抜群のセンスと明るいキャラクターで、GINGERをはじめとする女性誌や美容誌はもちろん、モデルやタレントさんからも引っ張りだこな人気ヘア&メイクアップアーティスト木部明美さん。今回の連載「木部明美のおとなメイク実験室(キベラボ)」は、おしゃれな秋メイクをご紹介します。
寒色×暖色。一見アンバランスな組み合わせが洒落感をアップ
今回、木部さんが提案するのは、目元は寒色×口元は暖色。そんなアンバランスさがおしゃれなモードメイク。目元のキーカラーはネイビー。どんな色とも合わせやすく、クールな色味で黒よりも存在感が出て、それでいて洒落感のある、木部さんの最近イチオシのカラー。ベースに肌なじみのいいカラーで色や質感のニュアンスをつけ、ラインやマスカラなど、部分使いとして入れるのがポイントです。
合わせる口元には、トレンドのからし色リップを。赤みのないカラーの方がこなれ感が出て、大人っぽく仕上がります。また、チークを下めに入れるのもポイント。ルネッサンス期の絵画にインスピレーションを受けたそうですが、肌に柔らかな血色感と透明感が出るうえ、下の方に入れることで逆に頬骨が高く見えて、立体感が出るのだとか。
このメイクの使用アイテム
How to Make-up
1. クリームシャドウを上まぶたの目頭よりに
グレイッシュなモーヴカラーのクリームシャドウを上まぶたの目頭から黒目ぐらいまで塗ります。全体を塗らないことで抜け感を。目のキワにのせ、指でぼかすように塗り広げるとキレイに。パールの輝きのニュアンスカラーで目元に立体感と深みを出します。
2. 目尻にネイビーのぽってりラインを描く
上まぶたの目尻に、ネイビーペンシルでぽってりとした太めのラインを描きます。ボテッとした感じが洒落感を出すポイントなので、ライナーはリキッドでなくペンシルをチョイス。ペンシルライナーがない人はネイビーシャドウでもOKです。
3. ネイビーマスカラを上下まつ毛にオン
明るめのネイビーマスカラで軽さと抜け感を出します。まつ毛を上からも下からきちんと塗って、しっかり発色させるのがコツ。
4. 唇はオーバーリップで存在感を
リップは輪郭を取るように唇に直塗り。少しオーバーリップ気味に塗ることで、女っぽさを出すのがポイント。
5. チークは下めかつブラシでふんわりと
頬骨の下のくぼみ部分、輪郭との中央ぐらいに、ブラシでふんわりとオン。ほんのり血色を感じるニュアンス程度に。
完成!
洒落感のあるネイビーの目元に、女っぽいマスタードカラーのリップが絶妙なバランスの、スタイリッシュなモードメイクが完成!
いかがでしたか? 黒よりも軽くて強さも出るカラー、ネイビー! マスタードカラーのリップが難しい人は、暖色のベージュ系を選んでもOK。簡単におしゃれ顔に仕上がるので、ぜひマスターしてみてください。
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