いよいよ7月6日(土)より渡辺翔太さん(Snow Man)と中村アンさんがW主演を務める「青島くんはいじわる」がスタート! 今回は中村さんの内面に迫るべくインタビューすると、中村さんはさらにパワーアップしていたことが判明! 自然体で飾らない中村さんの秘密は、自分自身が“楽しむこと”だった。
キャリアを重ねた今だからできること
中村さんが初めて連続ドラマの主演を務めたのはラブコメディの「ラブリラン」。その後「着飾る恋には理由があって」「DCU〜手錠を持ったダイバー〜」「NICE FLIGHT!」などの話題作に次々と出演。様々なジャンルの作品、そして役柄を演じてきた今、「青島くんはいじわる」という王道のラブコメに出演することをどのように考えているのかを聞いてみると、俯瞰で自身の現在地を捉えているような答えが。
「王道って世の中に刺さっていたり、真似したりしてもらえたりすることだから、王道なことができる人ってすごくカッコいいな、と思っていて。それってベーシックな部分がきちんと確立できているんですよね。いろんなことを経験したうえで、この作品は私にとって新たな挑戦。どんな作品であれ、同じ役も同じ現場もないから、毎回真新しい気持ちではあるんですが、自分なりにキャリアを重ねた今だからこそ、“王道”から逃げずに、正面からぶつかりたいなと思っています」
そして4月クールの「約束 〜16年目の真実〜」では、サスペンス作品で主演を務めた。演じるのは、父親の無実を信じて、故郷に戻ってきた一匹狼の刑事。連続してドラマの主演を務めることになるが、今作で演じる葛木雪乃は恋愛戦線から離脱した自堕落気味な干物系女子と、そのキャラクターは正反対だ。
「正反対の人物をこの短い期間でギュッと皆さんにお見せできることはチャンスだと思っています。もちろん、全く違う人物になるのが女優としても楽しい部分ですし、ヴィジュアルとしてもこんなに振り幅があるんだってことを自分自身楽しみつつ、役者としての可能性を増やしたいんですよね」
中村アン流“自分の癒やしかた”
役者であること、そして何よりも“中村アン”であることを楽しんでいる中村さん。長丁場の撮影が続くなかでも、撮影中の楽しみや息抜きはというと。
「ひとつひとつの仕事を楽しもうという気持ちを大事にしています。ハードになってくると余裕はなくなっちゃうんですが(笑)、でもこのお仕事ができることにまずは感謝。
息抜きは、好きなものを食べたり、次の日のスタートが遅かったらちょっと深くお酒を飲んだり。家に帰ってセリフを覚えなきゃいけないときは、好きな香りを焚いて、リラックスできる瞬間を増やして、この時間だけ『頑張ろう!』って集中します。撮影が長期間にわたるときは、散歩してちょっと違うことに気を向けていますよ。あと弱音を吐ける友達に『大変だー!』って言ってスッキリするとか(笑)」
そう言って、中村さんは楽しそうに微笑む。自分をご機嫌にする方法を自分が一番分かっている――バランスを取るのが上手で、素敵なオーラをまとっている女性だからこそ、多くの人から愛され支持されているのだと再確認した。最後に、中村さんは連日撮影の日々なのも承知のうえで、この夏にやりたいことを妄想してもらうと(笑)。
「夏らしいことで夏を感じたい! 花火を観たいですね。実は新潟県長岡の花火大会に行ってみたくて。毎年タイミングを逃して『いつか見れるかな〜』と思っているんですが、最近は『いつか』って思わないようにしようと思っていて。見たいものは見る、行きたいところは行く、行動力をつけようと。どれだけ疲れていても足を運びたいなと思っています。今年はまだどうなるか分からないけれど(笑)」
インタビュー中印象的だったのが、芸能の仕事について話している時の「年齢はただの数字」という言葉。中村さんはただ増えていくばかりの数字ではなく、これまでどんなことを吸収し何を表現してきたか、その歩みを大事にしているように映った。アップデートを続ける中村アンの新たな挑戦、ぜひテレビの前で思いっきり癒されて!
オシドラサタデー「青島くんはいじわる」
原作/吉井ユウ『青島くんはいじわる』めちゃコミックオリジナル
出演/渡辺翔太 中村アン ほか
放送/毎週土曜 よる11:00~11:30
※テレビ朝日系にて2024年7月6日(土)スタート。初回は拡大SP!
tv-asahi.co.jp/aoshima_ijiwaru/
中村アン(なかむらあん)
1987年9月17日生まれ、東京都出身。女優としてドラマ「グランメゾン東京」「NICE FLIGHT!」「DCU〜手錠を持ったダイバー〜」「着飾る恋には理由があって」など多くの話題作に出演。
Instagram @cocoannne
X @AnneNakamura