読者から支持を集めるGINGERのレギュラースタイリストの私服をリサーチ。おしゃれのプロフェッショナルたちのスタイリングセオリーをひもときます。
【坂野陽子さん】洗練モードは“ブラック80％以上”で作る
シャープなムード漂う、こなれたスタイリングが得意な坂野さん。人と差のつく、無難にならない定番カラーのコーディネート術って？
「昔から変わらず好きなのは、無駄をそぎ落としたモードなテイスト。そこを基盤に、カジュアル、マニッシュ、フェミニン、スポーティといった異なるテイストを加えていって、気分と印象をチェンジしていくのが私らしいスタイルのポイントなのかなと思います。
髪色を明るくしてからは、もっぱらベーシックカラーを好んで着るように。そのほうがバランスを取りやすい気がして。なかでも黒アイテムの所持率が高いなって改めて思いました（笑）。
同じ黒でも素材やディテールによって表情が変わるので、黒ベースのコーディネートって奥が深くて面白い！ 季節を問わず楽しんでいるMYスタイルです」（坂野さん）
素材のコントラストが着こなしに奥行きを生む
OUTER／Jakke SWEAT／VINTAGE WHITE KNIT／STUNNING LURE DENIM PANTS／5 1/2 BAG／NOMADIS BOOTS／Dr.Martens
「ファーコートも黒ならゴージャスにならず、ストリートスタイルにもマッチ。アイテムごとに素材を変えれば、よりメリハリある着こなしに」
黒をセンターに集約して縦のラインを強調
DOWN VEST／MACPHEE SWEAT／ZARA PANTS／HYKE BAG／BOTTEGA VENETA BOOTS／THE ROW
「ボリュームのあるダウンベストも、ブラックをチョイスしてシャープな印象に。パンツをブーツインしてIラインをメイクします」
小粋なアクセントに効くディテールの妙
JACKET／STUNNING LURE TOPS／patagonia SKIRT／UNIQLO×Theory SUNGLASSES／EYEVAN7285 BAG／SAINT LAURENT BOOTS／THE ROW
「ジャケット＆プリーツスカートにあえてフリースのトップスを投入。こういうハズしテクも、ブラックだとトライしやすいと思います！」
レイヤードテクで重量感をコントロール
OUTER／uncrave KNIT／uncrave SHIRT／GALERIE VIE PANTS／VINTAGE BAG／VASIC BOOTS／TOD'S
「ニットから白シャツをチラ見せ。些細なことですが、どうしても重たく見えてしまうブラックコーデに軽快さを生む重要ポイントです」
ミニマムだから際立つパワフル柄の存在感
OUTER／VINTAGE KNIT／ZARA PANTS／ELENDEEK BAG／Maison Margiela SHOES／Manolo Blahnik
「強さのあるレオパード柄は足元でさり気なくON。ツヤ感のあるパンツと相まって、黒コーデをスタイリッシュに引き締めてくれます強さのあるレオパード柄は足元でさり気なくON。ツヤ感のあるパンツと相まって、黒コーデをスタイリッシュに引き締めてくれます」
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