肌はもちろんのこと、世の中のことも本気で考えるコスメブランドが増えている。それは真に美しく生きるための「クリーンビューティ」というあり方。積極的に選ぼう。「買い物は投票」と言うように、私たちの選択こそが未来を決めるから。
フロルとは?
日本にナチュラルコスメ文化を広めるべく、長年第一線で活躍してきた植物美容家の吉川千明氏。約1万人の肌をカウンセリングしてきたビューティカウンセラーでもある彼女が、2020年に満を持してローンチしたブランドが「flor(フロル)」。
ブランド名には「すべての女性に花開いてほしい」という思いが込められており、年齢、肌の状態を問わず、どんなときも心地よく使える究極のコスメを開発している。
吉川氏をブランド立ち上げへと突き動かしたのが、ヨーロッパで薬用ハーブの最高峰として知られるオレンジ色の花「カレンデュラ」。長年の経験のなかで、吉川氏が何度も救われてきたというほどのパワーを持つこの花は、本来、調達が難しい。しかし不思議な縁がつながり、吉川氏が惚れ込むクオリティのカレンデュラに、日本で出会うことができた。長野県の菅平高原で丹精込めて育てられたカレンデュラが、フロルのコスメのキー成分となっている。
スタートしたばかりのフロルの商品ラインナップは、ローションとクリームのみ。しかも常に在庫があるわけではない。それは植物ありきでものづくりをしているから。もしいま在庫が切れていたら、次の収穫でつくられる分を少しだけ待っていてほしい。
肌への優しさ:植物のパワーでトラブル肌を元気に!
フロルのコスメの特長は、なんといっても、植物のパワーを存分に生かした処方。ホルモンバランスの変化や環境の変化、季節の変わり目など、さまざまなストレスから起こる肌トラブルに寄り添ってくれる。
抗炎症作用と鎮痛作用を持つカレンデュラを主役に、ツバキ油やハマナスなどの植物、微生物由来、海洋成分など、吉川氏が納得できる成分のみを厳選。人体と環境に配慮し、シリコンや合成香料、動物性成分は一切使用せず、防腐剤まで自然由来で仕上げているという。
環境への優しさ:自然と一体化するバイオダイナミック農法
フロルが仕入れるカレンデュラは、「バイオダイナミック農法」によって育てられている。
月の満ち欠けなど地球と植物のリズムを考えて栽培していく農法で、農薬や化学肥料を使わないため何年続けても土壌が汚染されることなく、続けることで健康的な土壌と植物を育てていくことができる。
「植物をたくさん育てれば育てるほど環境が良くなっていくバイオダイナミック農法は、生産者も消費者も幸せにしてくれる。日本中に広まってほしい」と吉川氏。
社会への優しさ:地方創生にも貢献
農法だけでなく、フロルは製造にかかわる人、地域、社会にも目を向け、世の中にいい影響をもたらす仕組み作りに余念がない。
例えば、原料のひとつである北海道浦幌町のハマナス。栽培している会社の代表は、過疎化の危機だった浦幌町を盛り上げるために移住し、町が存続していけるようにハマナス栽培の産業を興したという。この農園で栽培されたハマナスを使用することが、地方創生や社会貢献に取り組む農業経営者たちのサポートにつながっている。
定番アイテム:どんな肌悩みにも心地よく寄り添うクリーム
肌が荒れる、乾燥する、くすんで見える、ハリ・ツヤがない、使っていた化粧品が合わなくなってきた、時間がない……たくさんの悩みに、これ1本で対応するオールインワンアイテム。
スキンケアにおいて重要なのは乾燥ケア。肌に潤いを与えることを重視したこだわりの成分配合で、1年中ベタつかずに肌の保湿ができる。
キュートな柚子の香りに、ベチバーとクロモジの大地の香りがブレンドされたフルーティシトラスの香りは、やみつきになる心地よさ。深呼吸をしながらスキンケアをすれば、心まですっきり癒される。
使い方は、洗顔後に2〜3プッシュ分のクリームを顔になじませるだけ! さらに攻めたスキンケアをするなら、このクリームを美容液や乳液として別のコスメと併用するのもおすすめ。どんなコスメにもよくなじみ、それぞれの効果を高めてくれる。
フロル
https://www.bxe.co.jp/brand/flor
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