キレイになるためには気持ちのメンテナンス、意識革命も重要です。業界で絶大な信頼を集める美容ジャーナリスト齋藤薫さんが、独自の視点で「いい女」に近づくためのヒントをお届けします。
オキシトシンは、最強ホルモン
人はホルモンに操られている。そういう意味で今、大注目を浴びるのが「幸せホルモン」オキシトシン。美容効果やダイエット効果が認められ、例えば、1.肌の水分量を高め、2.バリア機能をアップ、3.肌の幹細胞を活性化して、老化を防ぐ。また4.脂肪の蓄積を防ぎ、5.筋肉量を保ち、6.肌のたるみをおさえる。とまあ良いことずくめ。だからこそこのホルモンの分泌を高めるのが、美容における一大テーマとなっているのだ。
でもオキシトシン活性美容を始める前にまず聞いてほしいのが、オキシトシンを増やす生き方そのものが、文字通り幸せになる上で決定的な道しるべになること。ご存知のように、母と子、あるいはペットとの触れ合いなどによるスキンシップで多く分泌されることから、「愛情ホルモン」とも呼ばれるが、今このコロナ禍ではハグはおろか、握手だってしばらくできないと言うなら、自分で自分に触れること。つまりマッサージ。手のひらで両頬を包み込み30秒、手を離して30秒休息、これを5回繰り返すハンドプレスが効果的との説あり。1秒間に5センチほど手を動かすマッサージが効果的だとの説あり。ならば2つを組み合わせてみよう。
でもそれだけじゃない、実は何かに感動すること、人に親切にすることでもオキシトシンが生まれる。人と親しくし、触れ合い、親切にする、そして感動する、そうした対人関係が美しい人を形作る…なんだか素晴らしい仕組みではないか。幸せになるだけでなく、人に愛され、キレイにもなれてしまう生き方なのだから。
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