「ファッションはもっと自由に!」そんなポリシーを抱くスタイリスト長澤さんがモード・コンサバなおしゃれをナビゲート。今月は、パワフルで魅惑的なヴェルサーチェの2022-23秋冬コレクションから、“凛とした反骨心”を持つミステリアスな女性像を表現。
メリハリのあるシルエットがセンシュアルな魅力を導く
丸みを帯びたフォルムのポンチョとコンシャスなドレープスカートの組み合わせで、力強くセンシュアルなコントラストを描く。
エンパワーメントを象徴するコルセットの存在感
マイクロミニドレスにあしらわれたコルセットが印象的。ボディコンシャスな女性らしさにパンチを効かせて。
エネルギッシュに進化した異端なツイードの魅力
ヴェルサーチェのシグネチャーでもあるツイードは、ほつれやほころびを施すことで“高貴な反逆”を表現。ポジティブなピンクカラーで華やかに。
シェイプの効いたミニドレスとラテックスの絶妙なバランス
光沢感のあるラテックスレギンスが、ルック全体の引き締め役。ラグジュアリーなムードを残しつつ、どこかパンキッシュなスパイスが薫る。
「女性の体を最大限に活かし、ポジティブでパワフルに魅せる、ヴェルサーチェ。今季はミステリアスな色気が漂うコンシャスドレス、それに合わせるラテックスレギンスなど我が道を行く凛とした女性を表現しています。セクシーだけれど媚びない色気を纏い、エネルギッシュな女性へと格上げしてくれる――身につけるだけで自分に自信を持たせてくれる、そんなヴェルサーチェの服を私も今季トライしたいと思っています」(長澤さん)
長澤実香(ながさわみか)
1974年生まれ、北海道出身。雑誌・広告のスタイリングのほか、ベビー服ブランド「Hijiki.」も手がける。モノの背景に宿るストーリーや、まとう女性像からスタイルを提案。モデルや女優からの支持も厚い。
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