ヘア&メイクアップアーティスト 木部明美さんの人気連載「おとなメイク実験室」通称“キベラボ”。 毎月、さまざまなテーマを決めて、木部さんの感性が光るメイクのTIPSをお届けしています。 今月は、読者の皆さんからも「苦手」という声が多いヘアアレンジに注目! 美GINGERメンバーの小林舞良さんが4変化します。
秋冬こそ、ヘアアレンジが必要!
小林さんの髪は、手入れの行き届いたナチュラルストレート。ツヤもあり上品ではありますが「いつもぺたんこ」なのが悩みだそう。
「たまにアレンジでボリュームを加えるのもひとつの手。とくにこれからの季節は、ニットなどボリュームのある服を着ることが増えるので、すっきりとアレンジすることでおしゃれ感がアップしますよ」
誰でもできる、くるりんぱを応用
まずはざっくりとアイロンで癖をつけた髪を、耳の後ろあたりでハーフアップに。
「上半分の髪で、くるりんぱをします。きっちりとまとまりすぎないよう、手ぐしでラフに。バランスを見ながら、トップの髪を軽く引き出しておくのがこなれて見えるポイントです」
上半分の毛束と、下半分の髪をひとまとめにしてゴムで結びます。
「ここでもう一度くるりんぱです。きゅっと引き締めて、結び目を首筋まで寄せます。美人見えのカギとなるのは、後頭部のボリューム。くるりんぱを2回重ねることで、自然に盛れるんです」
後ろに垂れている毛束の一部を取り、ヘアゴムを隠すようにくるっと丸めて、先ほどのくるりんぱの結び目部分へ。アメピンを差し込み、固定します。
「このひと手間で、完成度がアップ!」
完成!
ボリューミーなのにすっきりと自然なひとつ結びに仕上がりました。
「凝ったように見えて、特別なテクは一切使っていないことをおわかりいただけましたか? これからのシーズンのおしゃれには、意外とヘアが重要。何だかコーデが決まらないな、と思ったときにはぜひ、試してみてくださいね」