いつも素敵なあの人のスタイルは、いったいどうやって成り立っているの? BEAMS SALON / JOIÉVE ディレクター三條場夏海さんの“センス”のナカミを徹底解剖。リアルに真似したい着こなしルールに注目。
ルール1:いつだってベースはレディシンプル
“女性らしくあること”、そして“無駄のないシンプルさ”が私のファッションの根幹に常にあるもの。いろんなスタイルを経て、自分のベースをやっと見つけたところです。このふたつはどんなテイストのときも変わらない、私の基盤になっています。
リブだけどフィットしすぎないシルエットにこだわって作ったJOIÉVE(ジョエブ)のワンピースは、コンサバ見えでもなく、リゾートっぽくなりすぎない絶妙なさじ加減を狙いました。
レディな着こなしにタイトシルエットは必須。でも今っぽさも欲しいので、トップスかボトムスのどちらかは“ちょいゆる”で。ラフすぎないタックパンツくらいが私にはベスト。
細身ストレート派な私にとって、ゆとりのあるフレアーを選ぶようになったのは進化。でもラフにはきたくないので、ウエストとヒップラインがコンパクトであることは譲れない条件です。
ちゃんと女っぽい、三條場流デニムスタイル
デニムパンツをはく日は、きちんとさや女度は高めで。トップスは必ずウエストインしてメリハリのあるライン作りを忘れずに。
ルール2:コンサバ回避に抜け感アイテムを
女っぽさを重視しちゃうとどうしてもコンサバ見えしてしまうので、どこかに“抜け”を作ることを大切にしています。決めすぎない“軽さ”を意識すれば、品と洒落感を両立できます。
1. アクセサリーはさり気ない華奢なタイプを愛用。
2. 洗練されたフォルムが特徴のマリア ブラックが最近のお気に入り。
3. 肌見せも私にとっては抜け感作りの方法のひとつ。ノースリーブのトップスはつい買ってしまうアイテムです。
4. パンプスだと真面目すぎてしまうとき、女っぽさと抜け感のバランスが絶妙なミュールが最適。
ルール3:辛口要素をこっそり仕込む
コーディネートの仕上げにちょっとだけエッジを足していることに最近気付いたんです。シンプルな着こなしは、ラフな雰囲気に転びがち。それを防ぐ役割を担ってくれています。
黒×レザーのかけ合わせは、品良くスパイスを足してくれる。
ボトムスのなかでも、黒のパンツは私の定番。肌見せや甘めトップスのときには欠かせません。
ルール4:憧れブランドでスタイルに自信を
自分のファッションの軸がはっきりしているので、もう一歩格上げするためにアイテムの質にもこだわるようになりました。少しずつ投資しています。
投資アイテムはバッグや靴などの小物がメイン。特にマノロのシューズは外せません。最近の新入りは初買いしたトッズのサンダル。セリーヌのTシャツとデニムは思い切って清水買いしました。