新世代アーティスト・imaseさんが1st Album『凡才』を5月15日に発売! これまでの3年間をぎゅっと1枚に詰め込んだ、眩しくて爽やかな新盤にどんな想いが込められているか、たっぷりインタビュー!
アルバム名「凡才」の意味
――1st Album『凡才』。すごくパンチのあるタイトルながら、凡才から程遠いimaseさんがこのタイトルをつけた理由が気になります。
恐縮です(笑)。もともとキーボードやギターが弾けたわけでもない自分が、どうしたらたくさんの方に聴いていただけるか、“凡才なりの戦い方”を表した曲が詰まったアルバムになっているので『凡才』と名付けました。約3年分の楽曲が収録されているので、僕について知ってもらえるような名刺代わりになるアルバムになりました。また、海外でも人気のある“盆栽”のように国内外問わずいろんな方に愛されてほしいという思いを込めたタイトルにしました。
――収録曲は全部で19曲ですね。JTの「ひといき習慣シリーズ」CMソングの「でもね、たまには」やマクドナルドのタイアップソングの「Happy Order?」など、タイアップソングが14曲もあってその多さにとても驚きました。
とてもありがたいことです。タイアップの曲作りで意識していることは、できるだけ新しいジャンルの曲調に挑戦することと、楽曲自体のキャッチーさです。CMで流れる尺は、昔自分がSNSに投稿していたのと同じように15秒や30秒が多いので、“切り取られる”ことを意識して耳に残るように作っています。
――どれも思い入れの強い楽曲だと思いますが、特に印象に残っているエピソードを秘めた一曲は?
やはり「Have a nice day」ですね。メジャーデビューするきっかけになった曲でもあり、初めてリリースした曲なのですごく思い入れがあります。このアルバムのなかでも一番古い曲ですし、今改めて聴くと、反省点はありつつも、このときにしか作れなかった楽曲なんだなぁとすごく感じます。
歌詞や歌唱法のこだわりの秘密
――歌詞を拝見すると、英語詞はフレーズのみで、日本語をベースに構成しているように思えますが、歌詞を書くときのこだわりを教えてください。
日本語特有の音、響き、メロディーにおもしろさを感じていて。もちろん英語の歌詞もすごく素敵なのですが、僕がそれをやるとあんまりよく聞こえないように感じることが多いのと、日本語は韻を踏んで響きを良くしたり工夫ができるのが良いなと思っています。
――それでいて、はっきりとした日本語に聞こえないような、独特な発音や歌い方をされていますよね。
昔の歌謡曲を聴くと、母音を柔らかく歌っている方が多い気がしていて。例えば、桑田佳祐さんや松任谷由実さん。多くの人に愛されている楽曲は、ハキハキとした日本語よりも日本語っぽくない柔らかい発音で歌っている印象があるので、とても参考にしています。また、そう崩した方が自分のトラックにハマりやすいと思っています。僕のトラックは洋楽っぽいサウンドも多いので、あえて崩した日本語をはめることでリズムが立っているのではないかと思います。
――ちなみにカラオケでも同じように?
カラオケは曲によって全然違うのですが、地声を張って歌うことが多いです(笑)。
imase「飽き性な部分がある(笑)」
――ジャケット写真やライブグッズを見ると一貫して可愛らしい印象で、飾ったり普段使いしたいなと思うものばかりです。クリエイティブ面にも関わっていますか?
スタッフさんと話し合いながら制作しています。今回のアルバムに関しては、タイトルを漢字の「凡才」にすることでキャッチーでインパクトがあるなと思ったので、ジャケットは「盆栽」の植物感を表現できたら嬉しいと伝えさせていただきました。それで、松や梅のイラストを加えたアートワークが完成しました。グッズは、Instagramでファンの方にどんなアイテムが欲しいかを聞いて意見を参考にしています。
――初の全国ツアー 『imase Tour 2024 “Shiki”』を終えたばかりですよね。そして、6月からは初のアジアツアー『imase 1st Asia Tour "Shiki"』、11月からはホールツアー『imase Hall Tour 2024 “Shiki-Sai”』の開催も決定していますね。今のお気持ちは?
