ヘア&メイクアップアーティスト 木部明美さんの人気連載「おとなメイク実験室」通称“キベラボ”。 毎月さまざまなテーマを決めて、木部さんの感性が光るメイクのTIPSをお届けしています。 現在のテーマはリップ。1本の同じルージュを、塗り方によって印象チェンジする試みです。美GINGERメンバーの石井里奈さんが4変化!
マットピンクをどう使う?
今回使用するのはマットなピンクのルージュ。前回は上からリップクリームを足して、ツヤのある仕上がりにしましたが・・・
「今回は“きちんと塗り”で、このリップの質感や発色を活かしていきましょう。ポイントは、塗る前のひと手間です」
「まず、唇全体にコンシーラーを塗っていきます。指でたたきこむように。いったん唇本来の赤みを消すことで、リップそのものの色を楽しむことができるんです」
「しっかり塗りたいときは筆で。まずは上唇の中央にきちんと山を作って、その山から自然と下ろすように口角へ。淡い色のリップは、多少オーバー気味に描いても馴染みやすいので、ぽってりとした唇を演出できます」
「下唇は、外側から真ん中へ。両側から描いた線を真ん中でつなげたら、最後に内側を埋めます」
完成!
少しとろみのあるマットピンクがキレイに発色。ブラウン系のアイメイクと合わせることで、ノーブルな雰囲気に。
「リップの色と質感をキレイに出したいときは、まず最初にコンシーラーを。基本的なテクですが、面倒で省きがちな人が多いと思います。ここぞというときにはぜひ試してくださいね」