成田凌さんと清原果耶さんがW主演で初共演を果たした、映画『まともじゃないのは君も一緒』が本日3月19日(金)公開! 今までに経験のないタイプの役どころを演じた二人に、驚いたこと、苦戦したことを語っていただきました。
セリフの多さに最初はびっくりした!
映画『まともじゃないのは君も一緒』は、“常識”や“普通”という言葉が当てはまらない“まともじゃない”二人の、人とのコミュニケーションのすれ違いや距離感のズレ、不器用さなどをコミカルに描いたオリジナルストーリーだ。成田さんは予備校講師の大野康臣を、清原さんは大野の教え子で予備校生の秋本香住を演じ、今までに経験のないタイプの役どころに二人とも苦戦した様子。
成田さん(以下、成田) 数学オタクの大野の、どこがまともじゃないというより、もう根本から人と違うんですよね。究極をいえば、2択あったらすべて人と違うほうを選ぶ感じ。たとえばその人柄を表すのに印象的なセリフが、香住に「今何食べたいの?」と聞かれて「そういうふうに考えたことがない」って答えるところ。僕からすればじゃあどうやってご飯選んでるの?って(笑)。
清原さん(以下、清原) 香住も予測不能な子です。思い立ってから行動するまでのスピードが速すぎるし、その行動の内容も、そんなことする?ってところまで平気でできちゃうのがすごいなぁって思いました。ただ、役に入って香住の気持ちになってみると、冷静に捉えることができたところもありました。
成田 それとやっぱり、この作品のセリフの多さには最初びっくりしたよね(笑)。
清原 私も第一印象はそれでした。すごく喋る役だなって。
成田 しかも、ただ一人でわーっと喋るんじゃなくて、掛け合いのシーンばかりで。セリフの覚え方は普段と同じでも、これ、清原さんと一緒にやるまでわからないなっていうのが本音でした。だから早く会って合わせたいと思ってました。
清原 わかります。私はこれまで、こんなに毒舌で思ったことをすべて口に出すような人を演じたことがなかったので、言葉遣いと行動をどう重ねていけばいいんだろう…という不安がありましたね。とにかく不自然に見えないようにしなくちゃ、って。現場では、基本的に直感でやって大丈夫です、って感じだったんですが、監督からは「とにかく振り切って!」と何度も言われて、振り切るってなんだ?って煮詰まったりもして(笑)。
成田 そうはいってもどういう方向に振り切ればいいのか、と(笑)。
清原 そうです、どこに行けばいいんだろうって悩んで苦戦しました。
成田 大野は、普通って何?なんていちいち引っかかってられないから逆に素直にいられる人でもあるかな。そこが僕とは全然違うと思ったし、たぶん気持ちがわからないからこそ興味がわいたし、演じていて楽しかったんだと思う。
清原 私も香住とは真逆かもしれないですね。いたる所で強気で、行動力があって暴言を吐いて…とにかく香住が動きたい方向へ一緒に行ってた、という感覚でした。
――二人が苦戦しながらも演じきった難役。ぜひ映画館で、その“振り切り”ぶりを鑑賞しましょう。
成田凌(なりたりょう)
1993年11月22日生まれ、埼玉県出身。俳優、ファッションモデル。現在は、NHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演中。公開待機作に主演映画『くれなずめ』(4月29日公開予定)など。
清原果耶(きよはらかや)
2002年1月30日生まれ、大阪府出身。2021年は『夏への扉- キミのいる未来へ- 』『護られなかった者たちへ』をはじめ、5本の出演映画が公開予定。
映画『まともじゃないのは君も一緒』は3月19日(金)より公開!
予備校で数学を教える大野康臣(成田凌)は、独身で恋人もいないが、結婚願望は持っていた。しかし、女の子とデートをしてもコミュニケーションがうまくできない。そこで、教え子の秋本香住(清原果耶)に、どうしたら普通に恋愛できるのか教えてほしいと頼み込み…。
『まともじゃないのは君も一緒』
出演/成田凌、清原果耶、小泉孝太郎、泉里香
監督/前田弘二
脚本/高田亮
https://matokimi.jp/