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TIMELESSPERSON

2026.07.17

板垣李光人&綱啓永に“口に関する”2つのクエスチョン!新作映画の撮影秘話をクロストーク

異色なホラーで観客を魅了する、映画『口に関するアンケート』が絶賛上映中! 心霊スポットに向かった大学生グループのひとりが翌日行方不明に。あの日にまつわる証言によって明らかになる謎。この映画の結末を“口”にしたら最後――。話題の映画に出演する主演の板垣李光人さん、綱啓永さんのクロストークをお届け!

極限の独白に挑む、ふたりの集中力

[板垣さん]ジャケット¥57,200/ブルーナボイン リング左¥37,400/プリュイ シューズ¥103,400/キッズ ラブ ゲイト その他/スタイリスト私物

板垣李光人さん(以下、敬称略) 登場人物たちの証言で物語が進んでいきますが、その証言のシーンは、本当に気合いでしたね。ああいう感情が高ぶる芝居って、普通は物語の積み重ねや、それまでの撮影で蓄積してきたものがあって表に現れるものだと思うんです。でも今回は、自分の感情に、外部からの干渉や呪いのようなものが入り込み、自分の意思とは反する部分も表現しなければいけなかった。しかも撮影初日に撮影することになったので、とにかく気合いでした(笑)。

綱啓永さん(以下、敬称略) 本当にそうだよね(笑)。撮影は暗い空間で行われていて、カメラの前に座って、ひとりで延々と話し続けるんです。カメラ位置の移動はありましたけど、基本的には何時間も同じ場所で。あの空間にあと5時間くらいいたら、たぶん気がおかしくなってたと思う(笑)。

板垣 絶対そう(笑)。

 普段のお芝居って相手とのやり取りがあって、そこから受け取るものがあるけれど、今回は相手がいない。カメラに向かって、自分のなかから感情を生み出していかなければいけなかったので、すごく孤独な作業でした。

板垣 本当にそのとおりで、いかに自家発電できるかでしたね。相手から受け取るものがないぶん、想像力を働かせながら感情を立ち上げなければいけない。また、僕が演じる翔太が独白のなかでロープを手にする場面があるんですけど、実際のロケーションを踏まえると、そのロープがどこにあって、どう取り出されるのが自然なのかという細部まで考えながら撮影していました。

撮影現場とお互いの印象

板垣 みんなとの撮影は楽しかったです! 独白のシーンはひとりだったので正直しんどかったですけど、そのあとの現場はみんながいるのが嬉しくて(笑)。孤独な戦いを終えて、ようやくみんなと芝居ができる、みたいな感覚でした。

 確かに(笑)。みんなそれぞれ大変なシーンを乗り越えたあとで集合した感じがした。僕も純粋に楽しかったです。僕ら含めた(吉川愛さんとMOMONAさんの)4人で一緒にいるシーンが多かったんですけど、本当に友達同士で遊びに来たみたいな空気感がありました。

板垣 僕は車のシーンが印象に残っています。撮影は意外と大変で。

 そうだったね。車の揺れを再現したり、衝撃を表現したり。

板垣 僕、マルチタスクが苦手で。「ここまではアクセルを踏んで、このタイミングで離して、またすぐ踏んでください」といった指示を受けて芝居をしなきゃいけなくて。完全にパニックでした!(笑)

 そうなの? 冷静で器用そうに見えるのに意外!(笑)。

板垣 あのシーンは本当に必死(笑)。

 板垣くんはもっとクールなタイプだと思っていて(笑)。実際にクールな部分はあるんだけど、近寄りがたいわけじゃない。気軽に話せるし、ちゃんと返してくれる。そこはいい意味で印象と違いました。

板垣 それはよく言われます(笑)。「もっと話してくれないと思っていた」って。

 なんだか少しズルいなと思います(笑)。話しかけてくれたり、笑ってくれたりするだけでこっちが嬉しくなるんですよ!

板垣 (笑)。僕は逆に、最初に抱いていた印象からあまり変わらなかったです。明るいお兄さんというイメージだったんですけど、ご一緒しても本当にそのままでした。それに、みんなで取材を受けるときなんかも、会話が止まりそうになったら自然に話題を広げてくれたり、場をつないでくれたりしていて。すごく頼りにしていました。

 そんなことしてたかな(笑)。

板垣 してくださってましたよ! この作品はみんなで集まる機会も多かったので、そのたびに場を明るくしてくれる存在でした。

“口に関する”2つのクエスチョン

――“口”にちなんで、疲れた日にこそ食べたいものは?

板垣 僕は現場の合間に甘いものを摂ることが多いです。疲れそうな日ほど糖分が欲しくなるタイプなので、自分で用意したり、見つけて買ったりしています。

 最初、疲れたら焼肉かなと思ったんですけど、今話を聞いていて、僕もやっぱり甘いもの。もともとパンが好きなんですけど、チョコクロワッサンとか、疲れているときはそういう甘めのものを食べることが多いです。

板垣 僕の場合は、砂糖をたくさん入れたカフェラテ(笑)。疲労が溜まりそうな日は、ほぼ必需品です。

――“口”にちなんで、言霊は信じる?

