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TIMELESSPERSON

2021.02.03

おじさん?なのにコドモ?の奇々怪々

“大人のフリ”して放置(我慢したり、見て見ぬふりしたり)せず、煩わしい人間関係をぶった斬り、好きな人たちとだけ生きていく——。そんな“自分基準”を掲げて、人生を楽しく、生きやすくしていきませんか? 脚本家 岸本鮎佳さんの連載「私、幸せになるんで。はい、サヨウナラ」。あなたの人間関係やモノ付き合いの整理整頓&取捨選択に際し、ぜひご参考に!

vol.13「大人の仮面を被った子供、妖怪開き直りジジイに気をつけろ!」

岸本鮎佳

(c)seewhatmitchsee/Shutterstock

好きなタイプの男性について聞いたとき、「子供みたいな心を、持ってる人」と答える女は少なくない。

私は正直サッパリだけど、子供みたいな無邪気な一面を持ってる男を、「この子は私がいないとダメだわ!」と母性本能をくすぐられるのだと思う。

そもそも「男はいつまで経っても子供」という謎の暗黙の了解が存在してるのは、半分開き直ってるようで、私は好きじゃない。

いやいや、大人だし!
お前もう、30だし! 子供じゃないし!
男が「男って、子供だからな!」と開き直るのは納得できない。

私と仲良い友人は、長年彼氏がいなかったが、つい半年前に彼氏ができた。

彼は3個年下で、内気で人見知りで、少し根暗で、あまり人に心を開かないタイプ。

そして、ちょっと子供な一面があるという。

でも、彼女は彼に対して寛容で、ちょっとしたことで拗ねてしまったり、ヤキモチを焼く彼のことを上手く手懐けていた。

そして、そんな彼のことを可愛がっているようにも思えた。

彼女は明るく前向きで、とても頭が良くて、人の気持ちがわかったうえで、さりげない気遣いが出来るタイプで、私から見ても素敵な尊敬すべき女性だった。

私は喧嘩になると、相手のプライドをぶち壊し、論破してしまう。
その結果、可愛くない女になって終焉を迎える。

彼女は例え言い合いになったとしても、彼のプライドをちゃんと守ったうえで、冷静に自分の意見も言う。

そんな彼女の大人な対応力によって、彼は徐々に成長していった。

転職し、収入も増え、少しずつ性格も明るくなってきたという。

彼女が完璧なアゲマンなのだ。

このまま結婚するのだと思っていた。

岸本鮎佳

(c)GoodStudio/Shutterstock

でも先日、彼女は突然、彼に別れを告げたという。

驚いて理由を尋ねると、

「彼が自分の仕事に嫉妬してきたから」

彼女は、仕事柄いろんな人と一緒に仕事をする。

著名人や、彼女自身が尊敬している人物と仕事をすることもある。

ある日彼女がずっと仕事をしてみたかった著名人と仕事をすることが決まったと彼に報告したとき、彼はあからさまに拗ねたという。

話を聞くと、それはその男性に対して、性的な嫉妬もあるが、彼女の仕事が充実していることに対しての僻みが大きかったという。

私も昔同じような想いをしたことがある。

私が憧れの人と仕事をすることが決まり、あまりのうれしさに彼に衝動的に電話してしまったとき、彼の返事にドン引きした。

彼「・・・へぇー・・・で? オチは?」
私「・・・え?」

そう。明らかに拗ねていた。

私は彼の仕事のことも、一緒に喜んだし、へこんでたら愚痴を聞くくらいのことは当たり前にしてきた。

それが例え同業者だったとしても、嫉妬するとか拗ねるとか、そんな子供じみた行動はしない。

それを男友達に相談した時、その答えに更にドン引きした。

「しょうがないじゃん、男はみんな子供なんだからさ!」

・・・は?
いやいや、お前はもう立派な大人だよ?

彼女も、私も、「大人の仮面を被った坊や」という妖怪にやられてしまった。

「子供心を忘れない無邪気な男の子」と「大人の仮面を被った子供妖怪開き直りじじい」は、全然違う。

ということを、警告したい。

そんな男の世話をしていたら、自分が「妖怪世話ババア」になってしまうから。

彼女も私も、無事成仏させられて良かったと心から思う。

大人の仮面を被った子供妖怪開き直りじじい・・・

はい、サヨウナラ・・・

いつか本物の大人になれるといいね!

岸本鮎佳の【私、幸せになるんで。はい、サヨウナラ】をもっと読む。

TEXT=岸本鮎佳

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