なにわ男子の西畑大吾さんが6月16日(金)全国公開のホラー映画『忌怪島/きかいじま』で初主演を果たし、そのキャリアに新しい一歩を刻んだ。日々前進していくなかでの、ずっと変わらない決意を語る。
お化けの存在は基本的には信じています!
西畑大吾さんには、演技の現場に立つたびに強く思い出す言葉がある。
「『今、持っているすべての力を現場で出し切りなさい。それでミスをしても、必ず周りの方が助けてくれるから』。2017年の映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』に出演させてもらったときに、主演の二宮(和也)くんに言われた言葉です。直接ご一緒するシーンはなかったのですが、気にかけてそうアドバイスをしてくださった。以来、常にこの言葉が、胸にあります」
西畑さんの主演作となるホラー映画『忌怪島/きかいじま』の撮影の際は、この言葉の意味をさらに深く考えることになった。
「全力を出すのに、主演かそうでないかは関係ありません。けれど主演である以上、助けてもらうのではなくて、ちょっとでも周りを引っ張っていけるような芝居をしなければと意識しました」
その決意とともに挑んだ本作。しかしそれは、西畑さんが大の苦手だというホラー作品。
「撮影前に清水崇監督の作品を改めて観て、終わった…と思いました(笑)。怖すぎるんです! なにわ男子のメンバーの大橋(和也)にも『撮影現場からお化け連れて帰ってこんといてな』とか言われるし…。僕、霊感はないですが、お化けの存在は信じてるんですよね。だって、これまでで人間、何人おったと思います!? なかには絶対お化けになっちゃう人おるでしょ…。でも実際に現場に入ったら、みんなすごく助け合っていて、和気あいあいで、監督も『おっちゃん!』って呼びたくなるような、すごくいい雰囲気でした」
仮想空間と現実世界を行ったり来たりする設定の本作、撮影は奄美大島で行われた。
「初めての土地に集まったというところも、スタッフ・キャストが団結できた理由のひとつかもしれません。名物料理の鶏飯も美味しかったし、とても楽しかったのですが、海での撮影は本当に怖かった。浅瀬でも波を感じるとすごく恐怖を覚えるんです。そもそも海に入ること自体めちゃくちゃ久しぶりでしたし。もうしばらく海はいいです(笑)」
撮影を楽しみ、充実した日々を過ごした西畑さん。クランクアップし、作品が公開される今、二宮さんの言葉から決意したように、持てる力を出し切れたかと聞いてみると…。
「今、自分が持っている力がどれだけのものなのか正直わからないけれど、それでも自分ができることは、すべてやり切ったつもりです!」
西畑大吾に2つの質問!
Q. 人生での永久保存の思い出は?
A. デビュー発表の瞬間
あのときの感情、景色も鮮明に覚えています。あの日のことはきっと一生覚えていると思います。
Q. そのときにした、今も続く永久保存の決意とは?
A. このメンバーで戦っていく
デビュー発表の日は、ふわふわしてちゃんとした決意ができなかったです。でも数日経って、これからはもっと広いステージで、もっと広い世界で、メンバーとともに戦っていくことになるんだなって考えたときに、気を引き締め直したというか、もう一度自分のなかで、しっかりとやっていかないと!と、とても強く思いました。もちろんその思いは今も変わりません。
『忌怪島/きかいじま』
監督/清水崇
出演/西畑大吾(なにわ男子)、生駒里奈、山本美月ほか
※6月16日(金)全国公開
https://kikaijima-movie2023.jp/
西畑大吾(にしはただいご)
1997年1月9日生まれ、大阪府出身。NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」「あさが来た」に出演、その後も映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』などに出演し、俳優としても活躍。2021年、なにわ男子として「初心LOVE」でデビュー。8月放送予定の「24時間テレビ 愛は地球を救う」ではメインパーソナリティを務める。