板垣&綱 信じる!

板垣 この仕事をしていると特に感じます。好きなことややりたいことを人前で言っていると、それを聞いてくださる方がいて、仕事につながることがあるんです。そういう意味では、言葉には力があるなと思います。

 本当にそう。この仕事は特に、口に出すことでつながることが多いと思います。だから僕はかなり信じていますし、むしろ言霊に頼ることもあります。「やりたいです」「やりたいです」って、とにかく言い続ける(笑)。

板垣 僕は普段から服が好きだと言っているんですけど、その発信がきっかけでコレクションに呼んでいただいたこともありました。あれはきっと、言葉にしていなかったらつながっていなかったご縁だと思います。

 僕も、原作が好きだと発信していた作品があって、その後実写映画への出演が決まったことがあります。好きだという気持ちを伝え続けていたからこそ巡ってきた機会だったので、本当に嬉しかったですね。言葉に残しておくことの大切さを実感しました。

大ヒット原作に宿るもの

板垣 原作を読んだとき、とにかく面白くて感動したんです。この小さな一冊に詰まっている情報量や構成、演出の巧みさに圧倒されました。だからこそ、「これをどう映画化するんだろう」という興味がまず大きかったですね。

原作が本当に素晴らしい作品なので、映像化は簡単ではないと思っていました。うまくいけばすごく面白いものになるだろうし、一方で原作の存在が大きいからこそ難しさもある。そんな作品だったので、お話をいただいたときは期待と緊張の両方がありました。

実際に完成した作品を観て感じたのは、原作にしかない魅力と、映画だからこそ生まれた魅力、その両方がきちんと成立しているということ。映像作品としてとてもいい形で結実したんじゃないかなと思っています。

 僕もそこはすごく共感します。そのうえで個人的に惹かれたのは、人間関係のリアルさでした。

物語の舞台は大学生たちのグループなんですけど、その関係性がリアルなんですよね。仲が良さそうに見えて実は少し歪(いびつ)だったり、言葉にしない感情が積み重なっていたり。男女混合のグループだからこそ生まれる空気感や距離感も含めて、すごくリアルに描かれている作品だと思います。

ホラー作品として楽しんでいただくのはもちろんなんですけど、その人間関係の描写にも注目してもらえると、また違った見方ができるんじゃないかなと思います。

【絶賛上映中】映画『口に関するアンケート』

© 2026 映画「口に関するアンケート」製作委員会

出演/板垣李光人/綱啓永 吉川愛 MOMONA(ME:I)
森愁斗(BUDDiiS) 西山智樹(TAGRIGHT)
原作/背筋『口に関するアンケート』(ポプラ社刊)
監督/清水崇
配給/松竹
movies.shochiku.co.jp/kuchi-movie
X @kuchimovie
Instagram @kuchimovie
TikTok @kuchimovie

板垣李光人(いたがきりひと)
2002年1月28日生まれ。2012年に俳優デビュー。主な出演作には、『約束のネバーランド』(20)、『ブルーピリオド』(24)、2024年には『八犬伝』、『陰陽師0』、『はたらく細胞』の3作で48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2025年には「秘密 ~THE TOP SECRET~」でゴールデン帯連続ドラマ初主演を果たした。近作に、『ババンババンバンバンパイア』、『ミーツ・ザ・ワールド』、声の出演『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(すべて25)、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」(25~26)などがある。7⽉23日スタートのドラマ『⼤空港〜GATE24〜』(毎週⽊曜・夜9時〜 テレビ朝⽇系)に出演。
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綱 啓永(つなけいと)
1998年12月24日生まれ、千葉県出身。2017年に第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得し、芸能界デビュー。19年に「騎士竜戦隊リュウソウジャー」でメルト/リュウソウブルー役を演じて注目を集める。 以降も数多くのドラマに出演し、22年放送の「君の花になる」では劇中のボーイズグループ「8LOOM」のメンバー として実際にデビューした。映画の出演作に、『違う惑星の変な恋人』、『女神降臨 Before/After』、『ネムルバカ』、『#真相をお話しします』、『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(いずれも25)、『教場 Reunion/Requiem』、『東京逃避行』(ともに26)などがあり、出演映画『ブルーロック』の公開を8月7日に控える。
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KIDS LOVE GAITE(キッズ ラブ ゲイト)
FAITH Co.,Ltd.
03-6304-2937
東京都渋谷区笹塚2-1-14 スタープラザ笹塚301

PHOTO=池田博美

STYLING=[板垣さん]石井大、[綱さん]三宅剛

HAIR & MAKE-UP=[板垣さん]信沢Hitoshi、[綱さん]森村まほ(CONTINUE)

TEXT=GINGER編集部

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