“かじまり”の愛称で、20代を中心にファッションアイコンとして圧倒的な支持を集める楫真梨子さん。黒コーデへの愛は筋金入りで、2023年にはワードローブの大半を占める“黒”にフィーチャーしたスタイルブックも出版した。楫さんのブラックコーデを参考にしてみて!
黒を重ねるときは異素材をMIX
重ね着が増える冬。ひとつの素材でまとめてしまうと、平坦に見えてしまう恐れも。
「ツイードとニットを掛け合わせたり、同じ黒でも別の素材同士を重ねるように意識しています。ニットonニットとかはあまりしないですね」
白やグレーを小面積で取り入れる
全体のトーンは黒でまとめつつ、インナーに白を覗かせたり、巻き物でグレーをのせたり、さり気なくニュアンスを加えるテクニックは見事。
「グレーやネイビーなど、黒に近いけれど黒よりも柔らかい色みを挟むことが多いです」
シルエットにメリハリを作る
「全身黒でシルエットまでルーズだと、すごくモードに見えてしまったり、メンズ感が強すぎてしまうので、コートならベルトマークをしたり、ワンピースならウエストマークを取り入れたり…シルエットで女性らしさを添えています」
3首のどこかを上手に出して抜け感
手首、足首、デコルテのどこかで抜け感を出すルールは、真冬でも変わらない。
「寒い季節は、無理してガッツリ足首を出さなくとも、シアーなタイツでほんのり足首が透ける程度で、十分抜け感が出せるのでよく使う方法です」
ジュエリー&メイクでバランスを調整
沈みがちな色であるがゆえ、地味見えをいかに回避するかも大切。
「黒のカットソーとかを普通に着ちゃうと、本当にプレーンなコーディネートになってしまうので。そういうときはジュエリーの力を借りて盛るようにしています」
楫真梨子(かじまりこ)
L'AUBE BLANC ディレクター。20代を中心にファッションアイコンとして圧倒的な支持を集める。2023年春より「L'AUBE BLANC」をスタート。同年、ワードローブの大半を占める“黒”をフィーチャーしたスタイルブック『黒の装い 「普通」に見えない黒コーデ帖』を出版。
Instagram @kajimari1226