5年後、10年後——その先の未来のために、今私たちは何を買うのが正解なのでしょうか? この記事では、私たちの頼れるおしゃれの先輩であり、人気スタイリストの白幡啓さんに、これからの私たちに必要なアイテムをナビゲートしていただきます。
自分だけの名品が自然と出来上がっていく
「コロナ禍という大変な時期を経て、買っていらなくなったら捨てるというのではなく、もっとじっくりと吟味して、本当に欲しいものだけを選び取りたいという気持ちの今こそ、自分にとっての名品が何なのかを真剣に考えるチャンスです」と話す白幡啓さん。
白幡さんが考える、アラサー世代が今手に入れておくべきアイテムとは・・・?
「名品を選ぶとき、『何歳になっても使える』ことや、『飽きないデザイン』というのも重要ですが、それよりももっと大切にしてほしいのが“好きなものしか買わない”と決めること。
例えば、ボッテガ・ヴェネタのパデット カセット。ブランドのアイデンティティを感じるデザインには、名品としても廃れない魅力を感じます」
「仕立ての良いセリーヌのメンズ黒ジャケットは、どんなシーンにも、そしてトレンドが変わっても大活躍しています」
「ホーセンブースのジュエリーは、あまり人とかぶらない、上級者っぽいデザインをあえてセレクト」
「エルメスのカレはアニマルモチーフが好きなのですが、毎シーズン色で迷いに迷います(笑)。大切な友人にプレゼントすることも」
白幡啓さんがナビゲートするアイテムたち、いかがでしたか?
心から好きだと思えるものを追求する——その誠実な気持ちを重ねていくことで、自分だけの名品が自然と出来上がるもの。この先5年、10年と色褪せない名品は、アラサーで手に入れて長く愛用することが賢い選択なのです。