俳優として活躍する福原遥さんに、7月11日からスタートする新ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」についてインタビュー。質問のひとつひとつに、飾らない言葉を紡いで答えてくれた。
どちらかを選ぶのではなく、どちらも頑張って掴む
GINGER8月号〈特別号〉のカバーに初登場した福原遥さん。7月11日(火)からスタートする新ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」では、夢を追いかける最中に予期せぬ妊娠が発覚する主人公・仲川有栖を演じる。
「脚本を読んだときに、今の時代にぴったりな作品だと思いました。女性がバリバリ仕事をするカッコ良さやたくましさを感じられたし、主人公が夢をあきらめずに突き進もうとする姿に勇気をもらえました。きっと未来が明るくなる作品になるだろうな、と心が動かされた。お芝居のうえでは、有栖は思ったことをズバズバ言う、強くてクールな女の子なのですが、そういった役柄自体も初めてで、大きな挑戦になりそうです。
撮影はスタートしたばかりですが(※取材時)、めちゃめちゃ難しくて、今も手探りです。そのうえドラマの最初の部分で、高校3年生を演じるために制服を着たのですが…ギリギリだったかもしれないです(笑)。監督にも『もう少し、キャピキャピ感をお願いします』と指示されて、一生懸命高校時代の記憶を掘り起こしました」
本作は、現代に生きる女性が直面する悩みや葛藤をリアルに丁寧に描いている。もうすぐ25歳を迎える福原さんにとっても、“自分ごと”として考えさせられることが多いそう。
「深田恭子さんが演じるもうひとりの主人公は、40代のビジネスパーソンで、仕事に邁進し恋愛を後回しにしてきたという女性です。18歳と40歳という世代の違う女性を描くことで、年齢を重ねていくなかで、誰もが人生のいろいろな選択にぶつかり、その選択によって枝分かれしていく現実を突きつけられるはず。
私はもうすぐ25歳になるんですが、“いつか”とぼんやりしていた結婚、出産が少しずつ現実味を帯びてくる年齢になってきました。いつかは結婚をして子供を育てたいなと思います。40歳くらいになったときに、子供と仲よくショッピングとかできてたらうれしいな。同時に、自分らしいペースでお芝居を続けていられたら理想です。私が演じる有栖の生き方は、覚悟を決めたならばどちらも掴むことができると勇気を与えてくれます。私自身も彼女を演じることで背中を押される感覚です。
また、深田さんが演じる瞳子さんとの間に生まれる友情も見どころ。撮影では、深田さんとの掛け合いが多く、しかもほぼ言い合いばかりで緊張していますが、遠慮せずにぶつかっていけたらと思っています」
ヒロインという大役を務め上げたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」から息つく暇もなく、主演ドラマへ。担う役割が着実に大きくなっている現状をどのように捉えているのか?
「自分自身のなかでの大きな変化は、責任感をより一層感じるようになったこと。でも、あまりに感じすぎてしまうと空回りしちゃうので、とにかく“楽しむこと”を心掛けています。スタッフの皆さんが支えてくださるので、甘えられるところはいっぱい甘えさせてもらって、自分ができる精一杯をとにかくやりきれたら。現場では緊張感はもちろん大事なものですが、萎縮してピリッとした空気にならないよう、誰もがリラックスできる空気感を少しでも作れたらいいなと思っています。
幸いなことに今までたくさんの主演の方の背中を見て、素敵な現場を経験させてもらいました。その背中を少しでも追えたらいいなと思いつつ、自分らしさを忘れないようフラットな気持ちで現場に立っていたいです」
ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」
福原遥さんと深田恭子さんがW主演を務める新ドラマが、7月11日よりスタート(TBS系・毎週火曜夜10時〜)。ぶつかりながらも芽生えていく、歳の離れた2人の友情と、一筋縄ではいかない訳あり男子とのそれぞれの恋の行方とは・・・!?
https://www.tbs.co.jp/1840_tbs/
福原遥(ふくはらはるか)
1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。直近の出演作に、ドラマ「正直不動産」、連続テレビ小説「舞いあがれ!」など。7月11日より深田恭子さんとW主演を務めるドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(TBS系・毎週火曜夜10時〜)が放送。12月8日(金)より公開の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では水上恒司さんとW主演を務める。