それぞれの時代の常識を覆し、活躍してきた女性たちが持っているもの、それは強くブレない心。行動する勇気が出ないとき、自分に自信が持てないとき・・・。読むだけでそっと背中を押してくれる、心に響く名言をご紹介。
流されない自分になるヒント
自分に自信がないのなら、何を着飾っても価値はない。
If you’re not feeling good about you, what you’re wearing outside doesn’t mean a thing.
―レオンティン・プライス(歌手)
貧しい生まれでありながら才能を見出され、アフリカ系アメリカ人として初のメトロポリタン・オペラの主要アーティストに。その歌声は黄金の声と称され、黒人歌手が活躍する場を広げました。環境に屈することなく、実力で駆け上がった彼女の言葉から、自信を持つことこそが、真のスタートラインだと教えられます。
たとえ100人の専門家が、「あなたには才能がない」と言ったとしても、その人たち全員が間違っているかもしれないじゃない。
Even if 100 specialists say to you that they’re talentless, there is a possibility that all specialists made a mistake.
―マリリン・モンロー(女優)
男性中心の社会だったころ、女性であることに誇りを持ち、あえてその魅力を全面に出して人々を魅了した彼女。トップスターへ上り詰めたのは、もともとの美貌だけでなく、努力と研究によるものだともいわれています。そんな彼女でさえ、自分の才能不足を感じていると語っていたこともあるそう。誰でも自信をなくし、落ち込んでしまうことはあるもの。そんなときこそ、人の意見に左右されず自分を信じて歩いてみましょう。
私のセオリーは、自分に自信があるように相手に思わせられれば、何でもできるということ。たとえ自分を見失ってしまっているときでもね。
My theory is that if you look confident you can pull off anything.
Even if you have no clue what you’re doing.
―ジェシカ・アルバ(女優・実業家)
出産を機に、女優以上に実業家として成功している彼女。しかし挑戦した当初はハリウッドからの評価も低く、多くのバッシングもあったといいます。上を目指すからこそ、自信たっぷりに振る舞うこと。どんな立場であってもこの考え方が根底にあれば、ジェシカのように走り続けられるはず。
あなたの心が語りかけることだけをしなさい。
Only do what your heart tells you.
―元ウェールズ公妃ダイアナ
“自由でいたい”という気持ちが強かったといわれているダイアナ。特に注目されたのはセンセーショナルなファッション。英国王室にも影響を与え、彼女が登場してから女王でさえ服装に合わせて黒や赤の手袋をするようになったというエピソードがあるほど。その忖度しない個性は、多くの女性の憧れの的に。心の声に耳を傾けることが、芯のある女性になる近道です。
行動するチカラをくれる言葉
私は自分が失敗することも、壊れることも許す。私は自分の欠点を恐れてなんかいない。
I allow myself to fail. I allow myself to break.I'm not afraid of my flaws.
―レディー・ガガ(歌手)
幼いころから変わり者扱いをされてきたというガガ。いじめなどの辛い経験もありながらも、逃げずに音楽の道を目指しました。愛を忘れず、自分をさらけ出して輝く彼女の言葉には深い説得力があります。欠点を恐れないこと。それこそ、羽ばたく秘訣かもしれません。
失敗しなくちゃ、成功はしないわよ。
You have to fail, and I do not succeed.
―ココ・シャネル(デザイナー)
帽子店から始まるシャネルの歴史。開店当初は生活できないほどでしたが、舞台女優がその帽子を被ったことでブランドとして躍進したといわれています。逆境にも負けなかった彼女の強さは、失敗を恐れずに挑戦し続けたこと。「人は失敗で強くなる」という言葉も残しているほど、その必要性を説いています。ときには、全力でぶつかってみましょう!
気にくわないことは変えてごらんなさい。変えられないときは、向き合う姿勢を変えるのよ。
If you don’t like something, change it. If you can’t change it, change your attitude.
―マヤ・アンジェロウ(詩人・活動家)
人種差別を受けて育ちながらも夢を諦めず、歌やダンスを続けてオフ・ブロードウェイの舞台に。さらにはエジプトへ渡って編集者になり、各国の言語を学び活動し、自らの世界を広げました。そして、クリントン元大統領就任式典で自作の詩を朗読するまでに。文句を言うのではなく、立ち向かうことで道は開けることを示してくれています。
なりたかった自分になるのに、遅すぎることはない。
It is never too late to become what you might have been.
―ジョージ・エリオット(作家)
女性が認められづらかった時代、男性名で作家としてイギリスで活躍した彼女。38歳で初の小説を発表し、晩年になるほど文名を高めました。挑戦は、何歳になってもできるもの。前向きに夢を追いかけて。
いかがでしたか? もし歩く道を迷ってしまったとき、また自信をなくしてしまったとき、ぜひ思い出してください。この言葉たちが、きっとあなたの支えになってくれるでしょう。
参考資料/『コトバのギフト 輝く女性の100名言』上野陽子著(講談社)、『心に響く英語名言集 世界の女性編』デイビッド・セイン 小松アテナ著(Jリサーチ出版)、『世界の女性名言事典』(PHP研究所)、Web『名言ナビ』、Web『BrainyQuote』ほか