俳優とアーティスト、2つの顔を持つ岩田さん。そして、映画、ドラマ、舞台と演者としての道を突き進む新田さん。多方面からエンタメを発信する彼らに今一度、“映画”について語り合っていただきました。
映画館で観るからこそ特別なエンタメ
三代目 J SOUL BROTHERSとして大舞台でパフォーマンスをする一方で、役者としても近年多くの作品に出演している岩田剛典さん。そして、映画やドラマ、舞台などで役者のキャリアを伸ばし続けている新田真剣佑さん。
エンターテインメントのさまざまな世界で活躍するお二人が感じる映画の魅力とは?
岩田さん(以下、岩田) 映画はフリーコンテンツとは違って、決められた空間で集中して見ることができるエンターテインメント。
新田さん(以下、新田) 自分で選んで、お金を払ってまでも映画館に観に行きたいと思うのが映画ですよね。そういう意味ではエンタメのなかでも特別であり、それぞれの期待や思いを馳せることができる魅力的なコンテンツだと思います。
岩田 自動的にではなく、能動的に楽しめるというところが特別なのかな。だからDVDや配信ではなく、ぜひ映画館に足を運んで見てほしいですね。そもそも、映画は映画館の大きなスクリーンで上映できるサイズに撮影していたりもするからね。
新田 役者として個人的には、あの大きなスクリーンで自分が出演した作品を観終わって、エンドロールに自分の名前が出てくるときは最高の瞬間です。
岩田 なるほどね。作品として映画はずっと残っていくものだもんね。演者として名前を連ねるとか、次々に新しい作品にチャレンジすることって、この先何十年経っても生きた証となる。そういう意味で僕にとっての映画というのは、自分の人生のキャリアそのものを映し出す、一つの点となるんじゃないかな。
新田 僕、今回の『名も無き世界のエンドロール』の完成作を観たときに自分の好きなタイプの作品だなって思ったんです。いつもとは違って、客観的に観られたと思う。
岩田 僕は初号を山田杏奈さんと中村アンさんと、3人で観たんだけど、観終わったあとの衝撃が大きくて、3人ともしばらく座ったままズーンって感じだった(笑)。
新田 確かに衝撃的ではあるんだけど、僕は逆に「すごい面白い!」って思って、翌日もまた観ちゃったぐらい(笑)。
岩田 僕たちは脚本を読んだときにその結末まで把握しているから、初めてまっさらな状態で見てくださる皆さんがどういう風に感じるか、すごく楽しみですね。
共演して知った相手の素顔
初共演にて唯一無二のバディ役を演じた岩田さんと新田さん。作品を作り上げていくなかで知った、お互いの素の一面を教えてくれました。
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初めて会ったときの岩田さんの印象は?
「岩ちゃんだ!」って感じでした(笑)。ファンから見た三代目 J SOUL BROTHERSの“岩ちゃん”そのものだと思う。想像どおりの方でした。
素顔の岩田さんの魅力を教えて!
カメラが回っていないときでもずっと、カッコいいんですよ。僕、岩田さんファンの方と仲よくなれるし語れる自信があります(笑)。
岩田さんのカッコいいと思うところは?
岩田さんは、声もカッコいい。僕は声が高い方なんで、岩田さんみたいな男っぽい声に憧れちゃいます。つい聞き入ってしまいます。
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初めて会ったときの新田さんの印象は?
前からわかっていたけどとにかく華がある人。オーラがキラキラしていて、ものすごく爽やかな人なんです。イメージどおりでした。
俳優・新田真剣佑の魅力をひと言で表すと?
スクリーンに映ったときの存在感は唯一無二。本番に入るときの、グッと集中する様子には見ていてすごく刺激をもらいました。
プライベートで遊ぶなら何をしてみたい?
2020年はまっけんが出る舞台を観に行く予定だったんだけど行けなくなっちゃったから、’21年こそ! 楽屋に差し入れ持って行くね。
岩田剛典(いわたたかのり)
1989年3月6日生まれ、愛知県出身。E XILE/ 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーで、俳優としても活躍。2020年は映画『空に住む』、『新解釈・三國志』など3本の映画に出演。
新田真剣佑(あらたまっけんゆう)
1996年11月16日生まれ、ロサンゼルス出身。主演映画『ブレイブ -群青戦記-』が2021年3月に、出演映画『るろうに剣心最終章 The Final』が2021年のGWに公開予定。
映画『名も無き世界のエンドロール』
表と裏、それぞれの世界で生きるキダとマコト。強い絆で結ばれたふたりが仕掛ける“壮大な計画”とは・・・!? 衝撃のサスペンス・エンターテインメント。1月29日(金)全国ロードショー。
出演/岩田剛典、新田真剣佑ほか
監督/佐藤祐市
https://namonaki.jp/