今回のツアーは春夏秋冬を感じられるような演出にしました。四季折々の楽曲を意識しながらセットリストを組み、演出込みで四季を表現できたのではないかなと思います。また、初の全国ツアーだったので、これまで会えなかったファンの方にも会いに行けました。自分をより知ってもらえるような見せ方や、自分の楽曲をより楽しんでもらえるようなパフォーマンスを意識していたので、良いツアーができたのではないかなと思っています。
また、6月からのアジアツアーは、春夏秋冬を感じつつも少し海外に寄せた演出を考えているところです。それぞれの地域で初めてのワンマンライブになるので、ファンの方に会えるのがすごく楽しみですし、美味しいものを堪能したいですね!
――お話を伺っていると、やりたいことやアイデアが次々溢れ出てくるようなエネルギーを感じます。ご自身を俯瞰で見ると、どんな人間だと自己分析しますか?
曲作りをすごく楽しんでいたり、初めてのことに取り組むことが好きだったりするので、探究心が強いんだと思います。他にも、いろんなことに興味が湧いてきます。
――1つのことにのめり込むけど突然飽きる、熱しやすく冷めやすいタイプもいますよね。そういうわけでは?
実は、そのタイプなんです(笑)。結構飽き性かもしれません(笑)。
――なるほど(笑)。だからこそいろんなジャンルの曲が作れるのでしょうか?
そうかもしれないですね。すごく細かいこだわりや自分ルールがあるというよりかは、今はいろいろと挑戦してみたいなという思いが強いです。
今や日本の音楽シーンに新しい風を吹き込む、期待の新星であるimaseさんの原動力は、探究心と好奇心。“imaseらしい音楽”は、耳と記憶に残る際立つ個性がありつつも、飾らず等身大で勝負しているからこそ多くの人を魅了するのかもしれない。“凡才なりの戦い方”をしてきたと言う彼の「今」がぎゅぎゅっと収録された1枚は、“天才”的な輝きを感じさせる充実のポップアルバムだ。日常に華を添えてくれるような新盤をぜひ手に取ってみて。
1st Album『凡才』
imase初めてのアルバム『凡才』。大ヒット曲の「NIGHT DANCER」をはじめ、初期からの代表曲「Have a nice day」「逃避⾏」、JT『ひといき習慣シリーズ』CMソングの「でもね、たまには」、映画『SAND LAND』主題歌「ユートピア」、ANESSA Global Campaign Songの「Shine Out」、マクドナルドタイアップソングの「Happy Order?」を含む全19曲がフルボリュームで収録されたCDになっている。
初回限定盤には、2022〜2023年に⾏われた⼈⽣初ライブの映像も含む全16曲の映像をimaseとライブサポートメンバーによる副⾳声付きで収録。さらに、ショーケースを⾏った韓国/タイへ訪問した際のメイキング映像と、初のライブツアー『imase 1st Live Tour 2023 “Utopia”』のメイキング映像も収録し、合計90分を超えるボリュームの特典映像が収録されたBlu-ray/DVDが付属となる。
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imase(いませ)
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。音楽活動開始わずか1年でTikTokで楽曲をバイラルさせ、2021年12月にメジャーデビュー。「NIGHT DANCER」はMVの再生回数が1億を突破し、韓国の音楽配信サイト“Melon”でJ-POP初のTOP20入り。を果たし、SpotifyバイラルチャートTOP50に31の国と地域でランクインするなど世界でもバイラル中。1s t Album『凡才』をリリースしたばかり。6月からは初のアジアツアー「imase 1st Asia Tour “Shiki”」、11月からは初のホールツアー「imase Hall Tour 2024 “Shiki-Sai”」を開催予定。
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