美容医療が気になる方は、まずは一度カウンセリングへどうぞ。その場で決断する必要はありません。悩んだら持ち帰って、やりたいときにやってみようというラフな感覚で構いません」

SBC NEO Skin Clinic 恵比寿院 院長 吉川優菜先生

「美容医療が身近になってきたなかでも、ハードルを感じている方もいるので、お話ししやすい雰囲気づくりを意識しています。またその方がどうなりたいか、そのお悩みによって日常生活にどんな支障があるかをヒアリングするようにしています。SBC NEO Skin Clinicでは、機器や注入治療を広く取りそろえ、お肌を育てていく“肌育治療”を大切にしています。肌診断システムを活用し、3〜4回施術を受けた後の結果と比較して、体感だけでなく数値でも実感していただけます。美容院に行くような感覚で気軽にお越しいただき、美容医療を毎日楽しく、ハッピーで過ごすための手段にしてもらえたらと思います」

理想の自分に近づくためのボディメイクは、単に体重を減らすことではなく、自分の体を慈しみ、自信を持ってファッションを楽しむためのステップ。

努力だけでは届かない場所に、美容医療という「賢い選択肢」をプラスする。それは、今の自分を肯定しながら、もっと自由に「きれいを更新」していくための最短ルートかもしれません。

※1 Spalding, K. L. et al., Dynamics of fat cell turnover in humans. Nature. 435, 2008, p.783-787.
※2 三谷塁一. 食品成分による肥満と関連疾患の予防に関する分子メカニズム. 信州大学農学部紀要. 2017, 第53巻, p.17-26.
※3 Tan T, et al. Aesthet Surg J 2022;42(7):760–770.

TEXT=米山奈津美

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