GENGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale
This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

TIMELESSPERSON

2020.12.27

広がり続ける『えんとつ町のプペル』の世界

発行部数57万部のロングセラーの西野亮廣さんの絵本『えんとつ町のプペル』がついに12月25日に映画公開され、早くも話題になっています。絵本から個展、そして映画へと、かたちにとらわれず、進化し続ける最強エンタメコンテンツの製作秘話を、西野さんご本人に伺いました。

腕の見せ所だと思ったら興奮してきた

akihiro_nishino
高い崖に囲まれ、えんとつの煙で空の見えない世界で、ハロウィンの夜に人々から疎まれる「ゴミ人間」プペルと少年ルビッチが出会う。
2016年に、西野亮廣さんの4作目の絵本として出版された『えんとつ町のプペル』。絵本の構想段階から、なんと映画製作まで視野に入れていたのだそう。
akihiro_nishino
「いつかは絶対映画を作りたかったので、最初は『えんとつ町のプペル』を知ってもらおうと、全体のストーリーの前後を切り、まず絵本にしたんです」
そして2020年、ついにその夢が実現。製作総指揮として、映画製作のすべてに携わった。
「最初は、原作脚本以外は全部お任せしようと思っていたんです。でも劇団ひとりさんに『お前、絶対後悔するぞ』って言われて、ゾクッとして。そういえば僕、お笑いを始めたときも、絵を描き始めたときも、初めは素人だったなって。その都度実力不足で、それでも追いついてなんとか結果を出してきた。そもそもこの物語は、僕が実際に、夢を語って日本中から叩かれたという体験があってできたもの。僕がやらなくて誰がやるんだって思って。なので、原作脚本をやらせていただきつつ、エンディング主題歌の作詞作曲、セリフの言い方やキャラクターの動きの指示まで、とにかく全部携わりました」
アニメーションは日本を代表するスタジオ、STUDIO4℃とともに手がけた。
「ヒリヒリしますよ。外野から急に来て、『製作総指揮、僕なんで』って言っても、最初は『お前何者なの』って絶対思われるので。まずは信用してもらわなきゃいけない。そのためにとにかく無茶苦茶コミュニケーションをとりました。で、あとは覚悟を見せる。僕が一番努力していますよ、という姿勢を見せる。そこからは、意見を戦わせられるようになりましたね」
しかし、パンデミックという大きな壁が、製作中に立ちはだかった。
「『えんとつ町のプペル』をスタートさせて8年くらいになるのですが、映画を作るっていう一世一代の大勝負のこの年に、なんで100年に一度のウイルスがぶつかってくるんだって、最初は思いました。でも、こここそ腕の見せ所だと思ったら、興奮してきちゃって。だって、何も仕掛けなかったら、劇場に足を運んでもらえないっていう。それで漠然とした甘えはいっさいなくなって。よし、やってやろう、と思いましたね。そこから今まで、すっごい燃えてるし、楽しいです」

照れないで、ど真ん中のポップな作品を作る

akihiro_nishino

絵本『えんとつ町のプペル』の原画3点。絵本の世界がより奥行きを持って、映画へと生まれ変わっています。

厳しい状況下でも、多くの人に映画を見てもらうため西野さんが目をつけたことのひとつが「前売り券」。「映画を子供たちに見せたい施設や教室」と、「その子供たちのために寄付をしたい人々」のマッチングをクラウドファンディング上で実施した。そのためにまずは10万枚のチケット代を西野さん自ら立て替えたのだとか。
「映画を届けるためには、何でもしようと思って。作品は作って終わりではないので、届けるところまでやらないと。育児放棄みたいなことは絶対しません」
マッチングは見事成功、公開前にして10万人の子供たちに、『映画 えんとつ町のプペル』のチケットが約束された。
映画製作の場で西野さんが言い続けていた言葉がある。それが「変化球はいらない。ど真ん中ストレートを投げよう」。
「あえてこれをやりましたみたいなのは1ミリもいらない。どの世界でも経歴を重ねると変化球を投げたがりますけど、まずは照れないで、どポップ、どメジャーをやりましょうよって」
2020年という忘れられない年の最後、プペルたちのストレートな言葉は、きっと胸に刺さるはず。
「今年はみんな大変だったと思います。あの手この手で上を見続けようとがんばる主人公たちを見てもらえたら、きっと励まされると思います。そういった方々へのエールになったらうれしいです」
絵本や映画の脚本、そして製作総指揮と、まだまだエンタメ作家・西野亮廣さんの脳内から目が離せません!
『映画 えんとつ町のプペル』
製作総指揮・原作・脚本/西野亮廣
監督/廣田裕介
声の出演/窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔ほか
©西野亮廣「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
https://poupelle.com/
※12月25日(金)全国ロードショー

PHOTO=後藤武浩

TEXT=安井桃子

PICK UP

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale

This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

2•3月合併号 Now on sale

This is LOVE

12月22日(金)に発売されるGINGER2024年2・3月合併号の表紙には、Hey! Sɑy! JUMPが登場! 2023年にデビュー16周年を迎え、最新アルバム「PULL UP!」が発売されたばかりのHey! Sɑy! JUMP。GINGER連載「TAG」では、メンバー同⼠が互いをプロデュースして、普段あまり⾒ることのないコーディネートで登場し、毎号話題になっていました。どんな時もお互いに⽀え合い、切磋琢磨を繰り返し過ごしてきた彼らの“絆”を表紙、そして中⾯のビジュアルそしてインタビューで掘り下げています。さらに豪華2⼤付録つき…なので絶対に⾒逃せません。また巻頭にはGINGERから届けたいメッセージ「愛」を特集。レギュラーメンバーそして注⽬のゲストたちのインタビュー、ビジュアルが盛りだくさんです。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する