今年、30歳を迎えた俳優・吉岡里帆さん。昨今の出演作品では、母親役を演じることも増えてきたそう。
吉岡里帆、「ガンニバル」は衝撃を受けるほどの作品
「母親役ってすごく責任を感じます。今回の『ガンニバル』では、娘役の志水心音ちゃんが夏休みを利用して撮影に入っていたので思い出を作ってもらいたくて、撮影の合間で一緒に卓球したり、スライムを作ったりして大切に過ごしたんです。その時間にとても癒やされました」
『ガンニバル』は小さな子供を連れて、田舎へと引っ越してきた家族が、村の忌まわしい風習に巻き込まれていくヴィレッジ・サイコスリラー。
「出来上がった作品を見て、私も衝撃を受けました。日本の小さな村を舞台にしていますが、世界のどこの国の方が見ても自分の国に置き換えることができる普遍的なものなのかなと思って。世界配信ドラマなので、ぜひ世界中の方に見ていただきたいです」
デビュー10周年、そして30代突入にあたり考えていることがあるそう。
「30代はもっとその時々の自分が何を届けられるかを見定めながら、作品を考えていけたらいいなと思っています。けれどもちろんこれまでどおり、どんどん新しいことにも挑戦し続けたいです」
吉岡里帆に3つのQ&A
Q. 2023年、プライベートで挑戦したいことは?
A. 地元京都を極めたい!
昨年、京都の観光大使に任命していただけたので、地元の京都をもっと知りたいです。久しぶりに行くと新しいお店もたくさんできていますし、これからはちょっと大人で知る人ぞ知る京都を提案できるようになりたいです!
Q. 見知らぬ土地に、突然放り込まれたら?
A. めちゃくちゃ周りに合わせます(笑)
本作で私が演じる有希は、アウェイな場所に放り込まれても毅然としていますが、私だったら必死で周りに合わせちゃうかも(笑)。
Q. もし違う仕事をするなら、何をしてみたい?
A. インテリアコーディネーターまたは建築家
昔は書道の先生になりたかったのですが、俳優になってセットや美術に触れる機会が増えて、そういうものに興味があったんだって気が付きました。どこに何を置くとか考えるのは楽しそうだなあと。建築を見るのも好きだから、いつか勉強もしてみたいですね。
「ガンニバル」
監督/片山慎三、川井隼人
出演/柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆ほか
ディズニープラス「スター」 独占配信中
吉岡里帆(よしおかりほ)
1993年1月15日生まれ、京都府出身。2013年女優デビュー。代表作にドラマ「きみが心に棲みついた」、映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』『ハケンアニメ!』など。写真集『日日』(マガジンハウス)が1月15日に発売したばかり。